A4用紙を袋とじにして使うメリットと周辺のツールについて。
[mathjax]
ノートに関する記事も、3つめになってしまいました。
これほど思い入れがあったのか。と我ながら驚いています。(^◇^;)
これまでに書いた記事はこちら。
現在はA4サイズ(210×297mm)を横長に使っています。
数学の勉強と、ブログネタの下書きには、ページが独立していて、不要になれば処分がしやすいコピー用紙やルーズリーフがむいている。という結論に至りました。
さらに、私の書く文字の大きさからもAサイズの紙がよい。ということで、
A4コピー用紙を横長で半分に折って、表裏4枚のA5サイズを縦長づかいすることにしました。
また、基本ルールとして、以下の2点を定めました。
- A4用紙の表裏にあるA5サイズ4ページで1テーマ書くこと。
- 横書きの場合、表側の左→右、裏返して左→右と使う。
紙の管理のため、カール事務器のルーズリーフパンチで袋とじになるように穴をあけ、キョクトウのA5サイズバインダーにまとめています。
|
|
袋とじ最強。
はじめは、A4用紙を半分に折ってできるわのほうに穴をあけたり、
A4用紙の短辺の片方にA520穴の穴をあけてみたりしました。
しかし、検索したいノートじゃなくても、一枚一枚めくらなければならなかったり、
穴があいてないほうの短辺がじゃまにならないよう折り返さなければならなかったりと、後の管理がめんどくさいことがわかりました。
そこで、A4用紙がA5用紙になるよう半分に折り、短辺2枚を重ねて穴をあける「袋とじ」にしました。
こうすると、穴をあけただけなのに、使い勝手が格段に良くなります。
同じテーマのノートは、重ねてから袋とじ状態でバインダーに収めておけば、テーマごとにめくることができ、バインダー内の検索スピードが上がります。
同じテーマの表側左ページについている穴をバインダーに通しておけば、同じテーマのノートが一度に4ページ見わたせることになります。
こうしてみると、あらためて「袋とじ」ってすごいな。と思いますね。
金属リングのバインダーファイルがオススメ。
A5の20穴バインダーファイル選定も、少し悩みましたが、
結局、もともと持っていたキョクトウのバインダーファイルを使うことになりました。
ちなみに、検討したのは以下のとおり。
重さ | 収容枚数 | 穴の数 | |
A5ノート(60枚) | 152グラム | 60枚 | なし |
キョクトウ | 191グラム | 140枚 | 20穴 |
テフレーヌ | 122グラム | 60枚 | 20穴 |
ファイロファックス | 132グラム | ? | 6穴 |
無印良品 | 149グラム | 130枚 | 20穴 |
まず、ノートだけでも152グラムの重さがあるのに驚きました。
キョクトウのバインダーファイルは、それだけで191グラムもあるので、紙を挟んだら300グラムなんて簡単に超えてしまうことになります。
当初は、持ち運びやすさ。軽さ。も考えたいなと思い、テフレーヌやファイロファックスも検討したのですが、ファイルに求める条件をつきつめた結果、購入を見送りました。
テフレーヌは、軽さと、紙をバインダーにはさんだままでも書きやすい。という点が魅力でしたが、
私がバインダーの使用する目的やシチュエーションを考えると、テフレーヌの長所は生かせそうにありませんでした。
私にとってバインダーは、記事更新までの下書き保管ツールです。
書くときも、バインダーにはさんだままで書くことはなく、バインダーを持って外出する。などのシチュエーションもめったにありません。
軽さや書きやすさよりも、20穴リングの強度や開けやすさのほうを重視するべきとの結論に至り、テフレーヌは候補から脱落しました。
ファイロファックスも見た目がよく、使いやすそうだったので、だいぶん迷ったのですが、
ファイロファックス自体がなかなか高価なバインダーであること、6穴であるため、新たに6穴パンチを買い足さねばならぬことを考えると、
という結論となり、堅牢でコスパのよい(Amazonで500円台で買える)キョクトウバインダーに落ち着きました。
その後、記事化のペースがネタの増加に追いつかず、140枚収納可能なキョクトウバインダーでも賄えなくなってきたので、
アネックスとして、無印良品のA5サイズ20穴バインダーを買い足したのですが、
アネックスも、キョクトウバインダーにすればよかったな。と思いました。
いざ使ってみると、値段の差が、そのまま見た目や使いやすさに反映していました。
簡単にまとめたのが以下の表です。
キョクトウ | 無印良品 | |
