定価に小数点が出ちゃったら。【税込価格から定価と税額を求めよう】
電卓入力の仕方に慣れましたか?
公式は頭に入りましたか?
定価から税込価格を求める公式は?
(ただし消費税率は10%とする)
税込価格から定価を求める公式は?
(ただし消費税率は10%とする)
それでは今回は、 もう少し実践的な内容に入ります。
実は簡単な問題を出してました。
前回出した「税込価格から定価を求める」6問は、
私のほうで、1.1の倍数になる数字を選んでいました。
ちなみに、どう簡単か。 というと、
小数点が出ない。ということです。
しかし、
世の中の税込価格は、 1.1の倍数ではないものがあふれているので、
インボイス制度のようなお金がらみのことは、 もう一つ判断が必要になります。
定価は小数点以下切り捨てでよい
定価=税込価格÷1.1でしたから、
\( \ 39800\div1.1=36181.8181 \ \)…
と小数点が出てしまいますね。
このとき、 問答無用で1円加えてください。
それが定価になります。
たしかめてみよう
実際に36,182円の税込価格を求めてみましょう。
この場合は、 小数点以下切り捨て(ガン無視ってことです)で、
39,800円になります。
しばらくは判断に悩むかもしれませんので、
以下のフローチャートを参考にして、脳内にフローチャートをコピーしてください。
練習問題
それでは、 練習問題を10問やってみましょう。
答えは下にまとめて載せておきますので、 ご自分の答えをメモしておきましょう。
第1問
定価(\( \ x \ \))はいくらか。
第2問
定価(\( \ x \ \))はいくらか。
第3問
定価(\( \ x \ \))はいくらか。
第4問
定価(\( \ x \ \))はいくらか。
第5問
定価(\( \ x \ \))はいくらか。
第6問
定価(\( \ x \ \))はいくらか。
第7問
定価(\( \ x \ \))はいくらか。
第8問
定価(\( \ x \ \))はいくらか。
第9問
定価(\( \ x \ \))はいくらか。
第10問
定価(\( \ x \ \))はいくらか。
答え
第1問 | 16,400円 |
第2問 | 48,819円 |
第3問 | 861,091円 |
第4問 | 106,300円 |
第5問 | 11,297円 |
第6問 | 48,182円 |
第7問 | 8,400円 |
第8問 | 1,954,546円 |
第9問 | 593,637円 |
第10問 | 273円 |
「小数点以下切り上げ」た定価は片道切符
税込価格が21円などの小額のときは、
定価を1.1倍しても、もとの税込価格に戻らないことがあります。
これは、21円に対して、1.1という値が結構大きいのと、
そもそも、「小数点以下切り上げ」という操作を行っているからなんですね。
ゆえに、税込価格から求めた定価や税額が、
はたして正しいかどうかは、
1.1倍したり、11倍したりして求めるのではなく、
定価と税額を足し合わせて、税込価格に戻るかどうかで調べてください。
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