ふきの翡翠煮が好きすぎる。
蕗の虜。
最近、八百屋さんに行くと、蕗を見かけます。
見ると、私の心はウキウキ♪
夫が喜ぶだろうなぁ・・・。
と思うのですが、8割がたは自分が食べたいのです。(笑)
一度、ネットにあったレシピをもとに、作って以来、すっかり蕗の虜になってしまいました。
だし しゅみしゅみの、あのさわやかな味がなんとも言えません。
むは~!早く持って帰りたい!
うれしげにレジに持って行きます。
最近私が買うのは、「庄内フキ」と言われる品種。
葉っぱもふくめて1メートルぐらいはある蕗です。
その後、知り合いの方に教えていただいたのですが、
普通の蕗は、細く、丈も短くて、皮をむくと相当かさが減るんだそうです。
写真は、フリー素材のサイトからいただいてきたものなのですが、
蕗というとイメージに合うのは、これなのかも。
葉っぱに対して、茎部分が細く、短いですね。
これに対して、庄内フキは、このぐらいの大きさの葉っぱに、太さも長さも3倍ぐらいの茎がついています。
つまり、庄内フキは、異端の存在ということになりそうですね。
福岡で見かける蕗は、いずれも大きかった(セロリをイメージしてもらうといいかも)ので、
どこの蕗もこういうもんだと思っていたのですが、そうではなかったんですね。
お店の方が気を利かせて、
「持ち帰りやすいように、切りましょうか?」と言ってくださるので、
葉っぱを切り落とし(葉っぱはアクが強いため)、茎の部分を二等分の長さにしてもらうのですが、
緑の蕗を槍のように持って、帰り道を歩いてみたいのです。
道行く人に、「槍かと思ったら、蕗だ!」と、ぎょっとされたい。(笑)
庄内フキが出回るのは5月ぐらいまでのようですので、それまでには一回ぐらいチャレンジしてみたいと思います。(笑)
庄内フキは福岡県産でした。
庄内というと、山形県の庄内地方のことかと思っていたのですが、
なんと福岡県飯塚市にある旧庄内町を指すようです。
農産物
1.7ヘクタールに6名で栽培しているんだそうです。
福岡に住んでいる時に、庄内フキには出会ったことがないように記憶しているのですが、
広島に来ても、福岡にはなんだかんだと縁があるんでしょうね。
ありがとう♪庄内フキ。
そして、庄内フキに出会えてよかったなと思ったのが、楽な調理方法を知ることができたことです。
ネットで調べたふきのレシピは、茎部分をまな板に塩を振って、板ずりするものでした。
その後、少し下茹でしてから、冷水につけて、皮をむいていくのですが、
庄内フキには、ラップで茎をくるんでから、電子レンジで3分程度加熱したらいい。という紙がついていました。
試しにやってみたら、超カンタン。
もともとアクやエグミが少ない品種なのかもしれませんが、板ずりしていたころと変わらない翡翠煮を作ることができました。
すぐに、書き留めていたレシピを新たに書き直しました。
ふきの翡翠煮の作り方(庄内フキ版)
翡翠煮という雅な名前にはちょっと似つかわしくない色合いになってしまいましたが、味はいいんですよ。
簡単でおいしいので、ぜひチャレンジしてみてほしい一品です。
準備物
ラップ
鍋
包丁
まないた
計量カップ
大さじ
電子レンジ対応の加熱皿
キッチンタイマー
材料
庄内フキ:3~4本(売られている本数でそのまま作ります)
砂糖: 大さじ1~1.5
水: 300ミリリットル
こんぶだし・かつおだし(顆粒でOK): 適量
醤油: 大さじ1.5
かつおぶし: 適量(あまり多いとエグミが出る)
作り方
1 | 蕗を適度な長さに切り分け、加熱皿に蕗を並べ、ラップをかける。 |
2 | 電子レンジ600ワットで3分加熱する。 蕗をひっくり返して、もう2分加熱する。 (この間に、鍋に冷水を準備しておく) |
3 | ふきを冷水に30分さらす。 |
4 | 計量カップに、水、顆粒だし、砂糖、しょうゆを合わせておく。 |
5 | 包丁の刃の角部分を使って、皮をむき、食べやすい長さに切り分ける。 |
6 | 鍋を洗ってから、調味液とふきを入れていったん煮立たせる。 |
7 | 煮立ったら、弱火にして15分程度加熱し、火を止める。 |
8 | 粗熱が取れたら、容器にあけ、 かつおぶしを加えて、冷蔵庫に保存する。 (1時間~一晩かけると、味がしみこむ) |
2019年春は、あと何回、蕗が食べられるでしょう・・・
八百屋さんをまめにチェックして、さわやかな味を楽しみたいと思います。
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