はじめからあるとよいもの【 タティングレース習得中】
タティングレースの練習をはじめたとき、あるとよいものについて御紹介します。
シャトル
タティングレースですから、シャトルは必需品です。
数年前までは、ダイソーや セリアなどの100円ショップでも、タティングレース用のシャトルが販売されていたのですが、2022年現在は販売終了のようです。
(ダイソーに関してはオンラインショップで確認済みですし、セリアでも販売されている様子はありませんでした)
こうなってくると、確実なのは、クロバー社製のシャトルをなどを購入することだと思います。
|
|
アマゾンでもノーブランドのシャトルが販売されていましたので、 チェックしてみるといいかもしれませんね。
シャトルは複数持っておいて損はない
シャトルは、最初のうちはひとつあればいいと思うかもしれませんが、2つ以上は持っている方がよいかと思います。
軸糸から結いの糸に目を移せるようになれば、そこからは指数関数的に上達&楽しくなってくるので、糸の色を変えたいと思うようになります。それゆえシャトルも糸玉の数だけ必要になりますので、あらかじめいくつか用意しておいても問題はないんですね。また、2つのシャトルを扱うテクニック(スプリットリング)もありますので、複数持っていても損はありません。
シャトルは一般的なツノ付きのものを用意するのがよいと思います。
(実は楕円形タイプのシャトルもあるようなのですが、これは上級者向けと考えてよいと思います)
というのも、このツノが目印になるからです。
シャトルに糸を巻きつける作業の際、ツノが上に向いた状態で左手に持ち、手前から奥に糸を巻きつけていきます。ツノがないと、巻きつける方向がわからなくなってしまいますね。
さらに、シャトルをもつときも、ツノがある方を上にして、シャトルの腹を右手の親指(ツノのない下側)と人差し指(ツノがある上側)で持ちます。
その他にもこのツノが活かせる場面があるのですが、ひとまず初心者にとってはなくてはならない目印なので、ツノつきのシャトルを買うことをおすすめします。
レース編み用のかぎ針
タティングレースは、シャトルがあればいつでもどこでも楽しめる手芸ということになっています。
しかし、実際には、シャトルの次ぐらいにあったほうがよい道具があります。
それは、「レース編み用のかぎ針」です。
これは、どのタティングレースの本にも紹介してあるのですが、タティングレースを始めたころの私は、
と思っていました。
でも、その考えはすぐに撤回されることになりました。
表目裏目が楽に結えるようになってくると、次は、ピコットを作る段階になります。
そして、ピコットが作れるようになれば、ピコットつなぎやシャトルつなぎが使われたモチーフを作れるようになるのですが、ピコットの小さなループから糸を割らずに引き出すのは、なかなか大変なのです。
本来は、シャトルのツノで可能なのですが、やってみると、時間はかかるし、カエシがついていないので、糸を引っ張り出してもループの向こう側に戻ってしまったり、糸が割れたりしました。
いつまで経っても初心者ということはありえないので、練習を積み重ねれば、ツノを自由自在に使いこなせるようになる日は来るでしょうが、結目をたくさん作ってこその上達ですから、かぎ針でしゃっしゃと糸を引き出しちゃいましょう。
いちばんよくわかるタティングレースの基本BOOK
図書館でタティングレースに関する本をいくつか借りてみましたが、
最初に一冊持つなら、
杉本ちこさんの『新版 いちばんよくわかる タティングレースの基本BOOK 』がよいのではないかと思います。
|
おすすめポイントは、タティングレース初心者がつまづきやすいポイントに絞り込んで解説してあるところです。
「まずはここから!これ一冊で基礎を完全マスター」と書いてあるだけあって、初心者にできるようになって欲しい要素だけに絞られています。
まずはリングだけ。シャトル一個だけで作れるモチーフが紹介されており、そのモチーフをつなげれば大作になる。という基礎中の基礎を徹底的に楽しみ尽くす内容になっています。
図書館からタティングレースに関する本をいくつか借りましたが、一冊で初心者から上級者までを賄おうとしているような印象を受ける本が多かったです。上級者にとっては、魅力的な作品のレシピが書いてあることが重要になるでしょうが、初心者には、テクニックの説明が十分ではないので、持て余してしまうおそれがあると思います。
この本は、例えるなら、ひらがなのあいうえお表のようなものです。
ひらがなの50音が読めなければ、カタカナや漢字が読めないのと同じです。
まずは、リングがきっちり作れるようになる。ピコットつなぎやシャトルつなぎができるようになる。
最初のリングと最後のリングを2回折りのピコットつなぎでつなげられるようになる。
タティングレースのあいうえおをみっちり学べる一冊といえるでしょう。
しかし、いつまでもこのあいうえお表だけでいいわけではありません。
この本では、ブリッジやスプリットリングなどのテクニックは扱われていないので、別の本で新たなモチーフに出会っていくことになります。
基本的なテクニックが写真つきで詳細に紹介してありますので、テクニック事典としても使えると思います。
繰り返しになりますが、簡単なテクニックだけで作れるのに、可愛くてかなり見栄えのする作品のレシピが載っていますので、一冊買ってみたいけれど、どれを買ったらよいか。。。と迷われている初心者の方にはおすすめしたい一冊です。
糸に関しては次回。
思いがけず、道具に関して熱く書いてしまったので、糸に関しては次回にします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません