試験終了10分前の自分にやさしく。【 大学入学共通テストにむけて 】
大学受験とは試験教科や科目の勉強がすべてではありません。
いかに質のよい日常生活を過ごすかも重要なポイントです。
教科・科目の指導は、すでによい先生が携わってくださっているでしょうから、
元・再受験生の私は、実体験に基づいた試験当日までの注意点や会場での過ごし方などについて書いてみようと思います。
今回は、実際にセンター試験で行っていた解答作成法を御紹介します。
解答を正確に記録しておく
共通テスト終了後、正確な自己採点をするために、
問題を解くと同時に、問題用紙に自分の解答をきっちりと記録しておきましょう。
というのも、共通テストの点数は、二次試験の出願先に大きな影響をおよぼすからです。
800円ぐらい出せば大学入試センターのほうで正確な採点もしてもらえますが、なにしろ結果が出るのが遅いので、利用するメリットは少ないと思います。
素早く正確に記録できるよう、簡単な印やルールを決めておきましょう。
正誤の印を統一しておこう
選択肢の内容の正誤判定の印を決め、解答の指示への対応も、その印に準ずるようにします。
まず、印を3つ決めます。
○(マル):選択肢の内容が正しいもの
×(バツ):選択肢の内容が正しくないもの
△(サンカク):選択肢の内容が正しいと思われるが自信がないもの
マル印やバツ印をつけるとよいでしょう。
三角印の場合は、あやしいと思うところに波線を引くと比較しやすくなります。
選ぶのは正しいものばかりではない
まず初めに選択肢の内容の正誤判定の印を決め、
解答の指示への対応も、その印に準ずるようにしたのには理由があります。
簡単に言うと、解答の指示は、「正しいものを選びなさい」ばかりではないからです。
大学入試センター試験や、大学入学共通テストは、マークシートを利用しているため、
選択肢が必ず複数準備されています。
その複数準備された選択肢を活かすためか、「誤っているものを選びなさい」という指示の問題もけっこう含まれているのです。
選択肢の内容の正誤判定の印を、正誤のどちらを答えるのか。という解答指示に合わせていると、
頭が混乱してきます。(すでにこの文でも混乱しそうですよね)
具体例を示してみましょう。
「誤りであるものを選びなさい」という指示のとき、
選択肢の内容が正しいものは、「誤りではない」からバツ印をつけ、
選択肢の内容が間違っているものは、「誤りである」からマル印をつける。というような解法です。
スピードが求められる試験なのに、いちいち(正しいけど、バツ)と脳内変換していたら、時間と脳の無駄遣いになってしまいます。
以下、解答の指示を場合分けして、解法を示します。
解法の指示による場合分け
「正しいものを選べ」のとき
解答の指示が「正しいものを選べ」であれば、マル印(○)を選びます。
また、選択肢が9つぐらいある場合、「正しいものを2つ選べ」という指示があることが多いですから、
「正しいものを2つ選べ」という指示の上に、自分でも「2」と書いたりして、心の準備をしておきましょう。
解いている最中にぎょっとしないで済みます。
「誤っているものを選べ」のとき
解答の指示が「誤っているものを選べ」であれば、バツ印(×)を選べばよいことになります。
また、指示文も、「誤っているものを選べ」と太字するとか、下線を引くなど工夫がこらされてはいるのですが、
長年の習慣で、反射的に「正しいもの」を選んで答えてしまいがちですので、
指差し確認のつもりで、指示文に大きなバツ印をつけておきましょう。
番外編:迷ったとき
マル印がつくのは1つだけのはずなのに、決めきれない。
そういうときは、下の図のように、まずは三角印をつけておきましょう。
この図の場合、①と④で悩んでいるということになります。
その後、比較し、解答は①と判断したら、①にはマル印をつけ、(少し濃くするためぐるぐる丸にする)④のほうにはバツ印をつけておきます。
試験終了10分前の自分にやさしく。
印をつけるのは、選択肢や指示文だけではありません。
正誤判定のときと同様に、一応は解答を選択したものの、確信が持てない問題も出てくると思います。
かといって、ずっととどまって考え続けるのは、時間の浪費です。
ひとまず、設問番号あたりに三角印をつけて、どんどん解いていきましょう。
上の図をもとに説明します。
問10は、正しいものを1つ選べ。という指示だったのですが、
②番と⑤番で迷いました。(青の三角印)
結局、⑤番が正しいと判断しましたが、時間があれば、見直したい。
そこで、「問10」に大きな三角印をつけます。(赤い三角印)
ひとしきり解き終わって、時間があれば、まずはマークミスの有無を確認します。
そして、それも終われば、設問番号につけた三角印の問題を考え直していきます。
他の問題を解くうちに、頭が意外とクリアーになって、その問題を冷静に見直せることがあります。
センター試験を受けていて大事だなと感じたのは、とにかく「解くテンポを一定に保つこと」。
一定のテンポで解いていければ、タイムキープもでき、余計な焦りが生じなくなります。
過去問が少ない共通テストですが、センター試験の過去問でもある程度対策はできると思いますので、いくつか解いてみて、自分なりの方法を見つけるとよいでしょう。
(見開きで問題を解く間は解くことに集中するようにしていました)
大問レベルで転記する人もいるかと思いますが、それだと何枚かページをめくらないといけないので、あんまり効率が良いとはいえない。転記は見開きページレベルで行い、次の大問へうつる前に、マークシートの転記が正確かどうかを確認するため、大問レベルで見直していました。
ほかにもいろいろ書いてます♪
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