Old fashioned me ~古いヤツだとお思いでしょうが~【高校非常勤講師奮闘記】
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私が非常勤講師として勤めていた学校は、
近年ICT教育にも力を入れ始めていたようでした。
PowerPointで板書教材を作り、
それをプロジェクターとマグネットスクリーン(黒板に貼り付けられるスクリーン)を使って
投影して授業をするのが推奨されていました。
他の科目は、教材を共有していたようですが、
国語科はまだ完全に共有。とまではいっていませんでした。
いやいや、他教科だって、なんで一人の教員が作った教材を他の教員が使えるのか、未だに理解できません。
国語は、教員の個性が出る最たる教科です。
おさえるポイントは同じでも、そこへの導き方は人それぞれ。
作った先生と同じようなスタイルの教え方でもない限り、共有するのは難しいんですよね。
前任者からの引き継ぎらしい引き継ぎもなく、手探りで授業をする毎日でしたので、
PowerPointの使い方など学ぶ余裕もなく、板書だけで授業をしていました。
しかし、その古い授業スタイルは突如終わりを迎えます。
ある日、マグネットスクリーンは黒板に張ったままにしておけ。というお達しが出たのです。
というのも、収納するときに雑な扱いをすることで、一年単位でスクリーンをだめにしているとのことでした。
(まぁ、結構高価なものでしょうしね)
げっ!じゃ、半分しか板書ができないってことじゃん!
しかし、国語で、45分授業で、半分しか板書ができないのは致命的です。
(ほぼ何も伝えられない)
やっぱりPowerPointが使えにゃならんのかぁ・・・という結論に至りました。
とはいえ、すぐにPowerPointが使えるようになるとは思えない。
しばらくは、スクリーンをホワイトボード代わりに使って、これまでどおりの板書を行い、
その間にPowerPointの使い方を学んで、板書教材を作ることにしました。
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