ウィステリア・フリーダムチェアで「場」が調ってきた【水無月の物欲】

日々雑感

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ダイニングチェアには無理がある

2017年以降、私の部屋には勉強用のいすというものがありませんでした。
それまでは、オフィスチェアみたいなものをもっていたのですが、
背もたれ部分が根本から壊れたのと、引っ越しを機に処分しました。

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思えば6年以上、デスク用のいすをもっていなかったんですね。

2023年3月中旬あたりから、執筆作業は「自室」で行おうと思い、
朝、作業前にリビングから自室へダイニングチェアを運び込み、
夕方、再びリビングへダイニングチェアを運び出すようにしていました。

移動するといっても、ほんの数メートルなので、
めんどくさいけれど、やってやれないことではなかったのですが、

問題は、「作業中、いまひとつ快適じゃない」ことにありました。
そして、その原因は、「机と椅子の目的が異なるため」と考えました。

ダイニングチェアは、ダイニングテーブルの前に座ったときに快適になるように設計されています。
そして、数時間座りっぱなしでいることは想定されていません。

一方、オフィスや勉強部屋で使われる机や椅子は、やはり長時間同じ姿勢を取ることが想定された作りになっています。

同じ「座る」という行為ですが、それぞれの目的に見合った高さがあると思われます。

集中してはいるんだけど、いまひとつ集中しきれていないような印象があるのは、
スタンディングデスクとダイニングチェアのミスマッチに原因があるんだろうな。と思うようになりました。

ウィステリア・フリーダムチェア

いまひとつ快適に作業ができないのは、机と椅子の高さのミスマッチにあると考えたある日、
執筆作業を中断して、 YouTube で色々なゲーミングチェアのレビューを比較し、予約注文しました。

私が購入したのは、藤沢工業株式会社ウィステリア・フリーダムチェアです。

色はグレーにしました。

当時は、注文に対し生産が追いついていないとかで、
2023年4月ごろに注文して、2023年5月中旬に届いたように思います。

組み立ては、ずいぶん簡単にしてあるとはあったのですが、一人ではまぁまぁ大変でしたね。
大きな部品は、日本製なのかもしれませんが、ネジが国産じゃないのかもしれません。
固定場所について予備のネジが1〜2本ぐらい余分に入れてあったように記憶していますが、
予備の本数分ぐらいは、まったく合わないネジがありました。

あと、オットマンの部分にある樹脂パーツがふくらはぎに当たって痛い。
バリをちゃんと取ってほしかった。(か、紙やすりを同梱しておくか)

全体的な満足は大きいのですが、こういう小さい不満があったのが残念でしたね。

コックピット感がいい。

組立時には、少々不満もありましたが、
ゲーミングチェアとしての機能には満足しています。
まず、頭まであずけられる ハイバックなのがいいですね。
ヘッドレストも高さ調整が利くので、自分だけのベストポジションを定められます。

そして、アームレストが、上下、前後、内外と自由自在にカスタマイズできるのがいい。
長らくアームレストのあるイスにあこがれてきましたが、
いざ使ってみると快適さを実感しました。

私が今使っているデスクは、天板に傾きをつけられるスタンディングデスクなのですが、
コンパクトなつくりのため、天板の幅が69cmしかありません。

物を置いたり、ノートや本を広げたりすると、あっという間に手首から先を置くのも難しいぐらい狭くなってしまうのが難点でした。
しかし、ウィステリア・フリーダムチェアにアームレストがあるおかげで、肘を安定させて文字を書くことができるようになりました。
長時間パソコン作業をするときでも、アームレストに、肘から10cmぐらいの下腕をあずけることができるおかげで、疲労感を得ずに作業に集中できるようになったと思います。
考え事をするときに、ひじをつけるのとか、上半身からそう遠くない位置で安定させたまま浮かせていられるというのもいいなぁ。と思いました。
(これに加えてハイバックなので、体をあずけている感が増します)
デスクワークにはアームレストが必須なんだなと感じました。

ゲーミングチェアって、近未来的でシャープとか強いイメージのものが多いですが、
ウィステリア・フリーダムチェアの場合は、ファブリックの色がアースカラーだからか、
マイルドな印象を与えてくれるのが選んだポイントでもあります。

パーツは大きいので、部屋に占めるイスの存在感としてはかなりゴツい印象があるのですが、
色がマイルドなので、見慣れてくれば部屋に馴染んできます。
ただ、欲をいえば、ハイバックの背面が黒なので、ここもできれば共布か色を合わせてほしかったな。と思います。

ゲーミングチェアの特徴でしょうが、コックピット感があるのがいいです。
アームレストを「ハの字形」にすると、すっぽりおさまっている感じがして、
安心感というか安定感というか、自分だけの空間ができあがって、作業に集中できます。

座面もお尻の形にへこませるというくふうがしてあるからか、
長時間座っても疲れません。

やっぱり、長時間座ることを想定して作られているイスなんだなぁ。と感じたのが、
久々にダイニングチェアに長時間座ったときでした。
腰が痛くなりました。

2023年夏のTBSテレビの金曜ドラマ『トリリオンゲーム』で、
目黒蓮さん扮するハルが、
佐野勇斗さん扮するガクのために、二人で出した出資金20万円を使ってパソコン作業用のイスを買ってきていましたが、
お金のかけどころ、遣いどころがわかっているエピソードでした。

実際、ガクは、ハルの思いが嬉しかったのもあるでしょうが、
イスの機能性が高かったからでしょう、どんどんすごい仕事を成し遂げていきますよね。

場を調えるって大事なんだなぁ。とあらためて認識しました。

場を調えれば、仕事の質はついてくる

ガクくんのイスとは値段が違いますが、
私の人生で買ったデスクチェアとしては最高額のウィステリア・フリーダムチェア。

ゲーミングチェアが届き、チェアマットも敷いたことで、
「作業部屋」とか「仕事部屋」と呼ぶにふさわしい状態となりました。

もともと、あんまり集中力が途切れないタイプだったのですが、
イスを買い、場を調えたことで、さらに途切れにくくなるどころか、
集中しすぎちゃうという悪いクセが出るようになりました。(笑)

遣えるお金が限られている場合は、「せめて」とか「まずは」いいイスを買うと、
イスによっていい仕事ができる。
いい仕事ができれば、お金も増える。
結果、いいイスを買うことで、後々揃えたいものも買えるようになってくるのではないかと思います。
レモンのライン
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プロフィール

Author Profile
Lukia_74

元・再受験生、元塾講師、元高校非常勤講師。広島育ち。
中・高国語の教員免許を取得するも、塾講師時代は英語や数学ばかり教えていた。
思うところあって大学再受験を決意。理転し、数学Ⅲ、化学、生物を独習する。国立大学へ合格するも、2018年3月に再受験生生活にピリオドを打つ。
モットーは「自分の予定はキャンセルできても、生徒の予定はキャンセルできない」と「主婦(夫)こそ理系たれ」。
広島のお好み焼きとグレープフルーツが大好き。どっちかというと左党。楽しみはひとりカラオケ。
高校で教鞭を取った経験から、現在は「現代文」と「小論文」の指導力アップを目指し、自己研鑽中。最近は趣味として高校数学を解く。

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Posted by Lukia_74