再認識:A4コピー用紙は臨機応変・変幻自在なマルチプレイヤー
数学を勉強するときに、コピー用紙(白紙)を使うのが私の高校以来の習慣です。
コピー用紙のサイズや書く方向などの試行錯誤を経て、今は、A4二つ折りのA5縦長づかいに落ち着いています。
今回は、A4コピー用紙を使うことになった理由について書いてみようと思います。
ちなみに、前回の記事はこちら。
A5ノートのオールマイティさに脱帽。
ブログ記事の下書きのため、試しにA5サイズ(148×210mm)のノートを使ってみたのですが、
ものすごく気に入りました。どうやら私は、Aサイズの用紙が好きなようです。
また、教育職員検定に関するノートもA5サイズで作ったのですが、すごく使い勝手がよかったです。
これら2冊のノートを通じて私が感じた「A5サイズノートのメリット」は、以下の2点でした。
- 持ち運びやすい大きさ。(小さいカバンでもすっと入ります。)
- 無駄なスペースができにくい。
もちろん、必要があれば、見開き縦長づかいをすることでA4としても使えますよね。
理想は、白紙のA5サイズノートなのですが、コスパのよいものが見つからないので、ひとまずA4サイズコピー用紙にもどることにしました。
私が考えるノートとコピー用紙の一長一短
と思っていましたが、ノートが綴じてあるということは、メリットでもあり、デメリットでもあります。
メリットは、記述内容が時系列に並んでいるということです。
デメリットは、差し替えができない、不要になっても削除できない。ということです。
コピー用紙やルーズリーフは、ノートのメリット・デメリットが逆転しています。
ページの差し替えや、並び替えなどが自由にできますし、不要となったページだけを削除するということができるのがメリットです。
いっぽうで、その移動や差し替えの自由度の高さがデメリットにもなります。
ページ番号をつける(ナンバリング)ようにしておかないと、何かのアクシデントでページがバラバラになってもすぐには直せませんし、
バインダーファイルに収める際のルールを決めておかないと、自動的に時系列に並ぶことはなく、検索時に苦労することになります。
メリット | デメリット | |
ノート | 記述内容が時系列に並ぶ | 差し替え不可・ページ削除不可 |
コピー用紙・ルーズリーフ | 差し替えやページ削除が容易 | 時系列に検索できない |
保管期間によって、「ノート」を使い分ける。
綴じてあるノートと、コピー用紙やルーズリーフには、どちらにもメリットとデメリットがあることがわかってきたことで、
自分の性格や書き留める内容に応じて使い分けたらよいのではないか。と考えるようになりました。
ノート
保管期間 |
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内容 |
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ノートは、「新しく学ぶもの」を書き留め、一定期間保管しておくには最適だと思います。
新しく学ぶものは、知識がほぼゼロの状態から学んでいくので、基礎的なところから始まり、順を追って深まっていきます。
ノートの内容は、自然と時系列・基礎から応用へと並ぶことになりますね。
知識がおぼつかない時期は、アクシデントによってノートに記録した順番が入れ替わってしまうと、混乱をきたすおそれがあります。
ゆえに、順を追うべきものは、簡単に差し替えることができないほうがよいのです。
また、綴じてあるということは、学習内容がそのノート一冊に集約されているということでもあるので、そのノートさえ見ればよいということになります。
検索の手間が省け、見返しやすい・復習しやすい勉強道具となります。
学習内容(知識)が自分にとって「あたりまえ」になる、すなわち定着するまでには、半年から1年ぐらいはノートを保管しておく必要があることが多いと思いますが、学習内容ごとにノートを作っておけば、要不要の判断は、個別に行うことができますね。
コピー用紙やルーズリーフ
保管期間 | 数日~数週間 |
内容 |
|
コピー用紙やルーズリーフは、それぞれのページを自由に移動させることができ、不要となったページだけを削除してもほかに影響が出にくいので、
短期間存在してくれればいいものを書き留めるのに向いています。
結論。今の私には短期保存・可処分なコピー用紙やルーズリーフが最適。
