「教育職員検定用ノート」にこれだけは書いておこう。
通信教育を受ける大学の入学要項を取り寄せるあいだに、「教育職員検定用ノート」の中身を充実させておきましょう。
今回は、私の経験から、「これだけは書いておきたい」ことをお伝えしたいと思います。
申請・相談を行う部署
教員免許を授与するのは各都道府県の教育委員会ということになっていますが、
免許交付に関する申請や相談は、都道府県庁にある教職員課というようなところで行うことになります。
まずは、居住地の都道府県庁公式ホームページを参照し、
教育職員検定を取り扱っている部署名・住所・電話番号・電話対応してもらえる時間帯・もしメールでの相談も可能であれば、代表のメールアドレスなどをひかえておきましょう。
都道府県庁へのアクセス方法
教育職員検定を受検するためには、必ず一回は都道府県庁に行って相談を行う必要があると思います。
ゆえに都道府県庁までのアクセス方法を調べておくとともに、
相談日と予約時間が決まれば、タイムテーブルも書けるようにしておくとよいでしょう。
教育職員検定の申請先と申請に必要な書類
これは都道府県庁ホームページを見ればわかりますし、
書類がPDF化されていることもありますので、ダウンロードして、実物を見ることもできます。
なお、そろえる書類の中に、「基礎となる免許状(これは大学などで、すでに取得している免許状のことです。)」がありますが、
人によっては、免許状に記載されている姓と現在の姓が異なっているかもしれません。
その場合、戸籍抄本の添付が必要になる可能性もありますので、これも相談時に聞けるようにしておくとよいでしょう。
履修する単位の表
2019年4月1日より教育職員免許法施行規則の改正が行われますので、
それにともない、履修単位数にも変更がある可能性があります。
変更事項を書き留められるよう、あらかじめ表を作成しておくとよいでしょう。
履歴がぱっとわかるようにしておく。
都道府県庁に相談に行った際、カルテのようなものを書かされます。
そのため、
基礎となる免許状を取得した大学の「入学年」「卒業年」および職歴
基礎となる免許状の種類
がぱっとわかるようにしておきましょう。
大学の入卒年やどの会社で何年働いたかなどはうろ覚えでもまだ問題ないですが、
免許状の種類がはっきりしないのは、相談してもムダになってしまうおそれがあります。
通信教育で取得するべき単位数が変わったり、必要な書類も変わったりする可能性がありますので、
必ず免許状を探し出し、一度はしっかりと見て、内容を書き留めておきましょう。
大学へのアクセス方法
ちょっと気が早い気もしますが、「教科に関する科目」を放送大学で履修しようと考えている人は、お近くの放送大学の学習センターへのアクセス方法を調べておくとよいと思います。
試験で行かなければなりませんので。
なお、佛教大学で「教職に関する科目」のみを履修しようと考えている場合は、アクセス方法を調べる必要はありません。
「教職に関する科目」の単位認定は、レポートとテストの(おそらく郵送による)やり取りによって行われるからです。
※ 「教科に関する科目」は、一部スクーリングがありますので、この場合は調べなくてはいけません。
戸籍をコンビニなどでとれるか?
基礎となる免許状に記載されている姓と、現在の姓が異なっている場合、
戸籍抄本などを添付する必要が出てきます。
最近は、コンビニのマルチコピー機で公的書類の発行サービスを受けられるようになってきていますので、
自分がそのサービスを受けられるかどうかを調べておくとよいと思います。
本籍地と居住地の都道府県が同一の場合、マイナンバーカードや住基ネットカードなどで戸籍が取れるようになっていますが、
本籍地と居住地の都道府県が異なっている場合でも、市町村によっては利用登録をすることで居住地のコンビニからでも戸籍が取れる可能性があります。
コンビニエンスストア等における証明書等の自動交付
この利用登録申請は、マイナンバーカードが絶対必要になりますので、カードの交付手続きを行っていない場合は、まずそちらから行いましょう。
また、この利用登録を行っている市町村はまだ多くないようですので、ご自分の本籍地がこのサービスを行っているかどうかを確かめておきましょう。
ちなみに、利用登録の申請をしてから正式に登録されるまで5営業日かかるようです。
大学に要項を請求している段階ですから、実際に戸籍抄本が必要となるまでにはまだまだ時間がありますが、
こんな機会でもないと、わざわざ申請したりしませんので、ぜひやっておきましょう。
めんどくさいことは、さっさと終わらせよう。
情報を集約したり、行政サービスの利用申請をするのは、案外時間も手間もかかって、結構めんどくさいものです。
そうこうしていたら、要項が届いて、今度は履修単位に関することであれこれ頭を使わねばなりません。
教育職員検定は、自分が動かないと誰も代わりにやってくれませんので、
肚をくくって、一気にやってしまいましょう。
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