ビジネス数学検定から次なる道へ【ビジネス数学検定2級 合格への道】
第75回 ビジネス数学検定受検まで あと20日
受検勉強を再開した2022年4月18日より52日経過しています。
予定通り、2022年6月6日の午前中にビジネス数学検定2級を受検しました。
今回は、受検のことを書いてみたいと思います。
騎虎の勢い?!
すべての準備が調い、いよいよボタンをクリックして検定開始という段階になると、
注意・確認事項が示されます。
私が、(当たり前だけど、文字にされるとエグいな!)と感じて書き留めたのは以下の3つ。
- 中断不可であること。
- 試験時間(2級の場合60分)がつきると、自動的に終了し、採点されるということ。
- ブラウザを閉じると、棄権扱いになるということ。
上の2点はオフラインの試験でも当たり前のことですが、厳しいなと思ったのが3点めでした。
ビジネス数学検定は、WBT(Web Based Testing)方式を採っているので、
受検者を管理する試験監督がいませんからね。
いったん始めれば、途中でやめられない、いわば「騎虎の勢い(きこのいきおい)」形式をとり、
厳密性を高めているのでしょう。
また、検定途中で、パソコンに不具合が生じたりしての受検続行不可能な場合も特別扱いはしません!とのこと。
いざ、受検!
試験開始のボタンをクリックすると、画面右上に試験時間のカウントダウンが表示されます。
ちなみに、問題文の文字サイズも変更できるようになっています。
2級にもエクセルシート推奨
久々のテストなので、検定開始直後は、緊張して手がぷるぷるしちゃいました。
選択肢は5つですが、データはそれ以上あることが多いです。
これを電卓と計算用紙だけでこなすのは、なかなかしんどいと思います。
やっぱり、2級でもエクセルシートを準備しておいたほうがいいように思いますね。
問題の反復練習がものをいう
ほとんどの問題は、問題集やサンプル問題などでしっかり練習しておけば、かなり対応できる印象を受けました。
中には、問題を見た瞬間、「えっ?これ、どう解けばいい?」というものもありますが、練習した問題と大きくかけはなれたものは出題されません。とにかく、落ち着いて見直すことが肝要です。
どうすれば「後で見直」せた?
検定ページには、答えに自信のない問題を、「後で見直す」機能も備わっていたようですが、
私は見直せずに試験終了してしまいました。
各問題ページには、右下に「前の問題」「次の問題」「後で見直す」ボタンがあります。
「後で見直す」ボタンをクリックしてから「次の問題」ボタンをクリックすれば、一通り解いた後で、見直せるんだろうな。と思っていたのですが、
最後の問題ページには、「見直し問題」へのショートカットができそうなボタンはありませんでした。
試験時間が8分弱残っていたので、見直したかったのですが、「試験終了」をクリックしたら、本当に試験が終了し、採点結果がどど〜ん!と表示されてしまいました。(T_T)
今さらながらの推測ですが、解き直すには、「前の問題」ボタンをクリックして、「後で見直す」ボタンの色が変わっているページを見つければよかったのかもしれません。
60分経てば自動的に試験終了になりますので、「前の問題」ボタンをクリックしまくって、「後で見直す」問題をつぶしていけばよかったんでしょうね。
8分弱残った
「後で見直す」問題を見直せなかったのですが、8分弱残して30問解き切ったことになりました。
エクセルシートを使いながらの反復練習の成果だと思います。
合格しました。
問題を「見直」す方法がわからず、8分弱を残して「試験終了」ボタンをクリックしてしまったのですが、
即座に採点結果が表示され、94点で合格していました。
(認定基準点は70点以上)
30問中28問正解。(2問不正解)でした。
受検開始時は、手がぷるぷるしていたので、1問2分弱で解ききれるかどうかもわからず、
と自分をなだめ、励ましていたのですが、終わってみればまぁまぁの成績だったなと思います。
(不正解の2問を解ききれなかったのが残念です)
アドバイスするなら。
ビジネス数学検定受検に本気になって2ヶ月弱ですが、
この体験からいくつかアドバイスしてみようと思います。
必要な数学は中学レベル?!
ビジネス「数学」とあるので、数学が苦手だった人にはハードルが高そうですが、
小学校の四則計算や、割合の感覚があれば、ある程度なんとかなると思います。
中学数学まではなんとかできたんだけど・・・という人ならもっと取り組みやすいでしょうね。
一部、高校数学の「指数・対数」で扱う複利計算が含まれていますが、基本的な考え方を覚えて、公式に当てはめ、表計算ソフトに計算させればいいので、そこまで難しくはないと思います。
数字(データ)の扱い方がわかると、世の中の動きが理解しやすくなりますので、ビジネス数学検定は、勉強してみて・受検してみて損はないと思います。
エクセル使いになろう
ビジネスにデータはつきものですし、
表計算ソフトなしで大量のデータは扱えません。
そんなわけで、ビジネス数学検定の受検対策に表計算ソフト(エクセル)を使うのは、
アリもアリの大アリだと思います。
もちろん、問題の中には、時差や論理と集合など、手で解いたほうがいいものも含まれていますので、
ツールの使い分けも含めた練習を行うのが高得点への道になると思います。
デュアルディスプレイはオススメ
我が家は、ノートパソコンにディスプレイを接続して、デュアルディスプレイ状態にしているのですが、
これがたまたま、ビジネス数学検定受検に活かされることになりました。
(ノートパソコンのディスプレイには、検定ページを表示したブラウザを表示し、
ディスプレイには、エクセルを表示させていました)
3級はわかりませんが、少なくとも2級は、エクセルなしで効率よく解答するのは難しいと思います。
ビジネス数学検定対策以外でも、デュアルディスプレイにすることで作業効率はグッとあがりますので、
お金とスペースに余裕のある方は、この際、検討してみてはいかがでしょうか。
数学で世の中を観る
これまでの私は、高校レベルまでですが、長らく数学を学んできたものの、これをどう活かせばいいのかわからずにやってきました。
例えるなら、赤ちゃんが自分の足や手が動くのがおもしろくて、ひたすら動かして遊んでいるような状態でした。
また、この機械的な練習の繰り返しが、少なからぬ人に、高校までの数学を無味乾燥なものに感じさせてしまうのも看過できない事実です。
実は、有用性がわかっていても、機械的に動かせねば有用性にはたどり着けないのですが、
練習しなければいけないことが多すぎて、有用性を説くまでの時間がないという現実もあるんですよね。
今回、ビジネス数学検定の受検対策をする中で、相乗平均の意味を知ったり、
一次関数の知識があれば、損益分岐点を求められることを知りました。
学校で学んだ数学は、決して一過性のものではなく、忍耐力を得るための鍛錬でもありません。
これから数学は、社会という大海原へ出ていく際の魚群探知機のような存在になると思います。
世の中を論理的に理解し、カンや直感に頼らず、危うい流れを避けながら自身の幸せにたどり着くには、数字やデータを扱うスキルが必要です。
昨今、日本は、国や会社などにセーフティネットの機能を期待できなくなってきました。
自分の人生(に必要な資金)は自分でなんとかしてね。と言われるようになってきた以上、
数学の知識は欠かせません。
このビジネス数学検定をきっかけにして、数学を学ぶ人・数字に強い人が増えたらいいなと思います。
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