高校数学の「方程式の解の個数」に関する問題を解いてみる。(Yahoo!知恵袋より)
[mathjax]
グラフが描けなきゃはじまらない。
$$\begin{align}\vert 2\vert x-1 \vert +x-2 \vert -k=&0\quad より \\\\ \ y=f\left( x\right)=&\vert 2\vert x-1 \vert +x-2 \vert\quad\cdots\cdots\quad ① と \\\\ y=&k\quad\cdots\cdots\quad ② に分けて考える. \end{align}$$
①において
$$\begin{align}&\left( 1 \leq x\quad のとき\right) \\\\ f\left( x\right)=&\vert 2\left( x-1\right)+x-2 \vert\\\\ =&\vert 3x-4 \vert\quad \cdots\cdots\quad ③\\\\ \ &\left( x \lt 1\quad のとき\right)\\\\ f\left( x\right)=&\vert 2\cdot -\left( x-1\right)+x-2 \vert\\\\ =&\vert -x \vert\quad\cdots\cdots\quad ④ \end{align}$$
さらにそれぞれ細かく考えていけば、グラフが描けます。
③において
$$\begin{align}f\left( x\right)=&3x-4\quad \left( \frac{4}{3}\leq x\quad のとき\right)\quad \cdots\cdots\quad ⑤\\\\ \ f\left( x\right)=&-\left( 3x-4\right)\quad \left( 1 \leq x \lt \frac{4}{3}\quad のとき\right)\quad \cdots\cdots\quad ⑥ \end{align}$$
④において
$$\begin{align}f\left( x\right)=&-x\quad \left( x \leq 0\quad のとき\right)\quad \cdots\cdots\quad ⑦ \\\\ \ f\left( x\right)=&x\quad \left( 0 \lt x \lt 1\quad のとき\right)\quad \cdots\cdots\quad ⑧ \end{align}$$
⑤ , ⑥ , ⑦ , ⑧をもとに描いたグラフは以下の通り.
逆に、出題者は、細かく場合分けをして、4本の直線が引けるかどうかを試しています。
つまり、「アナタ、絶対値のグラフ描けますか?」って聞いているってことですね。
定数kをひとりぼっちにした理由。
①と②の式に分けました。
なぜ、わざわざ\( \ k \ \)だけをひとりぼっちにしたのかというと、
\( \ x \ \)軸に平行な\( \ y=k \ \)とすることで、
①のグラフとの共有点の個数を判別しやすくするため。です。
さらに,直線\( \ y=k \ \)を\( \ k=2 \ , \ 1 \ , \ \frac{1}{2} \ , \ 0 \ , \ -1 \ \)を例に引いてみます。
グラフの上から,
\( \ k=2\quad のとき\quad 2個 \ \)
\( \ k=1\quad のとき\quad 3個 \ \)
\( \ k=\frac{1}{2}\quad のとき\quad 4個 \ \)
\( \ k=0\quad のとき\quad 2個 \ \)
\( \ k=-1\quad のとき\quad 0個 \ \) となっていますね。
$$\begin{align}y=k\quad は, \ &x \ 軸に平行な直線である. \\\\ グラフより,&y=f\left( x\right) \ と \ y=k \ が4つの異なる共有点をもつのは, \\\\ &0 \lt k \lt 1\quad のとき \end{align}$$
何ひとりで絶対値の問題解いてんだよ~~~!
(オニのいぬ間の洗濯だったのに・・・。)
いや、そろそろ定期試験とかありそうだしぃ、いつもいつも御登場いただくのも悪いかな。なんて。
というか、オレは、寂しいぜ。
オマエにとって、オレは、その程度の存在だったのか・・・。(うっ、うっ・・・)
つ、次に絶対値の問題があったら、必ず呼びますから。ねっ、今日は機嫌直してくださいよ。
いくぞッ!
こたえ
$$0 \lt k \lt 1$$
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