板書に困った。(その1)【高校非常勤講師奮闘記】
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なんにも頼れない。
人生初めて高校の非常勤講師となったとき、
あらためてどうしよう。。。と思ったのが、教材研究と板書でした。
何しろ高校生だったのも、30年以上前ですし、
一応、大学で教員養成の講座を取り、模擬授業や板書案を作成しましたが、
全く思い出せませんでした。
塾講師時代にも、国語を担当したことはあるのですが、
解答作成の助けとなる板書なので、厳密な授業進行のための板書とは異なるんですよね。
他の先生の板書を見るっても、勤務中はそんな時間もありませんし。
本当は、どの教科もそうなのでしょうが、
国語は、教師の個性や力量が、授業や板書に現れる教科だと思います。
最終的には、現時点で自分が持っている個性や力量で勝負するしかないのですが、
参考にできるものがあるなら、それを得て少しでも下駄をはきたい。
というわけで、小学生向けの授業の板書術の本を買いました。
文章を図式化することをめざせ
本屋に行って驚きましたが、板書術や授業の本9割5分くらいは、小学校向けという印象です。
中学校がちょこ〜っとあって、高校のは、ほぼありません。
中学校がちょこ〜っとあって、高校のは、ほぼありません。
さて、購入した板書術の本は、内容すべてを活かす。ということはできませんでしたが、
印象づけやすいとか、取り込ませたい情報を明確にする。というテクニックは参考になりました。
また、懐かしい気持ちにもなりましたね。
このお話の授業、まだやってるんだ。
っていうね。
あらためて参考になったのは、著者の先生が、
文脈とか論理展開、意見、考えなど、授業で出てくるあらゆるものを
できるだけシンプルでわかりやすく図式化することに心をくだいていらっしゃることでした。
こ〜んな板書目の前にしたら、児童だって授業に積極的に参加したくなっちゃうよね〜。
(量的に小学校低学年の児童がノートに書き写すのは無理だから)授業が終われば、記録されることもなく消えちゃう、まさに一期一会的な板書なんだろうけど、こどもたちの記憶には、板書のイメージが強烈に刻まれるだろうから、確認のテストまで(記憶が)保持されやすそうだなぁ。
こういう板書になる(対話型の)授業をしたいけれど、つきあって日も浅い、思春期真っ只中のあの子とでは無理だよねぇ。。。
いいなぁ〜うらやましいなぁ〜の気持ちが強まった反面、
現状の厳しさも痛感して、軽くヘコむ私なのでした。(笑)
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