Googleドキュメントでもできます【KDPでペーパーバックを作るには】
原稿のアップロード形式
2023年10月現在ですが、
KDPに日本語原稿をアップロードするとき、
発行形式によって、拡張子が異なります。
具体的にいうと、
電子書籍はEPUB(イーパブ)形式、
ペーパーバックはPDF形式(日本語の場合)になります。
Word形式でもいいのでは?
ちなみに、KDP出版の先達の中には、
電子書籍は、Word形式でもよい。という方もあります。
私も1冊目を出版するときは、Word形式で原稿データをアップロードしたのですが、
その後、「目次が入っていません」というエラー通知を受けました。
実際には、目次を作成し、挿入してあるのですが、
Kindleアプリなどにある目次機能には反映されていなかったようです。
つまり、離れたページに飛びたいとき、
巻頭にあるもくじページを開いて、そこにあるリンクから飛ばねばならないという状態になっていたことになります。
その後、このエラーは、目次を少し加工して、
EPUB形式でアップロードしたら解消されました。
ですから、「電子書籍版はEPUB形式で。」と考えておくとよいと思います。
ペーパーバックはなぜPDF形式なの?
さらに、ペーパーバックの原稿をアップロードする際には、
ファイル形式をPDF形式にしておく必要があります。
これは、日本語原稿のみの条件となっています。
これは、私の想像なのですが、
そもそもアマゾンがアメリカの会社で、
ペーパーバックの印刷をする機械が日本語対応していないからではないかと思います。
実際は、文字の羅列なのですが、写真や画像のように指定されたデータをドットとして印刷できるようにしているのではないかと思います。
アルファベットであれば、26文字ですし、記号を入れても、文字種の数はしれています。
しかし、日本語の場合は、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字となんでもござれの状態なので、対応しきれないということでしょう。
さらに、読みやすいフォントとか、強調するのに適したフォントなんてのもありますから、
これらにいちいち対応しきれない。ということなんだろうと思います。
注文してから2〜3日程度で届くので、さすがに本国アメリカで印刷して送ってくるのではないと思いますが、日本語非対応の印刷機を使っているのは間違いないと思います。
KDP原稿作成はGoogleドキュメントで
Googleドキュメントは、オンライン、オフラインを問わず、
PC、スマホなどデバイスも問わず使える文書作成アプリです。
このGoogleドキュメント、
少しずつ機能が充実してきていて、しかも無料。
横書きの原稿であれば、十分使えます。
ちなみに、縦書きとか、ルビをふるなどの日本語特有の機能を求める場合は、
やっぱりPC版のWord一択になろうかと思います。
そして嬉しいポイントは、
Googleドキュメントは、出力形式が多様なことです。
PDF形式は当たり前、
Word形式はもちろんのこと、
なんと! EPUB形式でも出力できるんです。
(これは、Wordは無理だったように思います)
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