対数の計算をする【ビジネス数学検定2級 合格への道】
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第75回 ビジネス数学検定受検まで あと48日受検勉強を再開した2022年4月18日より24日経過しています。
問題
以下の表は、G社とS社の、2016年の年間売上高と、過去5年間の年間売上高の平均成長率を表したものです。
今後、両社とも平均成長率で成長を続けるならば、G社の年間売上高がS社の年間売上高を上回るのは何年ですか。
G社 | S社 | |
年間売上高 (百万円) |
3,816 | 5,179 |
平均成長率 (%) |
5.71 | 0.93 |
今後、両社とも平均成長率で成長を続けるならば、G社の年間売上高がS社の年間売上高を上回るのは何年ですか。
解法
\( \ n \ \)年後にG社の年間売上高がS社の年間売上高を上回るとする。
(ただし\( \ n \ \)は自然数とする)
G社の2016年の年間売上高を\( \ \mathrm{G} \ \)、S社の2016年の年間売上高を\( \ \mathrm{S} \ \)とし、
平均成長率を\( \ r_\mathrm{G} \ \),\( \ r_\mathrm{S} \ \)とする。
$$\begin{align}\mathrm{G}\left( 1+r_\mathrm{G}\right)^n \gt &\mathrm{S}\left( 1+r_\mathrm{S}\right)^n \\\\ \frac{\mathrm{G}}{\mathrm{S}} \gt &\left( \frac{1+r_\mathrm{S}}{1+r_\mathrm{G}}\right)^n \\\\ \frac{3816}{5179} \gt & \left( \frac{1.0093}{1.0571}\right)^n\\\\ 0.737 \gt &0.955^n\\\\ 両辺&の対数をとる\\\\ \log_{10}0.737 \gt &n\log_{10}0.955\\\\ \frac{-0.1325}{-0.0199} \lt &n\\\\ 6.63 \lt &n\end{align}$$
条件より、\( \ n=7 \ \)
\( \ 2016+7=2023 \ \) より
G社の年間売上高がS社の年間売上高を上回るのは\( \ 2023 \ \)年
ビジネス数学とはいっても、ゴリゴリの数学の知識はあまり必要ないのですが、
金利計算などもあるので、高校数学の指数・対数のところだけは学んでおくとよいと思います。
金利計算などもあるので、高校数学の指数・対数のところだけは学んでおくとよいと思います。
こたえ
\( \ 2023 \ \)年
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この記事のタイトルは『対数の計算をする』です。
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