数学検定準1級(2018年7月22日実施)をふりかえる。
[mathjax]
2018年7月22日実施の
第322回「実用数学技能検定(以下数検)」の受検を振り返りたいと思います。
バス停、間違えていました!
実は、同じ名前のバス停が二ヵ所ありまして。
A(α)と、A(β)という感じで、カッコ内を見て位置を判断しなければならないのです。
昼食や、アクセスなどに使う時間が中途半端になるので、予定よりも一時間早く出かけることにしたのが幸いでした。
A(α)からバスに乗ると思って待っていたのですが、定刻になっても来ません。
バスの時刻表アプリをよく見たら、待つべきバス停は、A(β)だとわかったのでした。
運行の本数が少ないバスだったので、次を待つのはやめて、地下鉄を利用することになりました。
後で調べてみたら、乗る予定のバスも、A(β)発でしたので、予定通りの行動をしていたら、計算技能検定に遅刻していたと思います。
今後は、検定などを受けることが多くなると思うので、再受験生のころに作っていたもちもののチェック表やタイムテーブルをアレンジして、数学検定用のチェック表・タイムテーブルを作成しておきました。
受検会場の雰囲気
12:50より入室可能でした。
受検会場には、12:50より入室可能でした。
会場には、12時ごろには着いていたので、早く入れたらいいのになと思いましたが、
いざ入室してみると、解答用紙に貼る受検番号シールと、問題冊子(解答用紙含む)が机に配付された状態でしたので、
公正を期すのと、スムーズな運営のためには制限が必要だったからだな。と納得しました。
男性(男子)が多め?
入室を待っていると、人が少しずつ集まり始めるのですが、全体的に男性や男子が多かったです。
2級以下は女の子もいましたが、準1級、1級の部屋は、女性(女子)が3人しかいませんでした。男性は、少年とか、男子とか呼べるような人から、シニアまで年齢層が幅広いのですが、
女性は、少女、女子ぐらいですね。女性は、付き添いのお母さんぐらいで、女性受検者としては、私が最高齢かもしれません。(笑)
大人のリケ女が増えるといいのになぁ。と思います。
1級受検者は全員が男性でした。(いつか混じって、受検したいです。)
おもしろい世界が広がっていたかもしれませんね。
また、十数年前に2級を受けたときよりは、認知度が上がっているのでしょう、1級や準1級受検者も増えているように思いました。
みんな、荷物が少ない!
男性が多かったからかもしれませんが、みんな荷物が少ない!
何が入ってるの?っていうようなうっすいカバンとか、
大きめのリュック(ふだんは通学用)なんだけど、中身は少なそうとか。
私は、今回、暑さ対策グッズと、お昼ごはんなどを入れていたので、
A4トートバッグがパンパンになってしまいました。
荷物の多さは、数学とは何も関係ないのですが、性差を感じましたね。
計算技能検定について
問題冊子について。
A3用紙を2つ折りにした状態で、表紙(検定の種類や注意事項が書いてある)と裏表紙(ロゴマークが描いてある)を除く6ページに7問が配されていました。
第1問と第2問がA4判1ページにおさまり、第3問から第7問までは、A4判1ページに1問の配置です。
私は、字が大きいので、スペースに余裕があるだろうかと心配していましたが、まったく問題ありませんでした。
問題の構成について。
ちなみに、問1から問3までが高校数学でいうと、ⅡBの範囲で、
問4から問7までが数学Ⅲの範囲でした。
感想・印象
難易度は普通かな。と思います。ものすごく難しいという感じではありません。
でも、ちょっとひねってあるなと思いました。
問1の三角関数の合成関数は、コサインで合成させたい意図が満々。
(ま、サインでもできますが)
問3の数列も、学校の問題集だと結構後半に載っているような、でも出せばおもしろい問題でした。
『カルキュール』や、学校の問題集などを使って、よく手を動かしておけば、十分見直しの時間ももてる問題構成だと思います。
問5が難しかった!
とはいえ、心残りなのは、問5の積分の問題です。
$$\Large \int \frac{1}{\sin 2x} dx$$
が結局できませんでした。
一応答えを書いたけれど、間違えていると気づきましたので、ここは確実に不正解だと思います。
対数になるのでは?と思ったところまではよかったのですが・・・。
悔しいので、暗記ドリル化してやろうと思います。
数検では、ちょっとひねった積分が出るような気がするので、
暗記カードならぬ暗記ドリルを作って、覚えてやろうと思います。
① | $$\Large \int\sin \theta d\theta$$ | ② | $$\Large \int \cos \theta d\theta$$ | ③ | $$\Large \int \tan \theta d\theta$$ |
④ | $$\Large \int \frac{1}{\sin \theta}d\theta$$ | ⑤ | $$\Large \int \frac{1}{\cos \theta}d\theta$$ | ⑥ | $$\Large \int \frac{1}{\tan \theta}d\theta$$ |
⑦ | $$\Large \int\sin 2\theta d\theta$$ | ⑧ | $$\Large \int\cos 2\theta d\theta$$ | ⑨ | $$\Large \int\tan 2\theta d\theta$$ |
⑩ | $$\Large \int \frac{1}{\sin 2\theta}d\theta$$ | ⑪ | $$\Large \int \frac{1}{\cos 2\theta}d\theta$$ | ⑫ | $$\Large \int \frac{1}{\tan 2\theta}d\theta$$ |
⑬ | $$\Large \int\sin^2 \theta d\theta$$ | ⑭ | $$\Large \int\cos^2 \theta d\theta$$ | ⑮ | $$\Large \int\tan^2 \theta d\theta$$ |
⑯ | $$\Large \int \frac{1}{\sin^2\theta}d\theta$$ | ⑰ | $$\Large \int \frac{1}{\cos^2\theta}d\theta$$ | ⑱ | $$\Large \int \frac{1}{\tan^2\theta}d\theta$$ |
数理技能検定について
1級の受検者は、2次を受けずに帰る人もいました。2次の方が合格していて、計算の方が不合格なんて、すごいなぁ。と思いました。
問題冊子の構成について。
これは、1次の計算技能検定と同じでした。
持ち物について。
受検証に案内があったとおり、数理技能検定では、ものさし・コンパス・分度器は必須、電卓は任意でしたが、やはり、
ものさし・コンパスは任意、
分度器は不要
電卓は必須 でよいと思います。
考えてみると、分度器やコンパスを使ったのは、せいぜい中学校ぐらいまででした。
高校数学範囲ですと、グラフや図形は、ほぼフリーハンドで描きますので、図を少していねいに描いたほうが、問題を解きやすい。と考える人ならば、ものさしやコンパスは持っておくとよいと思います。
私は、今回問6で、表を作成したので、ものさしを使いました。
また、同じく問6で電卓をバリバリ使いました。
やっぱり、持っていくべきは電卓ですね。
2018年9月検定以降、1級から5級は、分度器の持ち込み不可となりました。
協会ホームページには、ものさし・定規とコンパスに関しては、「必須」との記載があります。
詳しくは、個人受検の流れをご参照ください。
2次は自信がないです。
手は動かしたけれど、計算のエグさにやられました。
うまい発想が得られれば、計算のエグさが軽減され、解けたと思いますが、今回は準備不足だったと思います。
手ごたえが全くないので、このまま間を置かずに勉強して、10月の検定でリベンジしたいと思っています。
今後の勉強について。
大学受験用の問題集を使って勉強しようと思ってきましたが、
現在、「行列」は範囲外となっていますし、やっぱり独特な問題が多いように思いますので、
数検用の問題集をもう一冊増やそうかなと考えています。
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