1枚のA4用紙が家庭内感染を防ぐ【新型コロナウイルス襲来セリ!】
感染症は家族も当事者意識をもって
病院で新型コロナウィルス陽性と判定されたら、
「新型コロナウイルス感染症患者の方へ」なんてタイトルの注意書きをもらって帰ってきます。
陽性者本人への注意事項だけでなく、
同居する人への注意事項も書いてあります。
先に夫が感染したので、この注意書きも私が陽性となる数日前から家にあったのですが、
本人あての注意事項だと思って気にも留めてなかったというのが、
よくなかったですね。
通常、病院でもらってくる紙は、治療を受けた本人に関するものが多いので、
1日か2日ぐらいほったらかしていたのですが、
その間に、夫と接触することがあるわけですから、感染しちゃったわけですね。
風邪・インフルエンザ・新型コロナウィルスなどの感染症については、
家庭内で家族が感染するおそれがあるので、
ある意味、家族も当事者意識をもって病院からのお知らせと向き合うのがよいと思いました。
紙の大きさが家庭内感染を防ぐ?
感染症は、個々人が抱える病気とは違うんだという認識をどれだけ速やかにもつことができるかが、
家庭内感染の拡大をとどめるカギになってくると思うのですが、
改めて、夫と私が病院からそれぞれもらってきた注意書きの紙を眺めてみました。
夫がもらってきたのは、A4用紙2枚に印刷されたもの。
私がもらったのは、A5用紙に両面印刷されたもの。
印刷内容はどちらも全く同じものでした。
(おそらく、厚労省などにテンプレートがあり、各都道府県でカスタマイズできるようにしてある)
A4用紙に両面印刷が正解
A4用紙2枚に印刷
夫がもらったA4用紙2枚に印刷された注意書き。
左上をホチキスで留めてあるので、
私のように、「この紙に関係あるのは夫だけでしょ?」なんて早合点してしまう人には
せっかくの情報が伝わりません。
罹患時や家族に患者がいる場合、小さな文字を読むのは苦痛なので、
A4用紙に印刷してあったことは本当にグッジョブだと思うのですが、
両面印刷にすれば、見落としが防げたのではないかと思います。
A5用紙に両面印刷
実は、この記事を書くまで、しっかり見ていませんでした。
なにしろ紙が小さいですから、文字が小さくなるので、読む気がしないのです。
これは、高齢者の方がかかることが多い病院だったら、
リスクを高めるおそれがあります。
若い人、健康な人だって、病気のときは文字を読むのはつらいでしょう。
ましてお年寄りだったらなおさらです。
また、感染症の場合、かかってる当の本人はウイルスが体から去るのを待つぐらいしかできないので、
対策を講じ、実際に行動に移すのはまだ元気な家族ということになります。
両面印刷されているのはすごくよかったと思うのですが、
大切な情報を小さな紙に押し込めちゃったのはよくなかったですね。
私の結論としては、
新型コロナウィルスに関する注意書きは、
「A4用紙に両面印刷がベスト」だと思います。
そして、家庭内感染を防ぐには、家族に当事者意識をもたせることが重要です。
『家族の方にも読んでもらってくださいね』と念押しするか、
いっそ、
『家族の方に渡してください』と指示を出してください。
内容もアップデートが必要
家族への注意書きで気になったのが、情報の古さです。
「令和5年5月8日以降、『濃厚接触者』としての外出自粛は求められません。」
2023年7月31日現在、それはもうあたりまえです。
それよりは、控えたほういいこととか、気をつけたほうがいいこと、
特に家庭内での感染対策についての注意を厚くするほうがいい。
「不織布マスクの着用や手指消毒」とか
「高齢者等ハイリスク者と接触を控える」なんてのは、
この4年間で身にしみてます。
「家庭内での感染対策」と同じ大きさで扱う必要はあるのでしょうか。
ちょっとまだ書き足りないので、記事をあらためます。
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