三角関数の最大値(その2)【大学入学共通テスト2021年数学ⅡB】
\( \ y=\sqrt{{\color{#0004fc}{1+p^2}}}\cos \left( \theta-\alpha\right) \quad \left( -\alpha \leqq \theta-\alpha \leqq \displaystyle\frac{ \pi }{ 2 }-\alpha\right) \ \)
ただし \( \ \alpha \ \) は、\( \ \sin \alpha=\displaystyle\frac{{\color{#0004fc}{1}}}{\sqrt{{\color{#0004fc}{1+p^2}}}} \ , \ \cos \alpha=\displaystyle\frac{{\color{#0004fc}{p}}}{\sqrt{{\color{#0004fc}{1+p^2}}}} \ \) を満たす。
( \( \ \alpha \ \) は鋭角 )
\( \ \theta-\alpha=0 \ \) すなわち、\( \ \theta=\alpha \ \) のとき、
\( \ y=\sqrt{1+p^2}\times 1 \ \)
最大値は \( \ {\color{#0004fc}{\sqrt{1+p^2}}} \ \) をとる。
\( \ p \lt 0 \ \) のとき、 \( \ \alpha \ \) は鈍角であるから、
\( \ \theta-\alpha=\displaystyle\frac{ \pi }{ 2 }-\alpha \ \) すなわち、\( \ \theta=\displaystyle{\color{#0004fc}{\frac{ \pi }{ 2 }}} \ \) のとき、
$$\begin{align}y=&\sqrt{1+p^2}\cos \left( \frac{ \pi }{ 2 }-\alpha\right) \\\\ =&\sqrt{1+p^2}\lbrace \cos \frac{ \pi }{ 2 }\cos \alpha+\sin \frac{ \pi }{ 2 }\sin \alpha\rbrace \\\\ =&\sqrt{1+p^2}\times \frac{1}{\sqrt{1+p^2}}={\color{#0004fc}{1}} \end{align}$$
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