「正十二面体とベクトル」を解いて感じたこと【大学入学共通テスト】
実は3回ぐらい解いてます。
ブログにて数学の解法を示しているので、
私のことを数学が得意な人だとお思いになる方があろうかと思いますが、
実は、理系科目が好き。なだけで、得意なわけではありません。
ですから、現役の再受験生だったころは、当時のセンター試験の数学の問題などを、
四苦八苦しながら解いていました。
ですから、問題を目にしたとたんぴひゃ〜っと解法が浮かび、
迷うことなくペンを走らせることができるすごい理系の人たちがうらやましいです。
実は、今回のベクトルの問題も3回ぐらい解いて、
なお、ブログを書いている最中にも、手直しを加えてようやく仕上げました。
本来ならば、2021年の共通テストの数学2Bの問題すべてに対する所感を述べるべきなのですが、
数列までの記事を書くのと、ベクトルの記事を書くのに、少なくともひとつき以上は間があいていますので、
もはや数列以前の問題についての所感を述べられるような記憶がありません。
(解いて、記事にまとめたら、ほぼ忘れちゃいます)
ですから、今回は、ベクトルの問題を解いたときに感じたことだけ、書いてみようと思います。
敵前逃亡するなかれ
過去問を解いたり、ふだんの勉強での手応えや定期テスト・模擬試験の結果などから、
自分にとって得意な分野・苦手な分野の別がなんとな〜くできあがっていると思います。
ベクトルは、平面ベクトル・空間ベクトルがあり、
次元が高くなるほど煩雑で難しい印象を持つことと思います。
今回の問題も、正十二面体というエグそうな立体の図が付されているので、
「ぎょえ〜、空間ベクトルの問題?」と
解く前からへっぴり腰になってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、実際には、ていねいな誘導のついた計算問題でした。
つまり、誘導にうまく乗れて、ポイントをおさえて、あわてず確実に計算できれば、
ある程度の得点が可能となる問題だったわけです。
正十二面体にビビる必要はなかったわけですね。
先入観を持つなかれ
よく勉強をしている人ほど、自分の得意も苦手も把握しています。
だからこそ、身構えてしまうのではないでしょうか。
センター試験の過去問やセンター模試の問題を解いた人なら、
- 誘導にうまく乗る
- ポイントを押さえる
- あわてない・確実に計算する
なんてことはわかりきっています。
解くたびにミスを見つけ、気をつけなきゃなぁ。と思ってきたことでしょう。
それでも、同じようなミスをしてしまうのが、本番のこわいところなんですよね。
60分で4つの大問を解くわけですから、
ベクトルを解くのは、残り20分あたりになろうかと思います。
数列までで散々苦しめられ、
いよいよベクトルだ、もう少しがんばるぞ!と思った矢先、
正十二面体がど〜ん!と目に飛び込んでくれば、
戦意喪失する・げんなりするというネガティブな反応を示す方も少なからずいらっしゃるでしょう。
でも、ベクトルまできたのですから、
めげずに懲りずに、まっさらな気持ちで取り組んでみてください。
もしかしたら、クールダウン的な問題かもしれませんよ。
以下の記事一覧に他のボリュームのブログカードを載せています。
途中のボリュームからお読みになった方はこちらからどうぞ。