JOYSOUNDの全国採点グランプリで高得点を出したい
読了時間: 約7分14秒
最近、二週間に一回のペースで、ひとりカラオケを楽しんでいます。
同じ歌を歌い、得点に応じて順位を競い合います。
100点満点なのですが、歌によっては、まさに100点を取っている人もいたりして、(複数人が満点を獲得している歌もあります)これはなかなか励みになります。
また、月間の高得点10曲の総合得点でも、全国順位が競われます。
2020年8月の私の総合得点は、948.247点です。
ちなみに、90点以上は、全体の8%未満という上級者の部類に入るそうで、
95点以上ともなると、全体の1%未満しか存在しないと言われています。
このカラオケの合計得点がセンター試験に使えたら、余裕で医学部に合格できそう。
厳密には、「歌がうまい(表現力がある)」のと「カラオケの分析採点で高得点が取れる」というのは、同義ではないのですが、ゲームである以上、攻略法があったり、練習次第によってはもっと高得点も目指せるのではないかと思い、少し調べて対策を立ててみることにしました。
Contents
JOYSOUNDの全国採点グランプリでがんばる
通信カラオケの有名どころといえば、第一興商のDAM(ダム)と、エクシングのJOYSOUNDがあります。はじめは、違いがよくわからず、DAMを利用する頻度が高かったのですが、最近はもっぱらJOYSOUNDを利用しています。理由は以下の2つのとおり。
JOYSOUNDの方が判定が甘め。
たまたま、JOYSOUNDを利用したときに、分析採点を行ったら、同じ歌を歌ってもDAMのときよりも高評価が出ました。あれ?DAMより2点ぐらい高いような???採点、甘めじゃない?
その後、この2つの通信カラオケについて調べてみると、巷間の評価も私の所感と同じく、
「JOYSOUNDの方がDAMよりも、甘めの判定をしてくれる」とのことでした。
これは、DAMの方が、評価項目が多いので、より多角的に精細に評価がなされるからと考えられます。
一方、JOYSOUNDの方は、人間らしさを加味した分析採点がコンセプトとされているので、機械なんだけど、ちょっと人間っぽい採点をしてくれるようです。
JOYSOUNDのマイ音域が便利。
JOYSOUNDには、「マイ音域」という機能があります。これは何曲か歌ううちに、自分の声域を判定してくれて、歌いたい歌において、自分の声域に合ったキーに設定してくれるようになります。大学時代なんて、自分のキーを探して何度「島唄」を歌ったことやら。(笑)
採点方法の分析と傾向
ホームページにて公開されている、全国採点グランプリの配点は以下の通り。
音程 | 歌った曲全体の音程一致率を基に点数化しています。 | 40点満点 |
安定感 | 音程がブレずに安定して歌唱できているかを表しています。 | 30点満点 |
抑揚 | Aメロ・Bメロ・サビなど、曲の展開に応じて抑揚をつけているかを評価しています。 | 15点満点 |
ロングトーン | 正しい音程で、安定して声を伸ばせているかを表しています。 | 10点満点 |
テクニック | こぶし、しゃくり、ビブラートの3つをテクニックとして採点しています。 | 5点満点 |
こうして見てみると、最も大事なのは「音程に忠実であること」だといえます。
実は1で「音程」と書いてあるのに、さらに2の「安定」でも音程についてふれられています。
これは分析採点をするのが、機械であるからというのが最大の理由だと思います。
分析採点は、ガイドメロディとの合致の頻度を数えることで行われています。
つまり機械は、どれだけガイドメロディとぴったり合っているか、何回外れたかということをきっちり数えているのです。
人間は、少々音程が外れても「味」とか、「その人らしさ」として評価しますが、
機械には、そのようなゆらぎは全くありません。音程が外れたら、画一的に減点します。
このゆらぎのない、画一的で、精密な判定をしてくれるのが機械ならではの良さだと思います。
何度でも、先入観なく判定してくれますし、同じ曲をしつこく何度歌っても、嫌な顔ひとつしません。(笑)
それどころか、「のびのある安定した声でしたね。」とか「聞き惚れる人が続出することでしょう」なんてコメントでおだててくれるほどです。
もしや、こうやってカラオケに繁く通うように仕向けているのか?(汗)
つまり、効率よく高得点をめざすなら、1と2の項目を重点的に練習すればよいことになります。
ビブラートが含まれるテクニックは、最高でも5点です。調べてみると、ビブラートのかけ方は数種類あるようで、横隔膜によるビブラートなんて、習得するには相当時間がかかりそうです。(そのぶん高得点は狙えます)
どうせなら、短期間で効果を上げ、楽しく気持ちよく続けながら最終的に難しい技術を身に着けるのが長続きのコツといえるでしょう。
高得点へのアプローチ
音程と安定
音程はとにかくガイドメロディに忠実であることが求められます。練習では、ガイドメロディの音量を大きくして、よく聞きながら歌うようにします。
安定には音程・テンポ・リズムが含まれています。特にテンポにおいては、タメ(ちょっと遅れる)は許容されますが、走る(速くなる)は評価を下げるようなので、メロディや歌詞をしっかり頭に入れて、余裕を持って歌うことが求められます。
