糖質制限をして体をととのえよう【 大学入学共通テストにむけて 】
大学受験とは試験教科や科目の勉強がすべてではありません。
いかに質のよい日常生活を過ごすかも重要なポイントです。
教科・科目の指導は、すでによい先生が携わってくださっているでしょうから、
元・再受験生の私は、実体験に基づいた試験当日までの注意点や会場での過ごし方などについて書いてみようと思います。
カラダはタンパク質でできている
森永製菓のホームページよりの引用となりますが、
ヒトの体組成は以下の通り。
【成人の体組成(体重60kgの場合)】
水分 : 62.6%
タンパク質:16.4%
脂質:15.3%
ミネラル:5.7%
糖質:1%未満
タンパク質は、水分に次ぐ成分なのがわかります。
極端な言い方をすると、「人間のカラダはタンパク質でできている」のです。
また引用になりますが、
タンパク質は、体の中のあらゆる場所に存在しています。筋肉、臓器、皮膚、骨、毛髪などの主要成分として存在するほか、体の機能を調整するホルモン、酵素、抗体などの材料でもあります。
私が注目したいのは、ホルモンですね。
癒やしホルモンといわれるセロトニン、
覚醒作用のあるオレキシンなど、受験生に必要なホルモンは、タンパク質から作られています。
それなのに、ついつい勉強のお供やストレス発散で摂取されるのは、炭水化物や糖分なんですよね。
糖質の摂取は血糖値の乱高下を引き起こす
脳がエネルギー源として利用できるのは、ブドウ糖だけだ。といわれ、そのブドウ糖は炭水化物や甘いものに多く含まれているので、頭をよく使う受験生が、つい甘いものに手を出してしまうことの免罪符となってきました。
しかし、「人間は、体内の糖質が枯渇すれば、タンパク質が変成したケトン体を利用する」ことがわかり、
糖質制限ダイエットなどが提唱されるようになってきました。
たしかに、炭水化物のとりすぎは、その後のパフォーマンスを下げるな〜。と思った体験があります。
おいしそうなパンがあったので、お昼に食べました。それも欲張ってしまい、普段の食べる量よりも多く。
すると、食後1〜2時間後に、強烈な眠気が。
勉強しなければならないのに、睡魔と闘い、結果負けて寝てしまいましたし、
お腹いっぱい食べたはずなのに、お腹が空くのです。
これは、急激な血糖値上昇により副交感神経がはたらいて眠気が起き、
血糖値が下がり平常に戻ったとしても、高い時に比べればかなり低いので、偽りの空腹感(血糖値下がりすぎてますよ〜)が生じたと思われます。
やることをすべてやりきったことへのご褒美としての炭水化物は、たとえその後強烈な眠気におそわれても寝ればいいだけなので問題ありませんが、
食後、精力的に勉強したい場合は、炭水化物や糖分のとりすぎは避けるほうがよいと思います。
タンパク質は万能
では、タンパク質の何がいいのか。
血糖値が安定
まず、血糖値に影響しません。
お腹がすく。とか、眠気におそわれる。というのは、血糖値が乱高下することが原因です。
その点、タンパク質は血糖値の上げ下げに関与しないので、血糖値を安定させることができます。
アタマがクリアな状態で、バリバリ勉強できたように思います。
心身が安定
また、タンパク質はホルモンの材料ですので、
ホルモンが安定供給され、心身安定した状態になります。
消化が早い
胃腸に負担がかかりにくく、夜はしっかり眠れます。
現在のヒトは、肉食のヒトの子孫なんだそうです。(草食のヒトもいたが絶滅したという)
ということは、消化器は肉に対応しているけれど、植物性の消化には対応しきれていないとも考えられます。
寝ていても消化しなければならない、または寝てしまったら消化活動がストップしてしまうとしたら、眠りが浅くなってしまいますね。
潤いが保てる
筋肉って、水分保持に役立っています。
また、空腹対策にもなりそうです。
食べ物もそのほとんどが水分なので、
体内の水分量が減る
↓
体内に栄養減(食べ物)がない!と脳が勘違い
↓
空腹のサイン
↓
まだ食べなくてもいいのに食べてしまう
という悪い循環になるんだそうです。
水分は体内のいろんなはたらきに欠かせないもので、もちろん脳にも必要です。
難しい理屈はわからないけれど、脱水症状が起こると頭がぼーっとしてくるのは経験的に理解できますよね。
オードリー春日ごっこをしてみる
受験生活を乗り切るには、積極的なタンパク質摂取が欠かせない。というのは、
なんとなくおわかりいただけたと思いますが、これを実践するのはなかなか難しいと思います。
そこで、オススメしたいのが「オードリー春日」ごっこ。(笑)
オードリー春日さんは、番組企画で東大を目指して受験勉強をしたり(もともとのポテンシャルも高かったようですが)、身体能力も高くて、いろんな競技に挑戦しては短期間で驚異的な記録を残していますよね。
また、大変な時期でも前向きでポジティブ。メンタルが安定しています。
蠱惑的な食べ物や飲み物が目の前にあるとき、
(もし、オードリー春日だったら、これを積極的に食べる(飲む)だろうか)
と考えてみてほしいのです。
マッチョモードなときの春日さんがコンビニで買いそうなものを想像してみてください。
サラダチキンやゆで卵、プロテインバーなど、タンパク質中心の食べ物ですよね。
菓子パンや缶コーヒーなどには手を出さないような気がします。
でも、マッチョモードではない私たちは、ついつい蠱惑的な食べ物・飲み物に手を出してしまいます。
午後からもバリバリと勉強したいけれど、ストレスもたまってきてる。
そんなときコンビニで新商品のスイーツやドリンクが出ていたら、
「まぁ、たまにはいいか。」と買ってしまう。
でも、その「たまには」、しょっちゅう言ってませんか?
このように、どうしても自分には甘くなってしまうのが人間の性というもの。
がんばりどきの今、高いパフォーマンスを維持するため、
期間限定で、糖質制限をしてみましょう。
ちなみに、オードリー春日ごっこをするのは、「ひとりのとき」限定です。
誰かと飲食をともにするときは、場や飲食を楽しんでくださいね。
ほかにもいろいろ書いてます♪
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