そうか。授業はプレゼンテーションだったのか!【高校非常勤講師奮闘記】
授業≒プレゼンテーション?!
PowerPointは、プレゼンテーションソフトといわれます。
パソコンを長らく使ってきた私がPowerPointに手を出せずにいたのは、
この「プレゼンテーション」という言葉の意味のとらえかたが狭かったからかもしれません。
ウィキペディアによると、
プレゼンテーション(英: presentation)は、情報伝達手段の一種。聴衆に情報を提示して、理解を得るようにするための手段である。特に視覚情報が重視され、視覚情報伝達手段の一種と定義されている場合もある。日本語ではプレゼンと略称されることも多く、特に広告業界では早くから浸透している。
私のイメージするプレゼンテーションとは、
パリ〜っとしたスーツのビジネスマンが、
暗がりの中、白い光に照らされたスクリーンの前に立ち、
レーザーポインターなんて使いながら、
写真やグラフなどを多用しながら、自社の商品を売り込む。というものでした。
(でか〜い会議机に、ふかふか黒レザーの椅子に、恰幅のいいおじさまたちも並んでおります)
私は「商品を売り込む」業種ではないので、あまり関係ない。と思っていました。
しかし、「知識を植え込む」と置き換えれば、たしかに。
授業もプレゼンテーションの一環といえます。
さらにウィキペディアを読みすすめると、概要には、以下のようにも書いてありました。
作品、計画提案、研究成果、開発商品などの情報を、聴衆に対して発表し、伝達することの意味であるが、(中略)
プレゼンテーションの際は、実際に形のないものを簡潔かつ分かりやすく説明すること、そして情報を的確に伝える、資料(視聴覚、配布資料等)の準備、情報を適量平易に提供することが求められる。このため、図表や音声・映像のほか、実際に触れる試作品など、様々な情報提供が成されるのが一般的である。
簡潔かつ分かりやすく説明し、的確に伝える、図表や音声・映像などを使い、情報を適量平易に提供し、
定着させる
もう、ここまでくると、「授業=プレゼンテーション」といっていいと思います。
活用すれば教育的効果は大きいのに、デジタル環境が整っていなかったこと、
そういう便利なものがあるのに知らなかったため、板書で事足りるようにしてきたことで、PowerPointの活用方法を考えることもなく、今まで来てしまったように思います。
私の来し方はこんなところですが、
学校の方は、一限あたりを45分と設定していたため、効率よく授業するためにはICT教育の充実が欠かせなかったのだろうと思います。
(今さらながら、学校の意図は読み取れる)
少しやさぐれます
ここからはちょっと愚痴です。(笑)
小テストが数種類あったので、テストの実施、採点済みの答案用紙の返却や正解を板書する(やり直しさせるため)ことに時間が取られ、授業時間は実質30分を切りました。
そこへきて、生徒と教える側との歯車が噛み合うまでには、時間もかかります。
前任者と生徒との関係によっても、この問題は大きい。
(途中交代すると、後任者は前任者の何倍もエネルギーをかけなければなりません)
生徒との人間関係構築は、PowerPointではどうしようもないところですが、
効率よく授業時間を使うという点においては、PowerPointは大いに助けてくれました。
高校非常勤講師奮闘記の記事一覧
ほかにも細々書いています。よかったら御覧ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません