紙を減らして、神を呼ぶ【2024年の抱負】
紙を減らしたい
私の場合、ちょっと油断すると増えるのが「紙」です。
本やノート、原稿などなど。
再受験生を終えた2018年に、かなりの「紙」を処分したはずなのですが、
転居した広島の家が、広かったことと、
新しくインプットしたいものにいろいろ出会ったこともあって、
5年間のうちに無自覚なまま、増えていったようです。
「無自覚に増やしてしまった」と気づいたのは、
神奈川の新居が、コンパクトな間取りだった「おかげ」でしょう。
旧居よりもサイズダウンすることはわかっていたので、
引っ越し準備の段階でも、ある程度処分はしたのですが、
精査するわけにもいかず、
引っ越してからおいおい判断しようと
持ってきてしまいました。
家の中の収納や管理は、私が担っているので、
まずは、暮らしにまつわるものの片付けをこなさねばなりませんが、
それも落ち着いたら、
この家で過ごす数年の間に、
「紙」とのつきあい方を考え、
所有する紙の量をできるだけ減らそうと思います。
コンテナは本の墓場?!
あらためて、所有する「紙」の多さが及ぼす弊害を考えてみました。
「紙」は私に「インプット」と「アウトプット」の機会を与えてくれ、
人生を豊かにしてくれた存在であることには間違いがありません。
しかし、その豊かさを求めて「紙」を増やせば増やすほど、
それらを収納する道具や管理が必要になります。
収納する道具とは、小さいものなら、バインダーファイル、
大きなものだと本棚やコンテナを指しますが、
これらはどれも、今後を見据えて大容量の物を買いがちです。
収納用品が大きく、重くなれば、
当然、場所を取ります。
数年前から、メルカリで本をついつい買い込んでしまいました。
今となっては貴重な本、いわゆる「掘り出し物」が安価に入手できるので、
なかなか自制できないんですよね。
こうして、「紙」の本が徐々に増えてくるのですが、
すでに本棚は別の「紙」でいっぱいでしたので、
ネットショップでプラスチック製のコンテナを購入しました。
(これまた、気軽に注文できて、ほどなく届くのでやめられません)
コンテナは、本の保管状態を容易に維持できますし、
同じメーカーや形などを揃えれば、積み上げるという「垂直」に収納・管理することもできます。
いいことずくめのようですが、問題点もあります。
コンテナに入れて、「垂直」収納してしまうと、
取り出すのが面倒くさくなってしまい、
思ったほど読み返さないものです。
読みたい本が、一番下のコンテナに収納されていた場合、
なかなかの重量である上のコンテナを、下ろす必要があります。
コンテナそのものは、省スペース・格納に適しているので、
逆にそれが仇になっているのです。
たとえば、我が家だと、
本を入れたコンテナは、ディスプレイを置くためのコンソールテーブルの下に積み上げて格納し、
そのコンソールテーブルの前にスタンディングデスクを置いています。
そして、ゲーミングチェアと、フットレストを置いていますので、
一番下のコンテナから本を取り出したければ、
コンソールテーブル以外の家具を移動させなければならないことになっているのです。
これだけの労力を払わねばならないと思うと、
毎度げんなりしています。
コンテナ収納は、メリットがあると思っていたけれど、
一度、収納してしまった本の中で、
読み返したくて取り出したものは、ごくわずかだったなぁ。と思い返したのでした。
いよいよペーパーレス化の波に乗るか
そこで、今考えているのが、
AmazonのKindle端末の購入です。
これまで、電子書籍を読むときは、
スマホで読んでいたのですが、
画面が小さいのと、読書向けの端末ではないので、
目が疲れるし、読むのに集中できず、
買ったままクラウド積読させた本が何冊もありました。
2021年に、かなり積極的にKindle端末の購入検討をしたのですが、
結果、スマホでもできるのにわざわざ端末を買うなんてと見送りました。
しかし、2023年に自らKDP出版したこともあり、
電子書籍リーダー購入の再検討が浮上しました。
クラウド積読を多発させていることの一因は、
やはり、電子書籍を読むことに特化したデバイスを持たないことにあると思います。
また、頭に入りやすいからと紙書籍を選んできたけれど、
読み返したい欲求が生じたとき、
どれだけ早く、少ないアクション数でその本にアクセスできるか、ということが、
収納にかかっていることにも、今回の引っ越しで気づきました。
また、本当に今さらなのですが、
「紙」を持つ、よい状態を維持するためには、
収納や管理にコストがかかるということに気づかされました。
今こそ、電子書籍リーダー購入検討の好機なのかもしれません。
「紙」とのつきあいは切れないが
「紙」の本を「電子書籍」に変えたり、
目が疲れにくいという「電子書籍リーダー」を購入したところで、
積読そのものは減らないと思います。
しかし、読みたいと思ったときに取るアクション数は、確実に減りますし、
収納・管理にかかるコストは大幅に減ります。
デザイン系の本などは、紙書籍のほうが読みやすいのですが、
新書とか小説など文字が多い書籍などは、
電子書籍のほうがいいのではないかと思っています。
持っていて損はないと思います。(試してみる価値は十分ある)
Send to Kindle というウェブサービスがあって、
これを使うと、自作のPDFやepubなどをKindle端末で見ることができるようになるそうです。
サブディスプレイとして、使えないかなと考えています。
老いた自分に情をかける
おそらく、生涯で、もう2〜3回くらいは引っ越しがあると思っています。
部屋の広さも間取りもまちまちですから、
今持っている家具やその配置が、次の家でも維持できるとは限りません。
安価な家具を買って、その家で使い倒し、引越し時には処分するというのがいいかなと考えています。
なにしろ、紛れもない事実があります。
次回の引越しの際には、
今よりも確実に気力・体力ともに衰えているはずということです。
今回でも、「四十肩」を抱えながらの準備だったのに、
5年後とか10年後の引っ越しとなれば、どんな衰えを抱えていることか。
荷物が多いということは、期日までに引っ越しを完了させられないリスクを負うことを意味します。
ということは、
引っ越したばかりなのですが、
もう今から「次の引っ越し」のことを考えて、
所有する「紙」や、その関連するものの絶対量を減らす取り組みを始めるべきなのです。
「紙」とのつきあいは、
生涯切れることはないでしょうから、
都度、最善の付き合い方を考えていく必要があるということでしょうね。
現在、購入検討しているのは、
AmazonのKindle Paperwhite です。
インチ数が大きいとか、電子ペーパー機能がついている上位機種もありますが、
ひとまず、e-ink がどんなものなのかに興味がわいていますので、
値段的にもこのあたりが相応ではないかなと考えています。
「紙」書籍を減らしたいので、
今後も読みたいと考えている本は、あらためて電子書籍で購入する必要がありますから、
デバイスそのものにお金をかけすぎるのは、合理的じゃないんですよね。
欲しい機種が、新春セールで売り切れてしまっているようなので、
再入荷を待ちつつ、春までには購入したいなと思います。
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