『多変量解析による統計的馬券戦略』を買った理由【競馬予想で多変量解析を学ぶ】
2022年12月に、小口定男著『多変量解析による統計的馬券戦略』という本を買いました。
今回は、この本を買った理由を書いてみたいと思います。
組み合わせが衝撃的だった
私は、Googleアラートにて、「統計」とか「数学」に関するニュースがあれば、メールにて届くように設定しているのですが、2022年10月ごろにこの本が出版されたニュースを受け取りました。
夫が競馬をやっていて、私も2022年はビジネス数学検定や投資などの勉強をしていた頃だったので、
自分が知っているデータの分析の知識で、当てられるのかどうかをやってみたのですが、
結果は芳しくなく。(全くハズレでもないけれど、当たりではないので、まぁハズレですよ)
そんなころ、この本に出会いました。
「統計」「数学」カテゴリに「競馬」というキーワードが含まれてきたので、
なかなかの衝撃でした。
そして、この数式とレースの写真が載っている本の表紙になかなかワクワクさせられました。
こういう組み合わせ、今までなかった!
楽しくデータ分析の手法を学べそう。
表紙が数式と競馬という意外な組み合わせである上、
このイカツイ タイトル。(笑)
『多変量解析による統計的馬券戦略 重回帰分析, 判別分析, AID分析の入門書 』
新聞片手に赤鉛筆を耳にはさんだおっちゃんたちに、「ああん?」と怪訝な顔をされそうな感じがしますよね。
私には勝負師のカンはないので、競馬そのものにはほとんど興味がないのですが、
競馬のような具体的で切迫感がある状況やデータが用いてあることで、継続的に勉強ができそうな気がしています。
分析ができるようになれば、夫の競馬予想の的中の可能性も判定できるようになるかもしれませんし、
多変量解析そのものが、どの程度整合性があるのかも確認できそうですしね。
持ってるだけでおもしろい本だから。
実は、出版されてから本を購入するまでに2ヶ月迷っていました。
最終的に買うことにしたのは、「持ってるだけでおもしろい本だから」でした。
たとえ多変量解析の勉強そのものに挫折してしまったとしても、
マーケティングの分析手法を競馬という例で解説しようという小口さんの発想がおもしろいですし、
何度か中断しながらも、なんだかんだでそれなりに勉強するのではないかと思ったからです。
数学が実務的に使われるのが見たい。
著者の小口さんは、長年マーケティングに携わったという経歴の持ち主。
実務的な数学を扱ってきたマーケターのようです。
私が知っているマーケターというと、森岡毅さんです。
テレビのバラエティ番組「日曜日の初耳学」で知りました。
森岡さんのキャラクターそのものがおもしろいのもありますが、
得意な数学を生かして数々の企業を再生させてきたことを知り、
と思いました。
「マーケティング」だとか、「マーケター」という言葉や、それが指し示す物事や人を見かける機会が増えましたが、
まだまだ私の中では、定義があやふやでいったい何をするのか、どんな職能を持つ人たちなのか。というのがよくわからないでいます。
多変量解析を学びながら、そこらへんもなんとな〜くわかるようになれたらなと思っています。
著書のおしらせ
2023年7月11日に 『重回帰分析を知った30日後、競馬予想デビューしてみた。』 をKDP出版いたしました。
この本は、「重回帰分析」を学んだ段階で、
実生活にいろいろと活かせた私自身の体験や感動から生まれた本です。
多くの専門家は、さまざまな「多変量解析」の手法を紹介・解説して一冊の本にまとめあげていますが、
私の本で扱うのは、多変量解析の初歩にあたる「重回帰分析」に限定しています。
ですから、将来専門家を目指すような方には、不足が多いと思います。
しかし、「重回帰分析」を学んだだけでも、
学んだ人のニーズに合わせて、さまざまな「予測」が可能になります。
この体験が、さらに「多変量解析」そのものへの興味・関心を深め、
データ分析を通じて、論理的に最適解を求める姿勢が育めると考えています。
著作としては拙い部分もあるのですが、
「多変量解析の入門書」の入門書のような位置づけとしてお読みいただければ幸いです。
あなたには、以下のような体験はありませんか。
「長年の経験やカンからまちがいはないものの、根拠としては弱いような気がして、強く主張できなかった」
「法則性や傾向があることはわかっているけれど、要因が複数あるため、どれが決め手になるのかつかみ切れず、もやもやした」
「自分や他者が決断を下すとき、現実味のある数値を用いて、その先に起こることが示されていれば、積極的にスピーディーに決断できるのにとじれったい思いをした」これらのお悩み、「多変量解析」で解決できるかもしれません。
本書では、「多変量解析」の中でも「予測」のデータ分析手法である「単回帰分析」と「重回帰分析」を御紹介します。
しかも、Googleスプレッドシートとアドオン「XLMiner Analysis ToolPak」を用いますので、
未経験の方、専門外の方でも簡単に重回帰分析が行えます。本書は、「多変量解析の入門書」の入門書のような位置づけをめざしていますので、
以下のようなことに力を入れています。
重回帰分析を行うにあたり、どんな種類のデータを用いるべきかをていねいに示す。
単回帰分析について数学的な解説(紹介レベル)
架空の4人家族の話を通じて、回帰分析の理解やアドオンのすごさをお伝えする。
著者 新が 重回帰分析を競馬予想に用いた体験や反省点を示す。私自身は、重回帰分析を独習するのに30日かかりましたが、
この本は、私が独習するにあたり、
(こんな本があったらもう少し早く重回帰分析デビューできたのに)と思って書きました。ですから、本書には、読後数時間で重回帰分析デビューできるように、知っておくべき事柄を盛り込んでいます。
全ての事象には 原因や要因、きっかけとよばれることがらがあり、
また導かれた結果には複数の要因がからんでいることがあります。重回帰分析を行うことによって、ある条件を満たした数値によって表された「要因と思われるもの」と、「結果となるもの」の間の関係性の有無やその程度が明らかにできます。
原因と結果は、どんな人の人生にも生活にも必ず存在するものです。
「データ分析なんて、自分の人生に関わりがないだろう」と思っていらっしゃるあなたにこそ読んでほしいと思います。
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