劇的ビフォーアフターで惹き寄せろ!【生き残れ!読書感想文は自己表現のサバイバルゲームだ!】
人は劇的ビフォーアフターに惹き寄せられる
人間、生きているといろいろな悩みや問題に遭遇するものです。
しかし、それを自発的・能動的に解決しようと動ける人は意外と少ないのではないでしょうか。
やろう、やらなきゃ。とは思っているんだけど、今ひとつエンジンがかからない。
どこか他人事のようにとらえ、なかなか決断できずに、ずるずると先延ばしてしまうのは、
モデルケースがないからかもしれません。
悩みや問題は解決したほうがいいのですが、その際、先例・前例があると、
行動に移しやすくなる人は多いのではないでしょうか。
行動を起こしたことで、よい結果が得られた例があると、
たとえそれが100分の1の確率であったとしても、
「自分が、その100分の2の成功者になれるかもしれない」と希望を持てるのです。
逆に、先例・前例がないと、自分が最初の実験台にでもなったような気持ちになってしまいます。
自分の問題なのですから、他者の成功例があるかどうかにこだわっている場合ではないのですが、
一歩踏み出す前に、たとえ数は少なくても成功した例があるという希望を持ちたいのが人間の性というものなのでしょうね。
より確実に効果を得たい!
たとえば、この人間の性を利用しているのが、ダイエット関連のサービスや商品ではないでしょうか。
ダイエットをしなければならないけれど、知識やサービス、商品が巷に溢れかえっていて、
もはや選べない。
しかし、それでもなんとか可能性のありそうな方法を調べます。
自分と似たビフォーの人はいないだろうか。
その人は、成功して明るいアフターを手に入れ、維持できているのか。
コスパ・タイパはよいだろうか。
できれば、短期間のうちに効果が得られ、それでいて楽に長期的に体型・体重が維持できるものならいいな。
などなど。
(ソースは私です)
そして、サービスや商品を提供する(売りたい)側は、
これらの思いを汲み取ったような宣伝・情報発信をします。
2〜3ヶ月程度で、10kg減のダイエットに成功し、
しょぼくれた様子のビフォーから、自身に満ちあふれた姿(アフター)を対比させた宣伝をよく見かけますね。
(ああ、このサービス・商品を手に入れれば、自分も2〜3ヶ月のうちに10kg減量できるかもしれない)
と思う人が出てくるわけです。
先例を示すことに意義がある
人間の体は、急激な変化に対応する能力を持ち合わせているとはいえませんので、
短期間で効果を求めれば、その分、急激な揺り戻しやフィードバックが発生します。
(ダイエットの場合は、リバウンドですね)
体や健康に関しては、急激な変化は望ましくないものなのですが、
この劇的なビフォーアフターは、意義のあるものだと思います。
ほとんどの人は、サービスや商品にたどり着かないのでしょうが、
それでも、(行動すれば、短期間で効果を得られることもあるんだ)という先例を頭に刷り込まれるはずです。
自分にあった別のサービスや商品・方法を見つけ、行動に移した人もいることでしょう。
つまり、これまで行動を起こすことに消極的だった人に希望を与えただけでも、
劇的ビフォーアフターを示すことには意義があるのです。
読書感想文も、これと同じです。
自身の内面で起こった劇的ビフォーアフターを表現して、
読み手(多くは先生などの大人)を惹きつけましょう。
読書前後の自分を対比する
読書感想文は、自己表現・自己PRのための文章です。
まずは、本の中の登場人物と自分を徹底的に対比し、
その上で、本を読む前、読んだあとの自分の内面の変化を思いっきり書きましょう。
読書感想文は、読書体験を通じて(きっかけにして)起こった自身の内面や行動の劇的ビフォーアフターを書くものですから、本の内容にふれる必要はありません。
変化の要因は、サービスや商品なら価値そのものであり、購入した人にしかわからない秘密のようなものです。
それを無料や労せず手に入れられてしまったら、購入する意味がありませんよね。
読書感想文も同じです。
自身の変化に焦点を当てるべきで、変化の要因となった本の内容を詳細に書く必要はないのです。
「え〜、そんなに変われるなら、私も読んでみようかな」という反応を起こせばいいですし、
「この子をこんなに変えた本ってどんなもの?どんなだよ!」と興味をもたせれば勝ち。
「この子の将来、どうなるんだろう?どんな大物になるんだろう、楽しみ!」なんて思わせたら、
読書感想文として成功したといえるでしょう。
ましてや、あらすじは読書感想文に不要の最たるものなんですね。
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