ゴールから目を離すな!【国語と決断力】

「決断力」を養うには?
観測数は少ないものの、
大学入学共通テストの国語の得点には決断力が影響を与えているということが明らかになり、
国語を教える・教えていた人間として、自分はどうするべきなのか。ということを考え始めています。
少なくとも今の一斉授業形式では、決断力を養うのは難しそうですよね。
幼い頃から、能動的・積極的な態度で臨める授業に参加させるようにしなければならないでしょうし、
教える側も、子どもたちの能動的な学びを引き出せる授業づくり、しくみづくりを心がけねばなりません。

Lukia
先達を活用せよ!
現在、大学入学共通テストの受験をめざしている若い人たちにお伝えしたいのは、
「先生」と名のつく人たちをせいぜい活用しましょう。ということです。
大学受験において、「決断力」や「柔軟性」が必要だということがわかったものの、
これらは、抽象的な素養なので、日々の勉強に追われるうちに見失っていきます。
高校入学時、高い志や目標、理想をかかげ、希望に胸をふくらませていたのに、
日常に埋没し、いつのまにか見失ってしまうものです。
また、学校や塾、予備校などで受けている授業やカリキュラムが、
「決断力」や「柔軟性」を養えるものばかりとも限りません。
途中で埋没していることに気がつくと、
焦って自分だけでなんとかしようとする人が出てきますが、
これはとてももったいないことなんです。
あなたにとって、高校生活は、人生初の数年間であり、
一期一会ともいえる体験だろうと思いますが、
先生と名のつく人たちは、そういう高校生を何年も、何十人、何百人と見ています。
そして、高校生を教えることで生計を立てている、プロなわけです。
年齢や人生経験に見合わない賢さをもった人もいるでしょうが、
どんな人にも、「先生」から学ぶべきことはあります。
「先生」は多くの高校生を指導してきた経験から、
どの時期に何をやらせて力をつけさせたらいいかの判断をしており、
この判断力は、高校生よりも確実に優れているはずです。
ですから、「先生」と接することができる環境にあるならば、
自分の最終目標に到達するため、
「先生」を積極的に活用しましょう。
絶対にやっちゃいけないのは、
「これは、無駄だ」などと自己判断すること。
ハラも据わらない状態で、
安易に二極化させ、片方を選び取れば、
後悔と大人への責任転嫁というカッコ悪い結末が待っています。
まだ決断できるほどの視界を得ていないのですから、
安易な判断しかできないでしょうし、
たとえ誰のせいにもしない。と覚悟を決めたとしても、
若い美空で、そんな孤独で過酷な道を歩む必要があるでしょうか。
それよりは、ゴールから逆算し、具体的なスモールステップに細分化しつつ、
いかに自律性、自発性を養うことに心をくだけるかに挑む方がよっぽど健全です。
学校や塾、予備校などに通っている人は、
望めば望んだだけ、さまざまな学びが提供される、
学びを享受できる環境に置かれています。
このラッキーな状況を最大限活用し、
正しく判断するための知識や経験を得て、
誰のせいにもしない、自分で自分の人生を選び取る決断力を養ってください。
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