試験会場に確実にたどりつけ!【 大学入学共通テストにむけて 】
大学受験とは試験教科や科目の勉強がすべてではありません。
いかに質のよい日常生活を過ごすかも重要なポイントです。
教科・科目の指導は、すでによい先生が携わってくださっているでしょうから、
元・再受験生の私は、実体験に基づいた試験当日までの注意点や会場での過ごし方などについて書いてみようと思います。
指定された試験会場は生活圏内か?
現役生の場合は、通っている学校からさほど遠くない施設が試験会場に指定されますが、
現役生でない場合は、出願順が大きく関わっているように思われます。
これは私の体験ですが、出願開始日に手続きした場合は、自宅からわりと近い試験会場になりました。
また、ある年は、出願開始日から数日経って手続きしたので、公共交通機関を使って30分程度の試験会場が指定されました。
非現役生の試験会場は、出願順で機械的に決められているとは思いませんが、
その人の現住所からおよそ30分〜1時間程度でアクセスできる試験会場が複数あり、
収容数が決められているならば、
出願順は、会場指定のかなり優先的な基準となっていることでしょう。 試験会場が指定されたら必ず調べておきたいのは、試験会場への公共交通機関を用いたアクセス方法です。
公共交通機関を使って乗り換えなしで30分以内。であれば、十分生活圏内といえますが、
乗り換えの有無を問わず公共交通機関を使って、30分〜1時間程かかる場合は、生活圏内とはいいにくいですよね。
不慣れな土地へ移動し、しかもそこでまる一日頭を使って心身ともにヘトヘトになるわけですから、
前もってアクセス方法をしっかり調べておくことは、試験当日のストレスを低減させることができます。
アクセス方法を調べる
現住所から試験会場へのアクセスは、乗り換えアプリやネット検索でわりと簡単に調べられると思います。
その際、日時と到着時刻を指定すれば、アクセス方法が効率よく調べられます。
調べておきたいこと
バスの場合は、
- バスの路線名・路線番号
- 乗車するバス停名
- 発車時刻
- 降車するバス停名
- 到着時刻
- 運賃
- 降車してから会場までの徒歩ルート
電車の場合は、
- 路線名
- 乗車駅名とホーム番号
- 発車時刻
- 降車する駅名
- 到着時刻
- 運賃
- 降車してから会場までの徒歩ルート
です。
往路はリミットバージョンまで調べておく
1月中旬の寒い時期に、大人数が不慣れな土地を目指して、わらわらと移動するのですから、
アクシデントなくたどりつける方が奇跡だと思ったほうがいいと思います。
また、不安を煽るわけではありませんが、緊張が心身に思わぬ不調をおよぼすおそれもあります。
そこで、入室開始時間ごろに到着できる便と、
入室期限の10〜15分前ごろに到着できる便を調べておきましょう。
会場に早く着いても、試験室は入室開始時刻までは閉鎖されていますので、さむ〜い廊下で待つことになります。
試験中は、廊下に試験監督が待機していますので、その人たちのための暖房器具がつけられていますが、
試験開始前ならば、その暖房器具をつける理由もないので、寒いままなんですよね。
受験生に付き添ってきた保護者の待合室も準備されてはいますが、何十人何百人の付き添いは想定されていないので広い部屋ではありませんし、そもそも付き添いではないので、なんとなく入るのがはばかられるでしょう。
受験生の待機室まで準備している会場もあるにはありますが、やっぱり収容数には限りがあります。
ということは、入室開始時間の5分前後ぐらいに試験会場に到着できるぐらいがちょうどいいのです。
そして、もし可能ならば、入室期限の10〜15分前に着席できそうな便があれば、それも調べておきましょう。
当日、緊張で思いがけない体調不良(多くはお腹のトラブルですね)に見舞われるかもしれません。
余裕で行動できる便には間に合わなくても、あともう一本ある!と思えば、気も楽になり、体調も改善されるかもしれません。
復路は試験終了から30分後の便を。
1日目土曜日は、リスニングまで受ける人がほとんどだと思います。
試験が終わったら、一刻も早く家に帰りたいと思うのはみな同じ。
試験会場の収容人数にもよりますが、一斉に受験生が退室するので、
階段が大混雑します。
また、試験会場までのアクセス方法はさまざまですし、(現役生によっては自分の学校で受けられる場合もある)
一日中張り詰めた気持ちの緩め方も人それぞれ。
いろんなことが重なって、階段を降りるのに10分前後かかることもあるのです。
そして、リスニングは、解答用紙回収・数確認だけでなく、リスニング機器の回収・数確認もありますので、結構時間がかかります。
こうしてみると、少なくとも15分〜20分程度は、試験会場周辺にとどまることになりますので、
バスや電車の時刻は、試験終了から30分程度あとの便を調べておくとよいでしょう。
一月中旬はあなどれない。
共通テストが行われるのは、毎年1月13日以降最初の土曜日と日曜日。
まぁ、ざっくり一月中旬ですね。
気温が低く、地域によっては降雪もある時期です。
路面が凍結して、車の流れが鈍くなるおそれもありますよね。
天候上の理由から何が起こるかわからないところへきて、
将来を決める大イベントを抱えた人が大勢行き来するのですから、本当に何が起こるかわからないと思っておいたほうがいいと思います。
実際に公共交通機関を利用して、試験会場の下見ができれば申し分ないことですが、
事故や感染症のおそれもありますので、無理はしないようにしましょう。
前日金曜日に防寒着のポケットに入れておくといいですよ。
自家用車の利用は避けて。(受験生を見守る方へ)
年末年始もなく、一心に勉強に打ち込む子供を見ていれば、何かしてやりたいと思うのが親心。
感染症対策にもなるし。と、自家用車での送り迎えをお考えになる方もあるかもしれませんが、
せめて「送り」だけはひかえていただきたいと思います。
子を思う親の数だけ路上に車があふれ、そのぶんだけ渋滞します。
そして、その渋滞は受験生の不安や焦りにつながり、これまでつちかってきた力が十分に発揮できないおそれすらあるのです。
共通テスト期間は、特別な我が子ではなく、大学受験を考えている十何万人のひとり。とみなして、試験会場と家との往復に関しては塩対応で。(笑)
そのぶん、お子さんが試験会場と家で快適に過ごせるように心をくだいてあげてください。
ほかにもいろいろ書いてます♪
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