数学の解答作成に必要とされる意外な素養
単純に数学を解くことを楽しむなら、特に意識する必要もないと思いますが、
数学に関して、なんらかのテストを受ける場合、案外得する素養があると思います。
この「素養」も、数学を解く能力と同様、一朝一夕には得られないものなので、
もし、私と同じタイプなら、受験(受検)にむけて、夏休み中に少し練習しておくとよいかもしれません。
数学の解答作成に必要な素養
数学そのものに「むいている」素質は、「すなお」であること。だと思いますが、
数学の解答作成にむいている素養というのは、意外にも「文字が小さく書ける」ことなのです。
私は、文字を小さく書くのが苦手です。
いろんな記事で書いていますが、私は、もともと字を大きく書くくせがあるところにきて、
0.9ミリ2Bの鉛筆シャープと、白紙を使って数学を解くので、
びっくりするほど紙を消費してしまいます。
しかし、0.9ミリ2Bシャープを使って、罫線のない白紙に文字を書けば、
大きくならないわけがないですよね。
あんまりほめているようにとられないかもしれませんが、
消え入りそうな薄い字で、小さく書ける人(若い女の子に多いですね)は、うらやましいです。
数学のときだけでも、なんとかこうならないか。と思うのですが、
太く、濃い芯の書き味を知ってしまうと、もどれないんですね。
逆にストレスたまって、数学どころじゃなくなるので、
「なるべく小さい字で!」と自分に念じながら解くしかありません。(笑)
センター試験の数学は、「文字の大きさ」対策も講じておくべき
そのせいで、センター試験の数学では、余白だけでは足りず、
気がつくと時間が経っていて、あわててしまい、ますます字が大きくなる。という
負のスパイラルに陥っていました。
自分なりにあれこれと対策を講じてみましたが、あんまりうまくいきませんでした。
もともと「字が大きい」のですから、小さくするっても、限界があるわけですね。
ちなみに、近年のセンター数学は、少し余裕のある配置になったと思います。
以前は、解答はじめ!の合図があったら、問題冊子の表紙から縦に山折りにして、
B5の紙面に2段の段組みができるようにしていましたが、
近年は、その必要はなくなりました。(というか、すると邪魔になるのでやらないほうがいいかも)
しかし、センター数学を受ける人は、B5サイズB罫ノートをB6サイズの状態にして、
そこにすべて書き込む練習をしておくとよいと思います。
紙面が限られているのは、おそらくそのぐらいのスペースで、なんとか計算できるという出題者の意図があるのだろうと思います。
余白がどのぐらいあるかを意識すれば、計算のくふうや積分の1/6公式や、1/3公式、1/12公式などを覚える努力をしなければならないなど、具体的な戦略が見えてくると思います。
数検よ、お前もか!
紙面に困るのはセンター数学だけだろうと思っていたら、
なんと数学検定もでした。
大学の二次試験と比べれば、小問の数が少なく、そのぶん計算はエグいものが多いです。
そんなわけで、まぁ、コピー用紙の消費量のハンパないこと!
と心配になりました。
2013年から余裕のある問題用紙になっていました。
解答用紙のスペースが気になったので調べてみました。
すると、平成25年3月(2013年3月)より、問題用紙のページ数に変更があったようです。
問題用紙が8ページ(表紙含む)になり、計算などに使えるスペースが増えます!
平成25年4月検定から、準1~11級の問題用紙を従来の4ページから8ページに拡張いたします。(中略)
問題間の余白が広くなり、計算などに使えるスペースがこれまでよりいも広くなります。
なお、出題数(問題数)や解答用紙の変更はありません。
従来:A4判・4ページ(表紙含む。A3判用紙2つ折り)
4月検定以降:A4判・8ページ(表紙含む。A3判用紙2つ折りが2枚の構成)
*この変更にともない、準1級で別途配付していた計算用紙はなくなります。
これによると、2013年3月検定までは、おそらくA4判2枚のスペースに、7問が配され、
別途計算用紙が何枚か配られていたのだろうと思います。
しかし、2013年4月以降は、表紙・裏表紙(あると仮定しておく)を除くと、A4判6ページのスペースが存在することになります。
ほぼ1問1ページ状態ですし、必須と選択2問ずつを解くわけですから、解かない問題のスペースは、計算用紙として使うことができると予想できます。
ちょっと不安ですが、このぐらいあれば、いくら字が大きい私でもなんとかなるかなぁ。と思っています。
今後も訓練が必要ですが・・・
数学検定も、「小さい文字」対策が必要なのか・・・と思いながら、買い物に行くため歩いていたところ、
ものさしをあてながら、文字を書くのはどうか。と思いつきました。
そして、帰ってさっそく試してみました。
たしかに、何もしないよりは、字は小さくなります。効果はありますね。
しかし、ものさしの存在がうっとうしくて、ストレスになってしまいました。(笑)
んは~、なんで白紙なのに、自由に書けんのだ!
やっぱり、長年つちかったスタイルはなかなか変えられそうにありません。
今回の検定は、「なるべく小さく!」と自分に言い聞かせながら、問題を解くことにします。
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