AI vs 人間:得意不得意の違いを知って上手くつきあう【ChatGPTを使ってみよう!】
私のプロンプト能力が未熟だったために、うまく実行されないGASコードを生成してしまったChatGPT。
なんとか実行されるコードになるよう、再び共同作業をしてもらうことになりました。
鬼のエラーつぶし
やってほしい操作を書き出して、
ChatGPT にコードを書いてもらい、
コピペして実行するも、エラーが出る。
そこで、このエラーをコピペするのですが、
まぁ、ChatGPTのけなげなこと。
私が人間仕様の指示を出しているからうまくいっていないのに、
「申し訳ありません、間違っていたようです」なんて言いながら、
修正したコードを示してくれたうえ、
どういう操作が行われるかを簡単に説明してくれるのです。
あなたが悪いんじゃないから〜〜〜!
と、こっちが申し訳なくなるぐらいでした。
とはいえ、このけなげさにほだされて、
コードを実行できないままにしておいては意味がありません。
ある意味、心を鬼にして、
エラーの情報をコピペして、エラーを徹底的に取り除きました。
私:「こんなエラー出た!」
ChatGPT:「すみません、このエラーの原因はここがこうだったからです。
だから、直したコードはこれですね。」
私:「ありがとう。(教えてくれてもわからないんだけどね)で、貼り付けて実行っと・・・」
GAS:「実行開始・・・ ダン! エラー!!」
私:「うわぁ〜、今度は別のエラーが!!」
ChatGPT:「すみません このエラーの・・・」
こういうループを3、4回繰り返したすえ、
なんとか実行される(目的のJPEG ファイルが削除される)コードが出来上がりました。
ねぎらっても遠慮はするな
自分ではやれないけど、要求、要望は多い。という人に出会った場合、
解決する能力を持ち合わせた人は、なにかとめんどくさい思いをします。
(私も、その立場になることが多いので、気持ちがわかる)
そんなわけで、ChatGPTに人間っぽさを感じてしまう私は、
ついついChatGPT にも遠慮してしまっていました。
しかし、相手は機械。
そんな遠慮はいらなかったのでした。
ある意味、私は、
ChatGPTが、「こちらが納得するまで、淡々とていねいに対応してくれる」ことを
真に理解していなかったのだと思います。
人間と同じく、AI だって大いにねぎらうべきなのですが、
遠慮は禁物ということです。
人間が遠慮してしまえば、彼らは間違いを修正する機会を失います。
人間の特性がAI を育てる
AI は、答えに近いものを提示はできますが、
本当に正しいかどうかまでは自ら検証していない、または検証できないのです。
人間にできること・おおいにするべきことは、AI にはできない検証作業を担うこと。
人間が検証を重ね、修正を加えることは、
AI がよりよい答え、限りなく正しい答えを導き出す頻度を高める手伝いをすることにつながります。
人間に得意・不得意があるように、
AI にも得意・不得意があるようです。
「シンギュラリティ」とか、「AI に仕事を奪われる」とか、
一方的な危機感にとらわれたり、将来を悲観するのではなく、
人間同士の関係のように、相互に補完し、高め合えるような関係を築けるようなマインドを持ち合わせていたいものだなあと思います。
時代の流れに合わせて、自らを変容させたり、他者に歩み寄ったりできるのは、人間だけですもんね。
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