ポッドキャスト制作がぐんと楽に!最適読み上げ速度&Audacity時短テク【一週間で変化!ポッドキャスト奮闘記】

今回は、音声編集ソフトのAudacity(オーダシティ)にまつわることを書いてみようと思います。
自己判断は危険?「ながら聴き」にぴったりの読み上げ速度を探してみた
録音した音声には、Audacityで「テンポ変更」という加工をしています。
はじめは、1.2倍速くらいにしていました。
というのも、私はわりとゆっくり読み上げる方なので、このぐらい速くしないと、リスナーさんをイライラさせてしまうかもしれないと思ったからです。
しかし、いざ、自分で聴いてみると、せかせかした速度になっていて、「ながら聴き」に向いているとは思えませんでした。
そこで、適正な読み上げスピードを求めることにしました。
ちなみに、アナウンサーがニュースを読み上げるスピードは、1分あたり300字程度なのだそうです。
ということは、1500字の記事は、黙読だったら、3分程度で済みますが、音読なら、5分かかるということです。
音読って意外と時間かかってるんですね。
さて、それを踏まえてあらためて自分の読み上げスピードを計算してみると、私の自己判断は、間違っていることがわかりました。
実は私、のんびりしているというよりは、むしろ少し速いくらいだったのです。
以降は、1.08倍速に設定するようになりました。
また、ポッドキャストでは、アナウンサー、安住紳一郎さんのラジオ番組が配信されているのですが、
それを聞くと、「内容がゆるいから」というのもありますが、かなりゆったりしたテンポで話されています。
ラジオやポッドキャストは、「ながら聴き」が前提なので、
リスナーに内容をほどよく理解させ、楽しんでもらえるよう、
テンポは変更しないか、少しだけ速くしておくか、ぐらいがちょうどいいのかもしれません。
黙読の場合は、「じっくり読んでも速読してもその理解度は変わらない。だから、何周も速読して理解を深めよう」といわれますが、
「視聴もまた同様」とはいえないように思います。
「ながら聴き」して、なんとなく雰囲気を楽しんでもらい、そこに少しの学びを得てもらうなら、私自身のキャラクターが出るテンポ(速度)があるはずです。
そう考えると、テンポの調整はしなくてもいいのかなと思うようになりました。
リスナーの手をわずらわせますが、「遅い!」と思えば、速くしてもらえばいいわけですしね。
後日、スプレッドシートで、記事の文字数と収録時間から、1分あたり300字というアナウンサーの読み上げスピードに近いテンポを割り出せるようにしました。
さらに、見出しの数を入力して、収録時間から無音時間をさしひき、音読時問をなるべく正確に求められるようにしました。
作業効率UP!Audacityキーボードショートカットの威力
機材やAudacityでの編集に慣れてくると、収録や編集作業を効率よくこなしたいと思うようになりました。
ChatGPTにAudacity をキーボードで操作できないか相談したところ、自分の好きなキーボードショートカットを割り当てられると教えてもらいました。
そこで、
- 録音開始
- 録音停止
- 範囲を指定して削除
- テンポ変更
- WAVとして書き出す
- プロジェクトを閉じる
という操作のキーボードショートカットを設定したところ、劇的な効果がもたらされました。
収録しながら編集もおこなえるようになったので、作業時間が大幅に短縮されるようになったのです。
以前は、収録した後で NG部分を探していたのですが、キーボードショートカットを設定してからは、その作業が不要となりました。
収録中、失敗したら、即録音を止めて、その部分を削除する。そこから録音を再開し、新たに読み直せるようになったのです。
NG部分がないので、リップノイズと、長すぎる無音時間を気にしなければ、ほぼ完成状態となりました。
まぁ、リップノイズ除去と、長すぎる無音時間の削除は、心地よく聴いてもらうとか、適正なテンポ調整ために必要ですから、放置しませんけどね。
キーボードショートのおかげで、収録を含め作業時間としては、読み上げ時間の 2倍ほどで済むようになりました。
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