出会いと追い越しパターン 池の周りを回ってみる。【 20/21 】 中学数学の速さ・時間・距離に関する問題
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問題
【 20/21 】一周できる池を歩美が分速150mで歩き、輪二郎は同じ方向に自転車で走って20分後に歩美を追い抜いた。両輔は歩美と逆方向に自転車で走り、5分後に歩美に出会った。輪二郎と両輔は同じ速度でスタート地点が三人とも同じとした場合、池の長さと輪二郎と両輔の速さを求めよ。
池のある地点から二人が反対方向へ進んでしばらくして出会う。というのは、
それぞれが一定時間進んだ距離の和が、池の長さに等しいということを表しています。
また、池のある地点から二人が同じ方向へ進んで、その後追い越されるということは、
速い方と遅い方の進んだ距離の差が池の長さに等しいことを表しています。
「池の周りを回ってみる」問題の多くは、このパターンが多いです。
それぞれが一定時間進んだ距離の和が、池の長さに等しいということを表しています。
また、池のある地点から二人が同じ方向へ進んで、その後追い越されるということは、
速い方と遅い方の進んだ距離の差が池の長さに等しいことを表しています。
「池の周りを回ってみる」問題の多くは、このパターンが多いです。
池の長さを\( \ x \ \)m,輪二郎の速さを\( \ y \ \)m/分、両輔の速さを\( \ z \ \)m/分とする。
輪二郎が\( \ 20 \ \)分間で進んだ距離と歩美が\( \ 20 \ \)分間で進んだ距離の差が\( \ x \ \)mだから
輪二郎が\( \ 20 \ \)分間で進んだ距離と歩美が\( \ 20 \ \)分間で進んだ距離の差が\( \ x \ \)mだから
$$\begin{align}20y-20\times 150=&x\quad \cdots \ ①\end{align}$$
また、輪二郎が\( \ 5 \ \)分間で進んだ距離と歩美が\( \ 5 \ \)分間で進んだ距離の和が\( \ x \ \)mだから
$$\begin{align}5z+5\times 150=&x\\\\ ここで、y=&z\quad だから\\\\ 5y+5\times 150=&x\quad \cdots \ ② \end{align}$$
①、②より $$\begin{align}20y-20\times 150=&5y+5\times 150 \\\\ 15y=&25\times 150 \\\\ y=&250 \end{align}$$これを①に代入して $$\begin{align}x=&20\times 250-20\times 150 \\\\ =&20\times \left( 250-150\right) \\\\ =&2000 \end{align}$$
輪二郎と両輔の速さ: \( \ 250 \ \)m/分
池の長さ: \( \ 2000 \ \)m/分
池の長さ: \( \ 2000 \ \)m/分
「池の周りを回ってみる」シリーズは、2021年現在21記事あります。
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