Google Apps Script で「差し込み印刷」的なことをやってみた。
同じ形式の記事を量産したい
GoogleのOfficeアプリ、ドキュメントとスプレッドシートにひとつ注文をつけるとすれば、
なんといっても「WordとExcelでできる差し込み印刷」機能の標準装備でしょうか。
数学で、似たような形式の記事を量産する必要が頻繁に生じるのですが、
マイクロソフトOfficeが入っていないChromebook(クロームブック)では、
差し込み印刷で記事を量産することはできず、
どうしても。というときは、しぶしぶWindowsパソコンを開いて差し込み印刷を行っていました。
2021年8月1日よりPython(パイソン)の勉強を始めて、
写経状態ながら、コードを書くことのおもしろさを感じているところだったので、
もう一度、スプレッドシートとドキュメントで「差し込み印刷」のようなことができないか、
調べてみることにしました。
コピペ&カスタマイズで成功!
GoogleのOfficeアプリで差し込み印刷をする方法を調べたのが、おそらく5年以上前。
当時はまだ機能が充実していなかったのもありますが、
そもそもGoogle スプレッドシートやドキュメントが一般的ではなかったので、
たとえ技術があっても、それを日本語で紹介してくれる人はいませんでした。
しかし、ありがたいことに、現在は、GASをゴリゴリ使える日本人が増えていました。
以下の記事にたどりつくことができ、スクリプトをコピペして、少しカスタマイズしたら、
「差し込み印刷」ができました。
この記事は、メールマガジンを量産する。という方法なのですが、
私の場合は、記事を量産したかったので、
欲をいえば、個別のドキュメントに分割して出力するような方法が知りたかった。
さらに調べれば、そういう方法もあるのでしょうが、
今日は、GoogleのOfficeアプリで、差し込み印刷ができるようになったところまでで満足することにしました。
スクリプトエディタの実行ボタンを押して、出た結果を全選択→コピーし、
新しいGoogle ドキュメントに貼り付けておいてから、
各ページごとに切り取っては、WordPressに貼り付ける。という作業を繰り返すことにしました。
範囲選択の方法も知りました。
数学記事は、Mathjax を使うので、見た目には、すっきりしているのですが、
ソースは、かなり複雑で長くなります。
選択範囲が2ページ近くになり、マウスでドラッグするのがめんどくさくなりました。
予想通り、部分的な選択ができる方法、ありました。
Windowsパソコンでの操作方法のようですが、ひとまずChromebook(クロームブック)で試してみる価値はある。
Shift + Home キー | カーソル位置から行頭までを選択 |
Shift + End キー | カーソル位置から行末までを選択 |
Shift + Ctrl + Home キー | カーソル位置から文章の最初までを選択 |
Shift + Ctrl + End キー | カーソル位置から文章の最後までを選択 |
今回私が使いたいのは、「カーソル位置から文章の最初までを選択」する「Shift + Ctrl + Home キー」の操作。
しかし、あらためてChromebook(クロームブック)のキーボードを見てみると、
家の形のHomeキーがありません。
またまた調べたら、親切な方が記事を書いてくださっていました。
そうです、Homeキーの代わりになるのは、
検索キー(虫眼鏡のマーク)+ ←(左矢印キー)でした。
整理してみます。
Chromebook(クロームブック)で、35行/ページのドキュメントから、
1行目から30行目までを選択したい場合、
- カーソルを31行目の文頭に置く。
- Ctrl + Shift +虫眼鏡マークのキーを左手で押しておく。
- 右手で左矢印キーを押す。
という操作で選択できます。
その後、Ctrl + X で 「切り取り」か、Ctrl + C で 「コピー」をしてから、
Ctrl + V で 「貼り付け」ます。
このキーボード操作を覚えたおかげで、マウスでドラッグする必要がなくなり、
作業スピードが大幅にアップしました。
参考にさせていただいた記事の筆者の方々、本当にありがとうございました。
思いがけず、明日から記事執筆に取りかかれそうです。
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