書くことで癒やされていた日々。【高校非常勤講師奮闘記】
私は何かと「書く」という行為が好きです。
たまたま日記帳をプレゼントされて、10年続けたこともありますし、
難しい本を読んだとき、ポイントを抜書きして、まとめながら読むなんてこともやっていました。
また、夫の転勤先で、日中はひとりぼっちの再受験生だったので、
紙に書き出す「ひとり会議」なんてのを行っていたこともあります。
良くも悪くも、自分の中にたまっているもの、考えていることを書き出すことで、
問題点や思いがけないアプローチの解決方法を見出してきました。
しかし、非常勤講師生活を始めて2ヶ月ほどは、それどころじゃなかったように思います。
とにかく、自分の時間がなかった。
寝る・食事の準備をする・食べるなどの生きるのに必要な時間を除けば、
ほぼほぼ授業のために費やしていたと思います。
そんな状態なので、筆記具を持つのは、授業準備や生徒の小テストの採点や添削のため。
まずは、非常勤講師としてのペースをつかむことが優先ですし、
そうしないと職場で自分がしんどい思いをすることになる。
それは、生徒にも迷惑をかけてしまいます。
今は、自分の時間なんて持てる時期じゃない。とわかっていたけれど、
フラストレーションは確実にたまっていきました。
正月の三が日、一冊の方眼ノートを新しくおろして、思う存分書いてみました。
誰のためでもなく、自分のためだけに「書く」ということを渇望していたのでしょう。
もう、楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
自分が知りたいこと、自分の今後に役立ちそうなことを、ノートに思いっきり書けること、また書ける時間があることのなんと貴重なことよ!
シールも、マスキングテープも、好き放題貼り、キラッキラのラメ入り筆ペンなどを使って書いていきました。
(思い返すと、ブログが書けなかったこともフラストレーションがたまる要因のひとつだったと思います)
この方眼ノートは、いつも持ち歩いて、ふっと時間ができたときに読むようにしていました。
(まぁ、結局3月末までそんな時間はなかったけれど)
『書くこと』は、以下の3つの効果があるようです。
1:脳がマッサージされる。
2:頭の中を整理できる。
3:状況が把握できるので、無駄なパニックや不安を軽減できる。
これは、頭の中でぐるぐる考えるのとは違い、
自分が何にモヤモヤしているのか、どういう方向性を望んでいるのか。など、
真に望む自分が明らかになるような気がします。
また、欲しいものとか、理想像などを書き出すとかなったりもします。
(潜在意識が)勝手にゴールへ向かうためのマイルストーンを次々置いていくようです。
文字にして読むことで客観性も生まれ、論理的に結果が導けたり、
その結果が望ましくない場合、どうすればそれを回避できるかなども考えることができます。
簡単にいうと、計画性が高まったかなと思います。
知識を自分のものにしたいなら、アウトプットの機会を増やすのが大事。
日々のフラストレーションも、適度に放出せねば、仕事のパフォーマンスに影響します。
個人的には、人を育てることに関わる以上、自己内省の時間は不可欠だと思いますし、今後も続けたいと思います。
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