ハーフ年末の6月こそ、大掃除をシフトしよう!
ここ数年、6月を「ハーフ年末」と決めて、年末にするはずの大掃除のほとんどをこなしてしまいます。その理由とメリットをお話してみようと思います。
きっかけは、「ハーフ忘年会」。
6月に「ハーフ忘年会」と称した飲み会を行うのが流行っているとニュースでいっていました。
これまでの労をねぎらい、来る夏の暑さに負けず、(どうせビアガーデン行くんでしょうが)
もう半年がんばろうね。という決起集会なんだそうです。
最近は、こういう「ハーフ」をよく見かけるようになりました。
生後半年の赤ちゃんに、「ハーフバースデー」。
10歳(小学校四年生)で、「ハーフ成人式」などなど。
じゃ、30歳ならハーフ還暦なんてのもありそうですね。
あんまりイベントが多くなるのもいかがなものかと思いますが、とはいえ、こまめなマイルストーンをもうけるのは、悪いことではありません。
勉強や、家事などに関してはなおさらです。
年末こそ忙しいのは、主婦と受験生。
このニュースを見たのは、「再受験生」の真っ最中であったので、
私にも何か活かせることはないかなぁ。と考えるようになりました。
まず、本来の年末(12月)に自分に降りかかるタスクを考えてみました。
誰が決めたんだか、日本の12月、主婦と受験生は忙しいです。
もちろん、ほかの人も忙しいでしょうが、この時期は外でのイベントが多いので、家族を家庭内のタスク要員に見込めません。結局気がついた人(普段からやっている人)がやるようになります。
さて、私の場合、以下の通りでした。
- 大掃除
- おせちづくり
- 食材の買い出し
- 受験の追い込み
「主婦」なら1から4となるにつれ、重要度が下がりますが、
「再受験生」は、逆に1から4となるにつれ、重要度は上がります。
つまり、「主婦」目線と「再受験生」目線では、重要度が反比例しているといえますね。
さらに、風邪やインフルエンザなどの流行時期でもあるので、さらにストレスフルな状態となります。
「再受験生」目線で考えることにした。
年明け1月にセンター試験がありましたので、受験の追い込みははずせません。
主婦業は、家庭を持っていれば生涯続きますが、
生涯において再受験生である期間は短いので、何のイベントをおいても集中することが必要になります。
もともと掃除が好きではないので、「大掃除」ならばなおさらなのですが、
それを気忙しい12月に行うとなると、勉強に対する集中力もそがれてしまいます。
そこで、心理的負担を減らすため、6月に「大掃除」をシフトすることにしました。
掃除が嫌いなのに、「大掃除」なんて。
「今年の汚れ、今年のう・ち・に~♪」
あのジングルが流れると、軽くイラっとします。(笑)
お菓子会社がチョコレートを売りたくて、バレンタインデーを大々的に宣伝したように、
これは、洗剤会社が洗剤を売りたくて、主婦に無理ゲーをしかけているとしか思えないのです。
だいたいねぇ、昔から続く伝統行事のようですが、昔の日本は家財道具も少ないし、油料理なんてしないから、換気扇などに油汚れもつかないし、あっ、そもそも換気扇がないし!