価格 | Amazonで 500円台 |
350円 |
全体的な 見た目・作り |
丁寧 | ザツ |
リング金具の 開閉 |
開閉が楽 | 油断できない |
(詳細は以下の文章を参照してください。) | ||
カバーの手触り | つるつる なめらか |
ザラザラ ゴツゴツ |
カバーの手触りや見た目などは、個人の好みで判断が分かれるところだと思いますが、
金属リングバインダーを買う以上、リング金具に関しては少しこだわるべきかと思います。
キョクトウバインダーは、楽にパカッ!と開き、金具が閉じるスピードと心の準備がそろうイメージがあります。
また閉じたら、リングにつけてある歯がガッチリとかみ合うので、簡単にはずれたりしません。
ファイルの管理を安心して任せられるのが、キョクトウバインダーの特長だといえます。
いっぽう、無印良品のバインダーは、金具の開閉に関して、キョクトウバインダーよりも力がいる印象です。
上の表で「油断できない」と書いたのは、金具を閉じるときのことを指します。
キョクトウバインダーは、閉まるな・・・閉まるな・・・と力と心の準備がそろうイメージがあったのに対し、
無印良品のバインダーは、力が閾値に到達したとたん、バチン!と閉まるので、ネズミ取りのように油断できない気がします。
以上をふまえると、使い心地のよさを追求するなら、キョクトウバインダーがオススメです。
ルーズリーフ自作派なら カール事務器のグリッサータイプが買い。
また、ルーズリーフ自作派の方は、ゲージパンチも、少しいいものを買っておいたほうがいいと思います。
というのも、ルーズリーフ自作派の方は、市販のノートやルーズリーフを利用する頻度は高くないからです。
ノートが必要となった時、書く以前に、「ノートを作成する」作業が必要となるわけですから、
その作業をいかに楽に効率よくこなすかが課題となってきます。
ゲージパンチには、以下のようなものもあります。価格もお手頃ですし、見た目もソフト・ライトです。
しかし、私自身の経験でいうと、このタイプのゲージパンチは、「値段の手頃さ」と「手や指の負担・時間のロス」とを引き換えにするようなものなので、オススメできません。
もともと私も、このゲージパンチを持っていました。(たしか、大学生のころに買ったので20年モノ?)
私のゲージパンチは、一回に最大4枚までしかはさめず、5回に分けてパンチを握りこむことになります。
ですから、たとえばB5サイズで、縦長方向に26の穴があいたルーズリーフを作るなら、5回はパンチを握る必要があります。
パンチの方に、円形の紙片がたまるタンクがもうけられているのですが、タンクに紙片がたまってくると、パンチを握りこんでも刃が十分に下りず、だんだん力が必要となります。
さらに困ったことには、タンクに紙片がたまりすぎると、ふたが紙片の圧力に耐えられず、突然ふたがあいて紙片がこぼれだすこともありました。
再受験生時代、一気に100枚の紙に穴をあける作業をしたことがあったのですが、この作業でゲージパンチにほとほと懲りました。
$$\begin{align}1回あたり&穴を開けられる枚数が4枚なので, \ &100\div4=25\quad 回の作業を要し, \ 26穴を開け&るのに5回パンチを握りこむ必要があるので,\ &5\times 25=125\quad 回パンチを握りこみます。\ さらに,100枚の&紙から円形の紙片が,\ &26\times 100=2600\quad 枚出ることになります。 \end{align}$$
作業の途中から、パンチを持っていた手に痛みと震えが出て、終わった時には、30分ぐらいはほかの作業ができませんでした。
手が使い物にならない状態になって、ゲージパンチからグリッサータイプの買い替えを決意しました。
道具の機能性の乏しさを、気力や体力、時間と引き換えにするほうがよっぽどもったいない。と思ったからです。
私の場合は、これまでもこれからも、ノートは、コピー用紙をカスタマイズする「自作派」であるので、少々値の張るグリッサータイプであっても、宝の持ち腐れ状態にはならないだろうと判断したのも理由のひとつです。
このゲージパンチも挟める枚数は4枚までなのですが、青いレバーをスライドさせれば穴が開くので、時間もかからず、当然手にかかる負担もありません。
また、丸い紙片を受ける容量も大きいので、相当な枚数の紙に穴をあけても、レバーの動きを重たく感じることはありません。
見た目も値段もいかついですが、日常的に勉強する人や、ルーズリーフ自作派の方は、買っておいて損はないアイテムだと思います。
見出しはA4カラー用紙で作るのがオススメ。
