五十路にして思い立つ、司書教諭免許取得への道

司書教諭免許

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『五十路にして思い立つ、司書教諭免許取得への道』のインフォグラフィック
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図書館に放送大学の要項をもらってきた

2026年が明けて、最寄りの図書館で放送大学の要項をもらってきました。

(要項が置いてあるなあ)と思いながら、図書館を利用していましたが、まさか、手に取ることになるとは思いもしませんでした。
こんなことになったのは、司書教諭の免許取得に興味がわいたからです。

現在住む自治体からのLINEを通じて、パートの司書が募集されていることを知ったので、持っていれば応募できるかな、と思ったのでした。

2つの司書資格、費用・期間・スキルで考えた私の選択

調べてみると、一口に司書といっても、「図書館司書」と「学校図書館司書教諭」の二種類があります。

図書館司書は、半年から一年の勉強をして、司書補、司書となっていく必要があります。

一方、司書教諭は、まず、教員免許を有する、または取得見込である必要があり、1〜2カ月の夏期集中講習を受けることで取得できる免許です。

まあ、講習を受け、晴れて免許を取得できるのは、来年3月以降となるので、私が実際に応募できるのは、次々年度あたりになりそうですが、読書指導のスキルが身につきそうなので、取ってみてもいいかなあ、と思いました。

司書教諭免許取得までの道のり:費用とスケジュールを知る

放送大学は、4月と10月に入学することができるので、4月入学に間に合うように、と要項を取りに行ったのでした。
しかし、パンフレットを見ると、司書教諭免許のための講習は、通常の入学生とは異なるようです。

具体的には、

4月に要項配布、
5月ごろから申し込み、費用払込み、
7月と8月で講習を受け、提出課題の作成をおこなうそうです。

2026年1月の時点で、特にできることはないので、4月の要項配布を待つということになりました。

ちなみに費用は、

  • 入学金 5,000円
  • 科目の受講費 12,000円×5
  • テキスト代 1,000円程度? 

で、7万円程度になります。

また、インターネット配信となるので、インターネット回線も必要です。

臨時採用教員の募集を見て思い出したこと

その後、自治体から「臨時採用の教員の募集」のお知らせも入りました。

教員免許を持っていますから、そちらに応募するのも一考ですが、現在は、どこの自治体も本当に危機的な教員不足状態なので、やる前から骨折り損となるのは明確です。

実は、以前にも臨時採用の名簿に登録したことがありましたが、本当に条件がよくありませんでした。
自宅から遠く離れているとか、自家用車がないと詰むような場所にある学校からの依頼がほとんどです。
そして、臨時採用の先生か、正規採用の先生かなんて、傍から見分けもつきませんし、考慮や配慮なんてしてもらえません。
ガッツリ仕事が回ってくる、近くの学校を二、三かけもちさせられるなんてケースの打診もありました。

それでいて、出るのは交通費と、担当コマ数分の報酬だけ。
準備や採点・添削、教材研究に対する手当はつかないようでした。

私の夫は、私のやることにあんまり反対はしません。
しかし、この非常勤講師の打診のときばかりは、大反対されました。
「今や、(民間企業は)一分単位で残業代が出るのが当たり前なのに、なんでそんな苦労を負わねばならないのか」と。

私は、団塊ジュニア世代、就職氷河期のはしりの世代です。
同級生の数が多かったので、「代わりはいくらでもいる」と言われましたし、
すでに少子高齢化社会でしたので、「これからは、採用される教員数が減る」と言われてもいました。

結果、現在、世代間をつなぐ役割を担うべき、私たちのような中堅・ベテラン世代が少なくなり、さまざまな問題が起こっています。

若い頃は、毎年名簿登録しにいかなければいけないぐらいでしたが、
後年、名簿登録したら、希望する地域以外の学校やなんなら新年度が始まってもなお、本当に切羽詰まったようなオファーがくる状態でした。

これが、若い頃なら、教員採用試験が受けられる年齢だったら、受けたかもしれません。
臨時採用でキャリアを積めば、正規の教員に登用される可能性は高いからです。
しかし、もう年齢制限をとっくに超過し、希望や展望を持つような年でもありません。

そうなってくると、必要なのは、「生徒のために」と思えるかどうかの「侠気(おとこぎ)」なのです。
残念ながら、もはやこれもない。

短期間でしたが、非常勤講師として高校に勤めたときに、ほぼ失ってしまいました。

年令問わずいえることですが、教育には、熱意や侠気が必要です。
しかし、現在それを満たしてくれる現場がどれだけあるでしょうか。

もはや、アラフィフになると、教育に関して下手な侠気を起こすのは、命取りなのです。

「代わりはいくらでもいる」と言われていたのですから、「代わり」を探していただくのが一番なのです。

まぁ、日本国中がこんな状況に至って、教員採用試験の受験倍率が1を切る自治体が出てきているのでしょう。

そんなわけで、応募するならやっぱり、「司書教諭」のほうになりそうですよね。

同期たちにリスペクト!遅れ馳せの免許取得の夏になるか?

司書教諭の話に戻ります。

実は大学時代にも、司書教諭の免許取得のための夏期講習があり、同じ学科の友人たちの中には、取っている人もいました。

当時の私は、高校までは、高校の教員をめざしていたのですが、大学に入学したとたん、すっかりその気が失せてしまったクチでした。
とはいえ、ほかに取れる資格もない。
そこで、教員免許だけは取っておこう。というなんとも意識の低い学生だったのでした。
そんなわけで、司書教諭免許にも興味がありませんでしたし、取得する意義も見出せませんでした。

なにしろ、講習が、自宅から遠く離れた他大学だったものだから、余計にやる気が起こらなかったのです。

調べてみると、放送大学の司書教諭免許取得のための夏期講習は、すべてオンラインでおこなわれるそうです。
つまり、家にいながらにして講習が受けられるということ。

そう考えると、暑いなか、あの距離をものともせず?通い学んだ友人たちには頭の下がる思いです。

今は、家にいながらにして、学べるのですから、取ると決めたら、友人たち以上に張り切らねばなりませんね。

司書教諭免許は、取るまでも、取ってからも、コスパやタイパを考えることになるでしょうが、教員免許だって、取って数十年後に思いがけず役に立ったのです。

4月の要項配布までに、2カ月強あります。
その期間で、前向きに検討したいと思います。


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プロフィール

Author Profile
中原 新

元・再受験生、元塾講師、元高校非常勤講師。書く力ナビゲーター。KDP出版参入者。広島育ち。
中・高国語の教員免許を取得するも、塾講師時代は英語や数学ばかり教えていた。
思うところあって大学再受験を決意。理転し、数学Ⅲ、化学、生物を独習する。国立大学へ合格するも、2018年3月に再受験生生活にピリオドを打つ。
モットーは「自分の予定はキャンセルできても、生徒の予定はキャンセルできない」と「主婦(夫)こそ理系たれ」。 広島のお好み焼きとグレープフルーツが大好き。趣味はひとりカラオケと高校数学を解くこと。
高校で教鞭を取った経験から、現在は「現代文」と「小論文」の指導力アップを目指し、自己研鑽中。2025年10月より万年筆を執筆仲間とする。

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Posted by 中原 新