2019年1月中旬ぐらいまでは、ブログ更新に力を入れると同時に、数学のカンも鈍らせないように数学を勉強すると決めているので、
「今の私はコピー用紙やルーズリーフを使うべきだ」という結論に至りました。
数学するときの私は刹那的
私の場合、数学に関しては、いつまで経っても過去の自分とシンクロすることができません。
以前解いた数学の解答を後で見返しても、「なんのこっちゃ。」となることがほとんどです。
あとで見返しやすいように。とあれこれ工夫をしてみたこともありますが、
どうやら手を動かすことで考えているようなので、決定版!のような清書解答を作っても、次回役に立たないのです。
よっぽど手を動かさず、楽にシンクロしたいなら、解答用紙を動画で記録しておくしかないのかもしれません。
「過去の自分とシンクロするためのツールとして、紙の記録を利用する」ことはあきらめたので、
解答用紙を、次回答え合わせのためだけに残しておくことにしました。
問題集についてくる解答冊子は、活字が整然と並び、きれいなグラフなどもついていますが、
すべての問題の解答が載っているので、答え合わせの瞬間に、いちいち検索するのがめんどくさいのです。
その点、古い解答用紙は見慣れた自分の文字で書かれていますし、その問題の答えや、注意点しか書かれていないので、検索の必要もありません。
答え合わせをして、新たな「答え」ができたら、古いほうを捨てることになるので、頭の中でも新陳代謝が進んでいるような気分になれます。
未来の自分にもわかりやすいように。とその瞬間の最善を尽くしてノートづくりをすること自体は無駄ではありません。
むしろその行為が、習熟度を高めるといえます。
しかし、理解が深まったり習熟度が上がると、同じ問題でも、過去の自分と現在の自分では切りこみ方が違うこともあります。
今の自分には、過去の自分からの解説が丁寧すぎてわずらわしいと感じることもあったので、
きれいに書くとか、数ヶ月~1年後の自分にむけて。というような長期保存を目的としたノートづくりはやめました。
たとえ同じ内容を書くとしても、都度作ったほうがいいようです。
ブログの下書きと更新の順番は同じとは限らない。
ブログを始めたころは、下書きをせずに、考えながらキーボード入力をしていたため、ものすごく時間がかかっていました。
それを改善しようと、持ち運びに便利で、下書きを集約できそうなA5サイズノートを使ってみました。
実際、下書きをすることで、記事更新の効率は格段に上がったのですが、
上に挙げたノートのデメリットがモロに発現しました。
当然ですが、ブログの下書きは、記事を書いてしまえば不要となります。
また、記事にする順番は、自分の気分や内容によって変わるので、ノートのページ順と同じとは限りません。
それゆえ、記事化して不要になったページがノートの中にバラバラと存在するようになりました。
記事を書くためにノートを検索する際には、もう不要なページまでめくらないといけないのがわずらわしく、
のりでページを閉じたり、色ペンで大きくバッテンをしたりもしました。
すると今度は、のりのせいでノートが不自然に攣れてめくりにくかったり、色ペンのバッテンの見た目が悪かったりして不快になり、とうとうその手間さえもめんどくさくなりました。(笑)
さらに、下書き自体も、思いついた順に書いていくので、テーマやカテゴリが散らばっています。
あるテーマに書き足したいとき、別のテーマのページをまたがなければならないので、内容の把握が難しいこともありました。
バレットジャーナルのように、ノートにナンバリングし、
新しいカテゴリを作ったら、ノートの途中でもカテゴリごとのもくじを作るようにして、管理してみるなど、試行錯誤してみましたが、私には不向きなシステムであったようです。
コピー用紙のおかげでストレスフリーに。
長年、白紙を使ってきたからかもしれませんが、
要不要の判断と保管・処分のタイミングがリンクしやすいコピー用紙は、私の勉強やブログ更新スタイルに合っているんだなと再認識させられました。
ある程度まとめてブログの下書きを作り、記事を書いていくようにしているのですが、
バインダーにたまっている下書きの束が、記事化するにつれ、確実に減っていくのを見ると、達成感と快感が得られます。
「紙があるから神が来ない」という言葉が好きで、定期的に紙をバサバサ捨てています。
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