毒物劇物取扱者試験 過去問からわかったこと(法規準備編)
直近5年分の過去問を分析して、市販の教本を使わずに試験勉強をすることにしました。
まずは、とっつきやすい「法規」分野を一気に片付けることにしました。
毒物劇物取扱者試験で扱う「法規」について。
毒物劇物取扱者試験で「法規」として出題されるのは、
「法律」と呼ばれる「毒物及び劇物取締法」
「政令」と呼ばれる「毒物及び劇物取締法施行令」
「省令」と呼ばれる「毒物及び劇物取締法施行規則」
の三つです。
一口に「法規」と言っても、三つもあるのか~。と驚きました。
「法律」の存在は知っていましたが、「政令」や「省令」があり、それらからも出題されると知って慌てました。
略称から三つの法規の関係性を考えると、
「法律」が軸となっていて、「政令」「省令」が「法律」の細かい部分を定めているという印象でした。
法規をプリントアウト
試験対策をするならば、「法律」だけでなく、「政令」「省令」も勉強しなければならないとわかったので、
これらをプリントアウトしてみました。
その分量、B5用紙にして111ページ分。
目に負担がかからないよう、まぁまぁ大きいフォントサイズにして刷ったからというのもありますが、結構な厚みになりました。
印刷する前は、黙読してやろうと思っていたのですが、紙の分厚さを見て断念しました。
次に考えたのが、「音読したものを録音して、それを二倍速で聞くこと。」でしたが、
非効率なのでやめました。
あの紙の厚さを見てしまうと、私が考えていた上記2つの方法は、ほぼ無策に近い無謀なものです。
安全で効率の良い勉強方法を考えなくては、わざわざプリントアウトした法規も無駄になってしまう。
そこで、過去問5年分と照らし合わせ、用いられた条項をリストアップしてみることにしました。
毒物劇物取扱者試験「法規」分野の傾向
2010年〜2014年の福岡県の過去問から、出題された条項をリストアップして、
傾向がわかってきました。
出題数は、「法律」がかなりの分量を占め、「政令」「省令」は同じぐらいの量だとわかりました。
得点率アップのためには、「法律」をしっかりやることが重要なようです。
また、5年分の過去問からリストアップしていく際に、取り上げられた回数も数えておき、
蛍光ペンや色ペンを使って、出題頻度を三段階に分けて、色付けしていきました。
色付けのルールは次の通り。
5年中、4回、5回とかなりの頻度で出題されているもの→黄色の蛍光ペン
5年中、2回、3回出題されたもの→水色の蛍光ペン
5年中、1回出題されたもの→青のペン
リストアップした時点で、「法律」の分量が多いのはわかりましたが、
出題回数も「法律」が多いことがわかりました。
黄色の蛍光ペン(5回中4〜5回の出題)は、そのほとんどが「法律」に集中していて、
「政令」は1つだけ。「省令」にいたってはひとつもありませんでした。
つまり、
とにもかくにも、「法律」をガッツリ覚えろ。
ってことですね。
プリントアウトも無駄じゃなかった。
市販の教本を買っていたら、こんな大変な作業をしなくてもよかったのかもしれませんが、
法規の分厚さが体感でき、大変な資格に挑戦しようとしているんだな。と思えましたし、
過去問と照らし合わせたことで、出題傾向がわかりました。
これは、自分の手を使ったからこそ得られた収穫です。
こうしてみると、プリントアウトするのもまんざら無駄じゃないんだなと思いました。
プリントアウトじゃなくても、wordや文字検索可能なPDF形式にしておいて、
出題された部分に印をつけていく。という方法だと、印刷の手間が省けていいかもしれません。
しかし、検索するときに手でめくったりできないので、これはこれで一長一短あるのかもしれませんね。
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