自分で歌うようになると、本家本元の歌を聞きたくなりますが、CD販売のためにスタジオ録音したようなものを入手するのがよいと思います。というのも、ガイドメロディは、おそらく歌手がスタジオ録音したものをもとに作られていると考えられるからです。ライブバージョンなどは、この場合お手本には向きません。
ライブは、歌手の気分の高揚によるアレンジが加えられているので、CD発売時のメロディではない可能性が高いです。
抑揚
本来抑揚は、単なる声量のコントロールだけではないようですが、ノンプロなので、音量のメリハリをつけるだけでも十分上手に聞こえるようです。意味が通じるまとまりとして、歌詞が表示されますが、その一画面中で「小・小・大」のように音量のメリハリをつけるとよいようです。また、マイクを持ったとき、小指を立てると、口とマイクの集音部が正対するので、結果大きな音がたくさん拾われ、「大きい音」を出したと見なされるようです。反対に、小さい声にしたいときは、小指をマイクに添わせます。すると、マイクの角度が変わって、「小さな音」になるそうです。(NHK 「すいエンサー」情報)
ロングトーン
「0.5秒以上で音程が正しいかどうか」で判定されているようです。回数こなすうちに、少しずつロングトーンもできるようになってきたように思うので、現在のところ取り立てて練習することは考えていません。
テクニック(特にビブラート)
判定基準は、「持続時間1秒以上であること」だそうです。意外にも、曲中に盛り込んだ数は、判定にカウントされないようです。
ビブラートの中でも、横隔膜を使うゆったりしたビブラートが有利だそうです。
しかし、この横隔膜を使うビブラートは習得するのに時間がかかるので、努力目標程度にしておき、音程からロングトーンまでの項目がしっかりできるようになることをめざします。
カラオケ機器やマイクの設定も大事
採点ゲームには、本人の歌唱力も必要ですが、カラオケ機器やマイクの設定も重要なポイントです。とにかく、機械はガイドメロディに忠実かどうかで採点していますので、採点の邪魔になるような音をマイクに拾わせないような工夫をしておく必要があります。
音量設定は、マイク>音楽で。
歌う人の声を拾いやすいよう、マイクの音量と音楽の音量に差をつけて設定します。どちらも、大きすぎるとか小さすぎると得点にはつながらないので、ほどほどの音量がよいようです。
エコーは0から10の範囲で設定する
エコーをかけると、自分の声がよく響いて気持ちがいいものですが、これは自分の音程が正しく聞けないという危険もはらんでいます。よって、エコーは0から10ぐらいに設定し、とにかく自分の声や音程をしっかり聞けるような環境を作ります。
ちなみに、エコー0はさすがにさびしすぎました。我ながら、ひとりカラオケの上、必死な感じもしてきまして。(笑)
しばらくエコー4で歌いましたが、これもまだ物足りない。
そこで、思い切ってエコー10にしてみたら、自分の音程が聞き取りにくく感じました。
今のところ、エコー8が、音程も聞き取れ、ほどよく響いて気持ちよく歌えると結論づけました。
しばらくエコー4で歌いましたが、これもまだ物足りない。
そこで、思い切ってエコー10にしてみたら、自分の音程が聞き取りにくく感じました。
今のところ、エコー8が、音程も聞き取れ、ほどよく響いて気持ちよく歌えると結論づけました。
高得点を狙うなら選曲も大切。
ここからは、ある意味番外編です。私の場合は、歌いたい歌を歌って、採点ゲームを楽しんでいますが、高得点を狙うなら、選曲も戦略的に行うといいようです。
ポイントは5つあります。
- 曲が短めであること
- シンプルなメロディであること(音符が多すぎない)
- リズムが複雑でないこと(音符が多すぎない)
- テンポが早すぎないこと
- キーが自分の声域と合っていること
この5つのポイントのうち、2〜4の条件を満たさないのは、ハードロックやラップなどでしょう。
音符が多く、テンポが速いと、それだけ音程が安定しないので、ガイドメロディから外れてしまうおそれがあります。1〜3の条件を満たす歌は、たしかに高得点になりやすいというのは、経験済みです。
蘇州夜曲なんて一回で94点ぐらい出ました。私が昭和生まれなのもあるのでしょうが、昭和や平成一桁台の歌は、歌いやすいですし、得点も出やすいと思います。
5は、キー設定をすればある程度解決できますね。たとえば、オリジナルの歌手と、自分との性別が異なる場合。「マイ音域」機能を用いれば、ある程度カバーできます。ただし、声域の幅に差がありすぎる場合、(同性だけど、マライア・キャリーとか)これはキー設定だけではカバーできないので、この場合は選曲に無理があることになります。
ちなみに、キー設定は採点に影響しません。オリジナルの歌手のキーで歌わないと減点!なんてことはない。という意味です。
というのも、キー設定をすれば、同時にガイドメロディも転調するからで、転調したガイドメロディにしっかり沿っていれば問題ないといえます。
あんまり「ゲーム」には興味がない方なのですが、どうやらカラオケに関しては例外だったようです。
満点を取る人たちは、実際歌もうまいのだろうと思いますが、「ゲーム」である以上、戦略的に歌い方を訓練していけばある程度の高得点は見込めそうです。
なんなら、毎回記録を取るよう簡易表を作り、暗がりの中、片手にマイク・片手にペンを持って、点数を記録しております。
仮説を立てる、実験する、再現性を高める。
うわ〜、なんか理系っぽい〜。と思う、今日このごろなのでした。
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