バインダー内をカテゴリ別に分けよう。ということで、大量に余っていたA4クリアファイルをA5サイズ4枚に分解しました。
そして、それぞれにダイソーのプラスチックでできた見出しを貼ってみたのですが、結論から言うと、ちょっと失敗でした。
クリアファイルは、収納する紙が折れないようにするために使うものでもあるわけですから、
紙よりも硬く、そのぶん厚みもあります。
いざ、「見出し」を作ってみましたが、見出しの役割しかないくせに、厚みを取ってしまい、
バインダーに挟める紙の枚数が減ってしまうことになりました。
そこで次に考えたのが、カラー用紙です。
色がついていれば、それ自体が見出しの役目も果たしますし、紙なので、これまでに記事化したテーマを書き留めておき、記事の重複を防ぐ。などの対策もはかれます。
バインダーファイルには「ゴールデンゾーン」がある。
こうして見出しもつくり、いざバインダーにはさんでみると、バインダーファイル内にもゴールデンゾーンがあることがわかりました。
よく使うもの・すぐに消化したいものほど、中ほどに配置するべきなのです。
私のブログに関するファイルを例としてみます。
私のファイルには、おおまかに分けて5種類の紙が収まっています。
- 「記事化したいカテゴリの見出し(緊急度高い)」
- 「記事化したいカテゴリの見出し(緊急度低い)」
- 「記事化待ちの下書き(緊急度高い)」
- 「記事化待ちの下書き(緊急度低い)」
- 「白紙(最も緊急度高い)」
ファイルは、左開きで使っていますから、通常上記5種類の紙は、そのままの順番で収まると思います。
しかし、バインダーファイルは、リングの根本の方へ行くほど、入れにくく、取り出しにくくなります。
つまり、操作性を上げるなら、緊急度の高いものほどファイルの内側に配置するべきなのです。
ですから、上記の5種類の紙は、
-
- 「記事化したいカテゴリの見出し(緊急度低い)」
- 「記事化したいカテゴリの見出し(緊急度高い)」
- 「白紙(最も緊急度高い)」
- 「記事化待ちの下書き(緊急度高い)」
- 「記事化待ちの下書き(緊急度低い)」
と配置し、ファイルを開くときも真ん中を開くようにすればよいのです。
そのほか、ファイル内に工夫をすれば、より効率があがります。
たとえば、カラー用紙で見出しを作っておき、もくじを作るように、記事化したいテーマを書き留めておけば、スケジュールも立てやすくなります。
また、配置によって、現在の自分にとって緊急度の高いカテゴリ・記事はなんなのか。というのも把握しやすいですよね。
現在のところ、「緊急度の高いカテゴリの見出し」と「白紙」をリングの左側、「記事化待ちの下書き」をリングの右半分に収めています。
記事化のペースが遅いと「下書き」がリング左側に侵食してくるので、「下書きづくり」と「記事化」のペース配分を考えるよいきっかけになります。
さらに、いつまでも中央にやってこられない「カテゴリの見出し」は、ブログ内のカテゴリに含めるべきかどうか。などの判断もできるようになりますよね。
ノートづかいをカスタマイズすれば自分の可能性が広がる
毎年年末になると、ビジネス雑誌では「手帳特集」が組まれたりしますし、
インスタグラムでは、勉強ノートや、デコレーションした手帳などが披露されています。
本屋さんの受験本コーナーにいけば、有名大学合格者のノート術をまとめた本が平積みになっていたりすることもありますよね。
「習・破・離」という言葉がありますが、
興味を持ったり、自分に合いそうだなと思えば、一度はそのとおりやってみましょう。
やってみないことには、問題点が浮かんできません。
オリジナルのやり方は、オリジナルの人に合っていただけで、そのまんま取り入れてもうまくいかないこともあります。
問題点が浮かんでくれば、あとは解決するだけです。
こうやって、「他人のやり方」だったものが「自分のやり方」に変わっていきます。
ノートは、自分がやっていること・やりたいこと、書き方や自分の性格などを踏まえ、さまざまにカスタマイズできる大きな可能性を秘めたツールです。
また、ノートをカスタマイズするためには、あらためて自分を見直す必要があります。
ノートの使い方をカスタマイズするうち、自分でも気づかない一面を見つけたり、新たな可能性を見出したりすることもできます。
長い記事となりましたが、一連の記事を読んでくださった方が、いろんな様式のノートを試して、自分の可能性をひろげていってくださるといいなと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません