国公立理系志望者こそ夏休みに古文を勉強しよう

センター国語,古典文法古典文法,古文

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Lukia
四十路にしてやっとこさ、のり塩チップスのおいしさに気づきました。
大人になった気分です。(笑)
ここ数年、9月になると「やり残した感」でいっぱいになります。
それは、塾講師時代も、再受験生時代も強く思っていることを伝えられないでいるからです。

「今年は!今年の夏こそは!」と思っていたし、準備もしてきたのですが、
思い入れが強すぎて、結局今年も7月8月の夏真っ盛りの頃には書けませんでした。

最近ブランディングの勉強をはじめたのですが、その講師の方が、
「不完全や未完成でもいいから、記事は熱い思いのうちに書いちゃえ!」とおっしゃっていたので、
思い切って不完全な記事でもぽつぽつと公開していこうと思います。

寄せ集めて読んでいただいて、私の思いが伝われば幸いです。

国公立理系志望者こそ、古文を勉強しよう

私が言いたいことは以下のこと。

国公立理系志望者こそ、夏休みに古文を勉強しよう!

「え〜、理系なのに?夏休みは、英語や数学、理科の勉強に力を入れたいのに、古文?」
こんな声が聞こえてきそうです。

古文は、ざっくり五つのことをマスターすれば、論理的に読解できる(得点につながる)科目です。
「論理的」というとちょっと堅苦しいですが、「パズル的要素がある」と言い換えると、ちょっとおもしろそう。と興味を持ってもらえるかと思います。

パズルはつながりにきちんとした理由やルールがありますよね。
言葉の連なりにも、パズルと同じく理由やルールがあるのです。

そういう規則性・法則性があるものを好ましく思うのが理系の人たちだろうと思います。

夏休みは、毎日30分でもいいですから、古文(特に古典文法の用言)を勉強してみてください。
おそらく、夏休みの最後ごろには、30分もいらなくなるかと思います。
さらに、古典には古文と漢文が含まれているとおり、古文の知識をシフトすれば、漢文も楽にこなせるようになります。

理系志望者であれば、数学や理科が得意とか、安定した得点が見込めるでしょうから、これらの教科で、他の理系志望者と差をつけるのは、結構難しいと思います。
また、文系科目というと、ついつい英語に力を入れてしまうでしょう。(課題やテストも多いですからね)
現役生ならば、12月ギリギリまで社会の詰め込みが行われるでしょうから、国語に時間や力が割けないのが実状だろうと思います。

言葉にはルールがあること、ひらがなや漢字をまじえて書かれているから、見た目には日本語でも、1200年も昔の日本語であること(言葉は生き物なので、古今異義語が生まれます)を理解した上で、やるべきことをしっかりやれば、言葉にルールがあることや、時代は遠く離れているけれど日本語であることが強みになります。

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私は、古文こそ、国公立理系志望者にとってもっともコスパの良い科目だと思います。

古文は富士山8合目からの登山のようなもの

私が現役時代の塾の英語の先生が、「古典は、一種の外国語だと思って読め!(勉強しろ!)」とおっしゃってましたが、ある意味そうだなぁ。と思います。
ま、古い日本語なので、英語ほどの労力はかからないと思っていますが。

外国語がわからないのは、単語や文法を知らないからですね。
たとえば、英語をまったく知らない人に、「dog」という単語を英語だけで説明したら、理解するのはほぼ不可能ですよね。
絵を描くのもだめ、実物や写真を指さしたりするのもだめ、ジェスチャーもだめ。鳴き真似もだめ。
とにかく、口(英語を話す)だけで。と言われたら。

英語の「dog」という単語が、日本語の「犬」に相当するんだ。というのは、それぞれの話者が、言語以外の表現を用いて、忍耐強く照合した結果得られたものなのです。

それに比べると、現代文と古文は、英語と日本語のようにまったくかけ離れたものではないので、英語ほどの労力や時間は必要としません。1200年前の人たちはもう存在していないので、現代に生きる私たちが歩み寄っていく必要はありますけどね。

英語や古文の勉強を登山にたとえると、英語の勉強は富士山のふもとから自分の脚で登るようなもの。時間も労力もかかります。それに対して、古文の勉強は、富士山の8合目まではトロリーバスやロープウェイで登り、残り2合を自分の脚で登るようなものです。

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富士山には、トロリーバスもロープウェイもないよ!などのツッコミは受け付けませんッ!(汗)
現代文にも攻略方法はあるのですが、どこか水モノという不安定な要素を持つことは否めません。
しかし、古典に関しては、短期間に集中して勉強すれば、安定した得点源となる科目であることは間違いないのです。少ない労力で、点数のウエイトは数学や理科のそれと同じとあれば、古文を勉強しない理由はないでしょう。




夏休みにおさえたい5つのこと。

国公立理系志望者は、二次の記述問題までは求められていないので、古文を正しく読解することができればいいと思います。
共通テストには記述問題もあるとのことですが、私がまだ実物を見ていないので、どの段階でも理系に記述までは必要ない!と言い切るのはやめておきます。(また調べたら報告しますね)

それでは、以下に夏休みにおさえておきたい5つのことを示します。
古文の勉強の方針を立てるヒントになれば幸いです。

古今異義語をしっかり覚える

言葉は生き物なので、時代を経て、全く意味が変わってしまうことがあります。

たとえば、「すさまじ(い)」。
古語なら、「興ざめだ。」という意味ですが、
現代語では、「猛烈な勢いのある」というような意味ですよね。

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昔、授業で「すさまじい破壊力」などと例を挙げたら、生徒にくすっと笑われたことがあります。
たとえば、ダイソンの掃除機。「すさまじい吸引力」ってすると、ノズルの触れるところ、なんでもかんでも吸い込んでしまうようなイメージが湧き上がりますね。
すごすぎて、ちょっと引く。ってとこまでいくと、古語の「すさまじ」にも通じるところがあるかな。
時代を経て、いいイメージ(プラスイメージ)から、悪いイメージ(マイナスイメージ)に変わったものや、
また、その逆もあります。

これらの違いを理解しないでいると、読解があらぬ方向へいってしまいます。

お手持ちの単語帳でいいですから、まずは古文単語を覚えましょう。
単語の意味は、正確に覚えられれば一番いいのですが、雰囲気だけでも十分です。

(あ、この単語、正確な意味は覚えてないけど、たしかプラスイメージの言葉だったよな)というような。

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恥ずかしながら、私はこの程度の覚え方をしています。
でも、あんまり苦労していません。
余力がある方は、センター試験の過去問(2020年9月現在)で、文章の中から、自分がわからない単語をピックアップして、それがお手持ちの単語帳に載っているかどうかを確かめてみましょう。

動詞の活用を完全攻略する

ここで、質問です。
古典文法における「動詞の活用」は全部でいくつあるでしょう。








正解は9つです。
ナ変・ラ変・カ変・サ変・上一段・下一段の特殊系6つと、四段・上二段・下二段の一般系3つがあります。

活用形の変化をていねいに覚えれば、派生して形容詞・形容動詞の活用、助動詞の活用にも応用することができます。

古典文法の動詞の活用以前に、国文法(現代の文法)における動詞の活用が怪しい方は、まずはそちらを勉強してくださいね。

助動詞を接続ごとに覚える

自立語で重要なのが動詞だとすると、付属語において重要なのは助動詞だといえるでしょう。
これは、古今異義語と同じく、昔と今とで、助動詞の形がまるっきり異なっているからです。

日本語は、最後の最後まで読む、聞くということをしないと、主旨が伝わらない言語です。
その重要な役割を果たしているのが助動詞なので、助動詞を勉強しないということは、最後の決め手に欠ける読み方をしてしまうことになります。

助動詞の活用自体は、動詞の活用がしっかりマスターできていれば、まったく難しいものではありません。
たとえば、「ラ変型」と書いてあれば、「ら・り・り・る・れ・れ」と活用していけばいいわけです。

助動詞において、ぜひ学んでほしいのは、「どの活用形に接続するか」です。

文法書の巻末などに助動詞の活用表があると思いますが、それは、意味ごとの並びになっていると思います。
これは、あまり実戦向きの作りではありません。

夏休みの間に、「接続する活用形」ごとに並べ換えた新たな活用表を作成してみてください。
こうすると、「品詞分解」の練習をするときに、すごく便利になります。

既成の活用表をそのまま使うのではなく、自分で並び換えてみると、気づくこともいろいろ出てくるかと思います。

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動詞と助動詞を押さえたら、古典文法は8割方仕上がったと言ってもいいと思います。

敬語法をマスターして、主語を自分で補えるようになろう。

敬語法(尊敬語・謙譲語・丁寧語)は、主体判定(主語は誰かを特定する)のに役立ちます。
古文が読みにくいのは、主語がないから。と言えるかと思います。

これは私の想像なのですが、昔の人は、目上の人はとにかく畏れ多くて、たとえその人の動作を表すとしても、具体的な主語を書かなかった(書けなかった)ようです。また、文章の初めの方に、一回だけ主語を書いておけば、あとは文脈で判断できるから、書かなかったようです。主語の省略は、敬語法をしっかり用いることで補われていたわけですね。

ということは、現代の私たちも、敬語法をマスターすれば、主体判定を簡単に行うことができるということになりますね。

源氏物語のあらすじを帖レベルで把握しておこう。

紫式部が書いた「源氏物語」は平安時代から長く読みつがれている1200年モノのベストセラーです。
そして、この「源氏物語」は当時の貴族女性たちにとって、いつか読みたい憧れの物語でありましたし、「源氏物語」以降の中古物語は、その影響を強く受けているものが多いです。
現代でいうと、二次創作小説みたいなものですね。

「源氏物語」は、54帖(54巻)もありますし、主語がない上、一文がおそろしく長いので、読み通すのは難しいです。

(国文学科において、源氏物語で須磨の帖まで読んだものの、一時中断してしまい、再度読み直すことを「須磨がえり」といいます)

一部例外はあるものの、源氏物語からの出題の可能性は、あまり高くないと思っていていいと思いますが、
源氏物語の各帖のあらすじを把握しておくことは、とにかく役に立つと思います。

国語便覧には、源氏物語の各帖のあらすじが書かれていますので、よっぽど時間がなければ、(この記事を読むのが冬の場合)これを読むだけでもいいと思います。

夏休みや、高校2年生など、まだまだ試験まで時間がある方は、漫画を読んでみてください。

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大和和紀さんの「あさきゆめみし」は、なんと言っても絵がきれいなのでオススメです。
レモンのライン古文は、やり方次第で得点源にできるコスパのよい科目だと思うのですが、
「この時期、こういうことをやりなさい!」というような明確な方針を示されておらず、
ついつい、おざなりにされてしまう残念なところがあります。

この記事が、「やるべきことをピックアップしてあれば、やるのに!」という方のお目に留まれば幸いです。

近いうちに、5つのポイントのうち、2から4のポイントの具体的な勉強方法の提案についての記事を書くつもりですので、お楽しみに♪

プロフィール

Author Profile
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広島育ち・てんびん座。2018年末に潜伏先が福岡から広島になりました。
グレープフルーツとお好み焼きが大好きな元・再受験生。
現在は、数学関連の資格を取ろうと暗躍中。

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