この世には2種類の「紙」がある【紙があるから神が来ない?!】
現状ツリーを書くうちに気がついた。
なぜやりたいことリストの消化率が上がらないのか。という問題の原因を探るため、
現状ツリーを書くうちに、「そもそも論」的な気づきを得ました。
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「書く紙」の用途は2種類ある
ノートやルーズリーフなど、「書きつける紙」には、大きく2種類の用途があります。
それは、インプット用とアウトプット用です。
インプットとは、未知のことを学んだり、知ることにあたります。
この場合は、時系列に並んでいるほうがよいので、
綴じてあるノートを使うのが最もよいでしょうし、コピー用紙やルーズリーフなどを使う場合は、
ナンバリングするなどの工夫を施すことで、検索性を高める必要があります。
一方、アウトプットとは、既知のことや、得たものを整理し、発信することにあたります。
この場合は、時系列に並んでいる必要はなく、(もちろん、望ましくはあるのですが)
書き出せるところから書いていって、後でまとめればいいことになります。
重要なのは、書きたいことがもれなく十分に書けることなので、時系列よりも、筆のノリや勢いを大事にできる環境づくりが必要となります。
アウトプットに必要なのは一時的な保管場所だった
ある意味、人生のほとんどをインプットに費やしてきたので、その保管や管理方法はまぁまぁ長けていると思います。
しかし、アウトプットについては、まだまだ初心者の域なのかもしれません。
アウトプットしたいことは、思い立ったとしても、即 他者に発信できるような形になるとは限りません。
自分なりの完成度を高めたいという気持ちが強くなり、時間がかかってしまいます。
つまり、数日から数年単位ではありますが、「一時的に」保管・管理する必要があるのです。
これらのアウトプットの管理は、
多くても数十枚レベルの紙が綴じられるノートやリングフォルダなどで行うべきではなく、
おおざっぱだけれど、でも必ずそこに収まっていると安心できるフォルダで行うべきだったのです。
あとは、「紙」を分けるだけ。と思っていた。
前回ご紹介した、「アウトプットしたものを受け止めるフォルダがない」というコアUDEよりも、
もっとコアなUDEなのが、
「インプット領域に属する紙と、アウトプット領域に属する紙が分けられていない」ことでした。
このことに気づいて、あらためて部屋を見渡してみると、
んまぁ〜、インプットの紙とアウトプットの紙がいっしょくたになっていて、
まさにカオス状態でした。(笑)
高次元で複雑に見える問題も、次元を下げ、できるだけシンプルにすることでアプローチすることができます。
はじめは、すぐアウトプットに取り掛かりたかったので、
アウトプットした紙をストックしておく蛇腹型フォルダを
お道具箱から久々に引っ張り出してきて終わろうと思っていましたが、
部屋がカオス状態なことに気がついてしまった以上、目をつぶるわけにもいきません。
というわけで、本棚やストック箱からありとあらゆる紙を出してきたのですが、
まだまだ問題は山積していたのでした。
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