毒物劇物取扱者試験 性質・貯蔵・取扱の分野の勉強法

2019年8月17日毒物劇物取扱者試験

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毒物劇物取扱者試験まであと12日となった2015年7月23日、
ようやく、「性質・貯蔵・取扱」分野の勉強方法が定まったようです。

当時のミニブログでこんなことを書いていました。

法規の分野はまぁまぁ安定してきたのですが、
性質、貯蔵、取扱の分野が不安定。
たまたまいい時もあれば、ガッタガタのことも。
各分野6割は越えておかないと、不安です。

毒物劇物取扱者試験は、
「法規」「基礎化学」「性質・貯蔵・取扱」の三つの分野から構成されています。

人によって、得意不得意の分野が出てくるのは仕方のないことなのですが、
合格基準が2つ設けられていて、極端に出来が悪い分野があると、不合格になるおそれがあるのです。

ちなみに、合格基準は以下の通り。

◎ 得点が60%以上であること。
◎ 各分野の得点が40%以上であること。

仮に、「法規」と「基礎化学」の2分野が100%の得点だったとしても、
「性質・貯蔵・取扱」分野の得点が39%の得点率だったら、問答無用で不合格になってしまう。ということです。

志は低いですが、合格基準の最低ラインを越えさえすればいいわけですから、
ある程度形になった分野ができたら、苦手な分野に力を入れて、ギリッギリでも合格することを目指しましょう。

まとめプリントをカスタマイズ。

「性質・貯蔵・取扱」分野は、本来ハンドブックのようなものを買って勉強すればよいのでしょうが、
ひとまず、インターネット上で配布されていたまとめプリントがあったので、それを元に勉強することにしました。

すごくよくできたまとめプリントだったのですが、困ったことが。

この分野では、性状、鑑別法、毒性、貯蔵法が問われるのですが、
そのまとめプリントも、そういう項目ごとに分かれていて、ひとつの毒物(または劇物)が、あちこちの項目で散見される状態になっていたのです。

Lukia_74

Lukia

逆のほうがわかりやすいんじゃない?

せっかく内容のよいまとめプリントと出会えたのですから、あとは自分が勉強しやすいように作り直すぐらいの手間はかけるべきでしょ。
と思い、カスタマイズをすることにしました。

まずは、過去問に出題されている毒物劇物名をリストアップし、
表を作って、それぞれ何が問われているのかを書き出しました。
次に、まとめプリントも照合して、覚えるべき内容を洗い出しました。
また、過去問では用途が聞かれただけだったとしても、まとめプリントに性状や鑑別法が書かれていれば、まとめ候補とします。

項目別だったまとめプリントを、毒物劇物ごとに直してみると、
ほとんどの項目を満たしているものがあるとわかってきました。

ということは、福岡県で実施されたこれまでの試験では問われていなくても、
今年度は問われる可能性があるということになりますね。
こういうところを集中的に覚えれば、得点率も上がりそうです。

合格することに意義がある!

こうしてカスタマイズ作業をするうち、過去問とまとめプリントに載っているものだけでも集中的に覚えようと考えついたようです。

以下は、当時のミニブログからの引用です。

そもそも、毒物、劇物、特定毒物って、種類が多いので、すべては覚えられません。
ましてや、それぞれに性状や鑑別法などを覚えるなんて無理ッ!
勝手なイメージですが、
資格試験ですから、資格取得後、よく扱いそうな物質が出ると思うんですよね。
あとは、知っておかなきゃヤバイ物質とか。
細かく、詳しく勉強するのは、実際に働くようになってからで、まずはおおまかに押さえるべきなのでは。と。
項目ごとに分かれたまとめプリントに載っている物質のほとんどは、
まさに押さえるべき毒物劇物で、過去問でも出題されていることが多かったです。
あと12日ですから、この出題されやすそうな毒物劇物だけでも押さえる!
過去問に出ていないけど、高校化学でも出てくるような物質はチェックしておく。
まとめプリントには載っているが、過去問には出ていないとか、載っている項目も少ないものは捨てる!
少ないながらも、頻出の物質をきっちり押さえておけば、あとは消去法でなんとかなる!!
と、12日前にして、ようやく方針が決まりました。(汗)

この後、もう少し早く方針を決めて、カスタマイズ作業を行っておけばよかったな。と反省の弁が続いておりました。

Lukia_74

Lukia

ま、試験の12日前だから、遅いよね。反省するのももっともです。

引用の後半部分を読んでいただくとわかりますが、この分野で高得点をあげることはもはや考えておらず、
「とにかく、40%を切らないように!(汗)」と、ギリギリ合格モードに切り替えたことがわかります。(笑)
lemon_border試験を受けると決めると、ついつい功名心がはたらいて、できるだけ高得点で合格したいと思うものですが、
それは勉強している間だけのこと。
いざ合格してしまえば、点数が何点だったかなんてすっかり忘れてしまうものです。
逆に不合格になると、また時間やお金もかかりますし、困ったことにプレッシャーは倍になります。

人生を豊かに過ごすなら、たとえギリッギリでもさっさと合格して、
その後、資格を活かしながら実践的な勉強を重ねていくほうがよさそうですね。


 

プロフィール

Author Profile
Lukia_74

元・再受験生、元塾講師、元高校非常勤講師。広島育ち。
中・高国語の教員免許を取得するも、塾講師時代は英語や数学ばかり教えていた。
思うところあって大学再受験を決意。理転し、数学Ⅲ、化学、生物を独習する。国立大学へ合格するも、2018年3月に再受験生生活にピリオドを打つ。
モットーは「自分の予定はキャンセルできても、生徒の予定はキャンセルできない」と「主婦(夫)こそ理系たれ」。
広島のお好み焼きとグレープフルーツが大好き。どっちかというと左党。楽しみはひとりカラオケ。
高校で教鞭を取った経験から、現在は「現代文」と「小論文」の指導力アップを目指し、自己研鑽中。最近は趣味として高校数学を解く。

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Posted by Lukia_74