決定版!さんま(秋刀魚)を食べやすくする下処理方法、教えます。
最近、大きなお魚をいただいたのですが、万能包丁では限界があったので、
刃渡りの小さい出刃包丁を買いました。
それがこちら。
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刃渡りが10.5センチしかないのですが、
別にマグロをさばくわけじゃなし、
魚をさばく経験の浅い私にはこのぐらいで十分。
いざ使ってみると、万能包丁とは比べ物にならないほどスムーズに下処理ができました。
この体験に味をしめ?
あれこれ試してみたくなった私は、秋刀魚(さんま)をさばいてみることにしました。
以下は、いろんなテレビ番組で紹介していたやり方をまとめたものなので、
最高に簡単な方法です。
秋刀魚(さんま)のおいしい時期です。ぜひお試しアレ♪
こんな秋刀魚(さんま)を選ぼう。
- くちばしが黄色い。
- 目が澄んでいる。
- ふっくらした体形
- 体表がキラキラしている。
あるといい道具
- 出刃包丁
- 骨抜き
- まな板
- 新聞紙
秋刀魚(さんま)をさばく。
まず、汚れ防止のため、まな板の上に新聞紙を敷いておいてください。
しっぽ付近に切れ込みを入れる。(両面)
しっぽごと切り落としてもいいのですが、見た目重視の方は、骨に到達するぐらいまで切れ込みを入れます。
両側にほどこしてください。
秋刀魚(さんま)を焼いたときに、身が縮んで、骨部分が飛び出てくるので、背骨をとりはずしやすくなります。
肛門の手前に切れ込みを入れる。
頭と内臓を一気に取り外すための下準備です。腸管と肛門とのつながりを切ります。
胸びれあたりに切込みを入れる。(両面)
胸びれの付け根あたりに、頭に向かって、斜めに刃を入れます。
頭頂のほうは切れてもいいですが、腹のほうは完全に切断せず、少し切り残しておくとよいでしょう。
これを両面にほどこします。
頭と内臓を一気に取りはずす。
胸びれのあたりを持ち、両手の親指を胸びれあたりに置いて、「首の骨を折る」ようなつもりで、
秋刀魚(さんま)の骨を折ります。(ポキッと音がします。)
山折り、谷折りして、秋刀魚(さんま)の身側を持ったまま、頭をそーっと引き抜くと、
頭に内臓がひっついた状態でスポン!と抜けます。
これがうまくいけば、まな板がほとんど汚れずに済みます。
背側に切込みを入れる。(両側)
秋刀魚(さんま)の背側に包丁の刃を斜めにして刃をいれます。
背骨から出ている小さな骨に当たるのを感じながら、頭のほうからしっぽのほうまで切り込みを入れます。
これを両側で行います。
(焼きあがったら、三枚おろしができるようなイメージです)
焼いて身が縮んだら、骨と身が離れますので、しっぽを頭のほうにむけていくと、秋刀魚(さんま)は背開き状態となって食べやすくなります。
腹側に切れ込みを入れる。
ここまででも十分食べやすくなっていると思いますが、
お魚を食べるのが苦手な人のためにもうひと手間を。
腹側も切り込みを入れて、内臓や血の残りがあれば、取り除いておきます。
このとき、骨抜きかスプーンがあると作業がしやすいです。
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骨抜きであれば、背骨から出ている小さな骨(人間でいうと肋骨のような)がつまめて、取り外せます。
水で内臓や血の残りを洗い流しながらついでにこれらの肋骨も取り除いてしまえば、
食べやすくなります。
インスタ映えはしませんが・・・
頭を落とし、背にも腹にも切れ込みが入り・・・となれば、焼きあがった秋刀魚(さんま)の姿は、
上の写真のようなインスタ映えするようなものではありません。
しかし、食べやすさは格段です。
しっぽを持って、頭のほうへ持ち上げると、まるでファスナーのように背開きができますので、
子供さんに喜ばれるかもしれませんね。
経験不足は、道具で補えます。
主婦歴の長い私ですが、出刃包丁は持っていませんでした。
しかし、今回の経験を通じて、魚をさばく経験の少ない人ほど、手頃な値段でいいから道具をそろえたほうがいいんだなと思いました。
専用の道具だけあって、作業中のストレスがありませんから、また次もやりたい。とか、やろう。という気持ちになります。
ということは、料理のレパートリーも増えることになりますよね。
道具が、経験不足を補い、またよりよい方法を教えてくれる。という体験はこれまでもしてきましたが、
魚をさばくときもだったかぁ。と思いました。
このように、今、お魚をさばくのがプチ・マイブームとなっていますし、
最近、青魚にも鉄分が含まれていると勉強したので、ほかの魚にもチャレンジしてみるつもりです。
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