試験日のタイムテーブルで生活してみる【 大学入学共通テストにむけて 】
大学受験とは試験教科や科目の勉強がすべてではありません。
いかに質のよい日常生活を過ごすかも重要なポイントです。
教科・科目の指導は、すでによい先生が携わってくださっているでしょうから、
元・再受験生の私は、実体験に基づいた試験当日までの注意点や会場での過ごし方などについて書いてみようと思います。
タイムテーブル、把握してる?
大学入学共通テストの試験日程をイメージできていますか?
1日目の1教科・科目はなんですか?
お昼の休憩は何時から何分ありますか?
などなど・・・。
「えっ、勉強の追い込みで忙しいのに、そんなことする必要ある?」
あります。
追い込み勉強も大切ですが、これは、視界がせばまった試験中のことしかイメージできていません。
まだまだ試験両日が「非日常」の状態になってしまっているのです。
「非日常」で平常心を保つのは、とてもエネルギーがいること。
つちかったポテンシャルが活かせないまま、試験を終えてしまうおそれさえあるのです。
脳の使い方を試験日程とシンクロさせる
1月に入ってからやってほしいことは、「脳の使い方を試験日程とシンクロさせる」ことです。
具体的に言うと、教科・科目を勉強するとき、試験日程(タイムテーブル)に合わせます。
たとえば、再受験時の私だと、
倫理・政治経済→国語(古典→評論→小説)→英語(筆記)→リスニング
数学ⅠA→数学ⅡB→化学→生物
で勉強することとなります。
目標は、教科・科目ごとで細切れな状態ではなく、各日の試験教科・科目がひとつづきになるようにすることです。
ドミノや芋づるみたいに、必要な順にアウトプットされるように、脳や体に流れを覚え込ませます。
また、タイムテーブルに忠実に動いてみることで、気づくこともいろいろあるはずです。
朝イチの疲労の少ない時間帯に英語をガーッツリ勉強していたけれど、実際には夕方の緊張と脳の酷使で疲れが出てくる時間帯に英語をやらなきゃいけないから、ペース配分が大事だな。とか、
太陽光の強さや傾き、夕方になって少し冷えてくることで、英語をやるころはこんな体感覚なんだな。とか、こんなメンタルになるんだな。とか。
どの試験も、100%の気力・体力で臨めればいいのですが、
気力・体力は環境資源と同じで有限なもの。
使えばなくなるのです。
この「資源を消費する」ペース配分の巧拙も、試験においては重要な要素といえます。
「試験日」を日常にする
試験は「非日常」のイベントですが、タイムテーブルを意識しながら勉強・生活することで、
脳やメンタルに「日常」と認識させることで、当日のパフォーマンスを高めます。
「人間は、毎日決まった時間(タイミング)にやる行動は、努力と認識しなくなる」
ある行動を習慣化したいとき、毎日決まった時間やタイミングに行うようにします。
ごはんを食べたあとに歯を磨く。とか、
3時になったら、机周りの掃除をする。など。
習慣化できれば確実に自分にメリットがあるのに、三日坊主に終わってしまう経験は誰しもあると思いますが、
これは、時間やタイミングがバラバラでおっくうになってしまうから。
試験の際に感じるのは、おっくうではなく、焦りやパニックだと思いますが、これは順番を追っていないから。といえると思います。脳内の引き出しをタイムテーブル通りに並べておけば、アウトプットがスムーズに行えるようになります。
練習は本番のように。本番は練習のように。という名言もある通り、
大学入学共通テストをを習慣や日常レベルに落とし込むことで、当日のパフォーマンスを高めましょう。
土日をタイムテーブル通りに行動してみるのもよいかもしれませんね。
見直しノートで一日の流れをつかむ
試験日を日常レベルに落とし込むため、まずは一日の流れをざっくりとつかんでおきましょう。
2日ワンセットとし、タイムテーブルにできるだけ忠実に過ごしながら、戦略的なペース配分を行います。
記事を読んで、見直しノートを作ってくださった場合は、見直したい項目が受験する教科・科目順に並んでいるので、それを繰り返し目に映すことで、タイムテーブルが感覚的に掴めてくると思いますが、
「見直しノート?何それ?」という方は、受験教科・科目をタイムテーブルに並べておいて勉強しましょう。
ちなみに、「見直しノート」の詳細はこちら。
ほかにもいろいろ書いてます♪
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