畳をひっぺがして、バンバンたたいてほこりを落とし、あちこちをささっと拭くのが「大掃除」だったんですよ。
それなのに、それなのに、それなのにぃ~。
本当にイラッとします。(笑)
そしてこういうとき、ふだんやっていない人ほど、張り切るんですよね。
日常生活とイベントをごっちゃにしているからです。
そういう人には「あ、じゃ、こことここと……。」とタスクを山ほど言いつけると、
翌年から言わなくなります。(笑)
こういうプチ小競り合いもやらなければならないので、年末はめんどくさいのです。
当たり前ですが、冬は寒いです。
油汚れなどは落ちにくいですし、お湯や水、洗剤などの刺激で手も荒れやすいです。
そもそも「大掃除」には向かない時期なんですよね。
おすぎさん曰く。
と悶々としていたころ、映画評論家のおすぎさんが、
「アタシは、大掃除なんてしないわよ。だって、ちょこちょこきれいにしてれば、一気にやる必要なんてないでしょ?」と。
テレビの前で、ぶんぶん頭を振ってしまったのでした。(笑)
おすぎさんのちょこちょこ具合に比べれば、かなり粗いちょこちょこ具合でしょうが、掃除する頻度を増やして「定期的な掃除箇所」とすることで、年末の「大掃除」の負担を減らしました。
一年に一回は掃除すればいいのなら、別にいつやったっていいのです。
タスクを細分化することで、心理的負担を減らす。
私にとって「掃除」は、気が重いタスクです。しかし、どうしてもやらなければならないタスクでもあるので、徹底的に細分化することにしました。
Googleアカウントを持っていれば、カレンダーやその他のアプリと連携して、自分だけのスケジューラーが作れます。
家事こそ定期的なタスクが多いものなので、Google Calendar(グーグルカレンダー)で何カ月ごとにやるべきかを設定し、IFTTT(イフト)で、Todoist(トゥドゥーイスト)と連携させておけば、その日にやるべきタスクがTodoist(トゥドゥーイスト)に表示されるようになります。
また、Google Calendar(グーグルカレンダー)には通知機能があり、メモ部分に、掃除の手順とか、必要なものなどの注意事項を記入して、メールによる通知を設定しておけば、メモ内容を見ることもできます。
気が進まないことは、いきなり取り組むと失敗します。
そして、「ほら、やっぱりやりたくない。」とネガティブな感情ばかりを学習してしまうのです。
まずは、
- すべて書き出し
- 重要度を把握し
- 順番を決め
- 細分化して
- 細かく振り分けます。
- 一回のアクセスで把握できるようにすることも大切です。
物事がおっくうになる最大の原因。
物事がおっくうになるのは、所要時間の把握ができないことが最大の原因といえます。
なんとなくめんどくさそうだからと先延ばしにしていたことをいざやってみたら、思ったよりもあっさりと済んでしまい、拍子抜けしたことはありませんか?
これは、所要時間の正確な把握ができていないために、「めんどくさそう」というイメージばかりが加算されて、またさらに所要時間の把握ができなくなる。という負のスパイラルが起こっているからです。
また、「所要時間」には、「準備にかかる時間」も含まれています。
たとえば「掃除」なら、体ひとつでできるものではありません。掃除道具も必要ですし、手順も知っておく必要があります。毎年同じタスクをこなすのに、当日毎回手順を調べたり、道具を準備するために買い出しに行かねばならなかったら、それだけおっくうになってしまいます。
こういう準備も含めての「掃除」なので、道具を準備するための買い出し日をスケジューリングしておくことも必要ですし、当日はスケジューラーに一回アクセスすることで、道具も手順もわかるようにしておけば、それだけ気軽にとりかかれることになります。
めんどくさいかどうかは、計ってからにしろ。
一時期、めんどくさいと思うこと(多くは家事ですが)をこなす際に、キッチンタイマーのストップウォッチ機能を使って計っていました。自分が思うよりもそんなに時間がかからないことがわかったのと、副次的にタイムトライアルのような状態になり、早く終えられたりすることもありました。
ほかにも、洗濯機を回しておいて、それまでに何か別のことをこなすとか、オーブントースターやコンロでお湯をわかすのと競争しながら、家事をする。などの「家電と競争」は今もよくやっています。(笑)
6月こそ「大掃除」に最適。
6月は、「大掃除」に最適な時期ではないかと思えてきました。
気温の面で有利。
家事のほとんどは、「科学」が関係しています。実は、主婦はサイエンティストなのです。
「汚れ」を落とすには、化学と時間と力が必要ですが、このうち化学と時間をうまく使えば、8割方解決できます。6月は気温もまぁまぁ高いので、汚れもゆるみやすく、化学的に有利な時期なのです。
また、7月8月ほど暑くないので、動きやすいのも大きいですよね。
衛生面で有利。
カビが生えやすい時期でもあり、ホコリには大量のカビや細菌が増殖するそうです。よって、この時期に大掃除をすることによって衛生的に過ごせる可能性が高くなります。
なお、10月ごろにもう一度カビ対策をしておけば、冬の風邪やインフルエンザ対策にもなるそうです。
精神面で有利。
6月には祝日もなく、特に大きなイベントもないですし、新生活を始めた家族がいても、少し落ち着いてくることなので、気忙しさがありません。大掃除要員に見込めない人たちがそれぞれ別の場所で「拘束」されているので、マイペースに「大掃除」ができます。
のんびりした12月を過ごしたいなら。
この記事を書きながら、あらためて6月って、「大掃除」には最適の時期なんだなぁ。と思えてきました。今年からは再受験生ではありませんが、なにしろキャパシティが小さいので、12月のイベントで唯一シフトできる「大掃除」を6月にやってしまって、12月でなければできないことに集中しようと思います。
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