RGBの表現色の概数を常用対数を用いて求めてみる
[mathjax]
16進数を用いることにより、たった6桁で計算上は、約1700万色が表せます。(10進数なら8桁)
計算機があれば、\( \ 16^6=16777216 \ \)と簡単に求められますが、
指数・対数を用いれば、概数が求められるよなぁ。と思い、やってみることにしました。
RGBは色を表現する方法のひとつ
私は、ITの専門家ではないので、RGBの説明は引用にて代えさせていただきます。
RGB 【Red-Green-Blue color model】
RGBとは、色の表現方式の一つで、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の配合比率を変化させて、すべての色を表現する方式。コンピュータで図形や画像、動画などを扱う際の標準的な色表現の一つで、ディスプレイ装置など加法混色の系で利用される。
赤・緑・青の3色は「光の三原色」と呼ばれ、RGB方式ではその組み合わせですべての色を表現する。3色を同じ輝度で混合すると無彩色(灰色)になり、すべて最大の輝度なら白、最小の輝度なら黒になる。各色を何段階で表すかにより表現できる色の数が異なり、よく用いられるのは各色256段階(情報量8ビット)の24ビットRGBである。
引用元:IT用語辞典 e-Words
ひとつの位に入る数字の数が10個=10進数
10進数はひとつの位に以下の10個の数字が入りますね。
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
これが10進数の考え方です。
ものを数えるときは、1から始めますが、
数の表現としては、その位に入る数がない。ということもありますから、0が含まれます。
さて、10進数における10とは、0から数えれば、11番めの数です。
でも一の位には、0から数えて10番めの数(すなわち9)までしか入れません。
ゆえに、一つ位を上げて、十の位に1をそして、一の位には1番目の数0を入れます。
ひとつの位に入る数字の数が16個=16進数
ということは、
16進数というのは、ひとつの位に、数字が16個入れる数の表現方法ということになります。
ただし、数字は、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9の10種類しかないので、
その後はアルファベットで代用します。
ですから、16進数の場合、
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F
という16種類の文字で数を表現します。
RGBが表現できる色は、16777216色
赤自体は、2桁ありますので、00からFFまでの数の表現方法があり、
\( \ 16^2=256 \ \)通り表せます。
GのGreen(緑)やBのBlue(青)も赤と同様ですので、
RGB全体としては、000000からFFFFFFまでの表し方があり、
計算上は、\( \ 16^6=256^3=16777216 \ \)通りの色が表現できることになっています。
対数でRGBの概数を求めていく
それでは、いよいよ対数を用いて、RGBの表現色の概数を求めていきます。 まずは、何桁の数なのかを求めます。
RGBは10進数で何桁か
たとえば、1.2位のような小数の位ってないでしょう?
上の計算は、10進数で7.224位(7.224桁)までは0が続く。といっているのですが、
自然数の世界で生きている私たちには、ピンときません。
そこで、少なくとも7桁までは0が続く。 ゆえに数自体は8桁である。と推定されるのです。
最高位を求める
最高位を求めるには、常用対数表があると便利です。(左記リンクより参照してください)
実際の数が\( \ 16^6=16777216 \ \)ですから、なかなかの精度ですね。
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