配点別に色ペンで採点すれば効率的!【高校非常勤講師奮闘記】
学校の先生ってすごいなぁ。と思ったのが、
定期テストなどの採点作業の速さですね。
どの先生も速い!音速かッ!光速かッ!ってなぐらいの速さでした。(汗)
一方、経験も少なく、要領がよいほうでもない私は、かなりスモールステップ化して、採点をしていました。
正確さを期すためのスモールステップ化なので、そのぶん時間がかかっていました。
(スピードアップなんて夢のまた夢です)
そんなとろ〜い私が、効率よくちょっとスピードアップできそうなアイディアに出会いました。
職員室内を移動中、カラフルな解答用紙の束を見つけました。
ある先生が、いろんな色のペンで採点していらっしゃったのです。
「えっ、ペンの色、変えてもいいんですか?」
と尋ねると、
「そうですねぇ。別に赤じゃないといけないとも聞いていないので・・・」
と飄々・淡々としたご様子。
なるほど!これなら、計算しやすい!
その先生のアイディアを拝借することにしました。
点数の低いものは、設問数も多いので、赤いボールペンで。
記号や2〜3字程度の漢字のことが多いので、呪文のように正解の記号などを反芻しながら、機械的に採点していきます。
正誤判定をしたら、マルの数を数えて小計を出しておきます。
次に、その次に配点の高いもの(3点とか)を、赤いサインペンで正誤判定し、小計を書き留めていきます。
ちなみに、大問ごとに採点するのではなく、配点ごとに採点していました。
後半は、記述などの配点が高いものになっていきます。
高配点のものは、青や緑などのサインペンを使っていました。
記述の場合は、採点するうちに部分点の基準がゆらぐことがあるので、担当しているクラス(同じテストを受ける)が複数あるなら、ある程度まとめて採点するほうがゆらぎが少なくて済むんですよね。
投げやりなのか、苦し紛れなのか、はたまた最後まで諦めない!と思うのか、
生徒たちはニュアンス解答を連発してきます。
こっちもどうにかすくってあげられないかと思うものの、
やっぱりニュアンス解答ですから、部分点も無理だったりします。
こういうニュアンス解答をさせないよう、授業中に手を打っておかねばならないのですが、
そうはいっても、一朝一夕やひとりの講師の力ではどうにもならないところもあるんですよね。
採点業務は、苛立ちと諦めのせめぎ合うしんどい作業でした。
ただ、テストを返すとき、「緑(青)のところは、しっかり方針を決め、基準を設けて採点していますので、もう(点数は)動きません。」といえるので、これは色ペン採点のよさだなぁ。と思います。
生徒の方も、赤いボールペンや赤いサインペンに採点ミスがないか、チェックするのに集中できていたようですからね。
採点するペンの色に特に指定がない場合は、配点ごとに色を決め、採点してみるのもおすすめです。
高校非常勤講師奮闘記の記事一覧
ほかにも細々書いています。よかったら御覧ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません