リテラシー持ってる?ChatGPTの限界と可能性【ChatGPTを使ってみよう!】
ChatGPT デビューしました。
最近流行りの(?)ChatGPTを使ってみました。
最初に戸惑ったのは、英語表記のトップページです。
と思いましたが、ためしに日本語を入力したら、
すぐに 日本語で答えてくれたので、安心しました。
2023年4月11日に読んだネット記事によると、ChatGPTの開発元であるOpenAIは、
今後、ChatGPTが日本に土着するよう、力を入れていくそうです。
トップページが日本語対応になるのも、そう遠くはないかもしれませんね。
少し使ってみて感じたこと。
少し使ってみただけで、生成系AI のおもしろさやすばらしさ、また危うさみたいなものを感じました。
対話型AI とはよくいったもので、「ですます調」の文体なので、
いつのまにか、チャットの相手がAIであることを忘れてしまいます。
ていねいだけど、堅苦しさはなく、物腰のやわらかいお姉さんと話しているような印象を受けます。
ネット上に、明確な答えや判断できるデータ・情報がない場合は、明言を避ける表現をします。
「一概には言えませんが…」という前置きをしておいて、
「○○という傾向はあるかもしれません。」というような表現をします。
あるテーマについて、賛否両論がある場合、
賛成・反対意見のそれぞれにどんなものがあるか。というのを収集するのは、
なんなら人間が収集する以上に、あれこれ集めてきてくれるかもしれませんが、
ChatGPTそのものが答え・正解を持っているわけではないので、
白黒はつけられないと考えておくとよいと思います。
使い方によっては、短時間で多くの情報が得られるので、
ChatGPTは大変便利なのですが、
利用する上で、もっとも気をつけておかなければいけないことがあります。
それは、「もっともらしく間違ったことも言う」ことです。
たとえば、2023年3月、に八代集に収録されていた二首の歌についての記事を書きましたが、
ChatGPTに八代集のことを聞いたら、思いっきり間違ったことをしれ〜っと教えてくれました。
その後、何度も情報修正を試みましたが、完全には直らなかったように思います。
また、別のことをたずねたときに、その分野に明るい人の本を5冊ぐらい紹介されたのですが、
うち、2〜3冊は架空の著者の本でした。(笑)
「Amazonで検索したけど、そんな本ないって言われたよ?」というようなことを入力したら、
「すみません。間違っていました。正しくは、○○の『△△』でした。」って答えてくるのですが、
また間違いという。
つまり、ChatGPTを使う際は、
こちらが十分な知識を持っているか、
都度、検証するというリテラシーが必要となります。
こちらが道を聞いて、その人がたとえ行き方を知らなくても、
間違った道を堂々と教えるそうなのですが、
ChatGPTも、そういう人に近い。と思っていたほうがよいでしょう。
ChatGPTは、2021年までのデータをもとに作られているようですから、
直近2年弱に起こったことは、聞いてもわからないことになりますし、
ChatGPTは、情報を蓄えるのは得意でも、それがどういう関連性があるのか、
はたして正しいのかと検証する能力は持ち合わせていないと考えておいたほうがよいです。
ですから、御自身にとって、未知のこと・無知のことを聞くのはやめた方がいいかもしれません。
もっともらしく間違ったことを言っているかもしれないし、
御自身に検証能力がなかったら、どこまで信じていいかの判断がつきかねるからです。
ルビコン川、渡っちゃった気がする。
2023年4月、東京大学はChatGPTなど生成系AIに対して、以下のような見解を述べました。
「人類はこの数ヶ月でルビコン川を渡ってしまったかもしれない。」
この言葉に続けて、学生や教職員に対し、急速に発展するテクノロジーとの向き合い方を説いたそうです。
「ルビコン川を渡る」というのは、「後戻りのきかない道へと歩みだすこと、またその決断をくだすこと」の意味で、
似たような表現として、「一線を越える」とか、「背水の陣を敷く」なんてのもあるそうです。
たしかに、私も、使い始めてひと月と経っていませんが、
「ルビコン川を渡」っちゃったように思いますね。
いろんな人が、ChatGPT 活用体験記を書いていますが、
私も、私のChatGPT 活用体験記を書いてみようと思います。
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