数学検定準1級の二次検定の必需品。
2018年7月22日実施の
第322回「実用数学技能検定(以下数検)」の受検にむけ、勉強していますが、
二次検定で電卓は必需品だな。と思った話を。
受検証には「電卓は任意」と書いてあります。
受検証には、【検定当日の持ち物】の記述欄があります。
受検証(写真貼付)、筆記用具、
2次のみ:ものさし・定規、コンパス、分度器、電卓のみ任意
2018年9月検定以降、1級から5級は、分度器の持ち込み不可となりました。
協会ホームページには、ものさし・定規とコンパスに関しては、「必須」との記載があります。
詳しくは、個人受検の流れをご参照ください。
大学入試との比較
大学入試の場合は、センター試験は、コンパス・分度器、電卓はもちろん、ものさしも持ち込み不可です。
二次試験は、ものさしは持ち込み可でした。
よって、ふだんからフリーハンドでグラフを描く習慣がついているので、
二次試験の際も、一応持ち込んでいいと書いてあったから、ものさしを持っていきましたが、
ほとんど使いませんでした。
実際には、[mathjax]\(\Large x\) 軸や \(\Large y\) 軸、微分の増減表をパパッと書くのに使える程度でした。
大学入試で道具を持ち込ませない理由
大学入試の場合は、問題数が多いので、計算はわりと簡単にしてあります。
ということは、ものさしやコンパスなどを持ち込み、正確な図を描けば、
正確な答えが出てしまったり、解答を導き出す助けになってしまうおそれがあるのです。
作図することによって答えを求めることを防ぐために、これらの道具を持ち込ませないのだろうと思います。
数学検定は小問の数が少ないぶん、計算がエグい。
数学検定は、大学入試とは違って、合格者数に制限がありません。
誰でも、得点が基準を超えれば合格となります。
合格者数も少ないよりは多いほうが、モチベーションアップにつながるでしょう。
将来的に、より上級の受検者を増やすためか、小問の数は少なめにしてありますが、
そのぶん計算がエグいです。
「電卓は任意」のことばを信じるとエライ目に遭うよ。
大学入試で数学を使った人は、大学入試のような感覚でいるとエライ目に遭います。
私も過去問を解くまでは、
時間かかるかもしれないけど、手で計算できる範囲なんじゃない?
と思っていました。
とんでもないです。
エグッ!と思った問題を2例示しますので、判断してみてください。
例題1
$$\Large x=0.5 として f\left( x\right)=1-\frac{1}{2}x^2+\frac{1}{24}x^4 を計算し、\\\\ \Large 小数第5位を四捨五入して、小数第4位まで求めよ。$$
例題2
$$\Large \log_{10}2=0.3010 および、\log_{10}3=0.4771 とする。$$
$$\Large t=22\cdot \frac{\log_{10}12}{\log_{10}2} を計算し、\\\\ \Large 小数第1位を四捨五入して、整数で答えよ。$$
ゴリゴリ手で計算できなくもないですが、持ち込んでいいとあるのですから、
電卓を持ち込んで、さっさと計算してしまうほうが楽ではありませんか。
大学入試で数学Ⅲまで使った人は。
極論をいうと、大学入試で数学を使った人のほとんどは、
定規やコンパス類はいらないと思います。
まぁ、持って来いと書いてあるのですから、持っていきますが、
最悪忘れてもどうにかなると思っています。
しかし、電卓は必須です。
時間的な余裕の有無にかかわらず、こんな計算、手でしたくないです。
今回の受検では、エグい計算は、電卓に任せることで省エネし、
そのぶん、多くの問題を正解や完答に近づけるよう努力しようと思います。
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