センター数学で気をつけていたこと【 大学入学共通テストにむけて 】
大学受験とは試験教科や科目の勉強がすべてではありません。
いかに質のよい日常生活を過ごすかも重要なポイントです。
教科・科目の指導は、すでによい先生が携わってくださっているでしょうから、
元・再受験生の私は、実体験に基づいた試験当日までの注意点や会場での過ごし方などについて書いてみようと思います。
私が再受験生のときに受けていたのは、大学入試センター試験なので、変更点があると思いますが、
当時やっていたこと、気をつけていたことを御紹介しようと思います。
センター数学には泣かされた。
この【 大学入学共通テストにむけて 】シリーズを書いていると、勉強内容はいうまでもありませんが、
自分が、メンタルを安定させることをかなり重要視して、あれこれ試行錯誤していたんだなと気づかされます。
殊、センター数学は最重要課題でしたね。
ちょっと脱線と言い訳をお許しいただきたいのですが、
私は、センター数学を受けるペルソナに全く合致していなかったな。と思っています。
試験内容や形式は、瞬発力に富む10代後半の脳を想定したものなので、いい大人になっていた再受験生の私には、数学解法に関する瞬発力がなく、いくら努力をしても報われなかったな。という印象が残っています。
時間に制限がなければ、高得点が取れたと思いますが、60分(センターはⅠA も60分でした)だと焦りが出てしまい、試験が終わってから解法を思いつき、「あ”〜〜〜〜」となったこともありました。
平常心が乱されると、書く文字の大きさやていねいさに影響が出ます。
手先のコントロールが利かず字が大きくなったり、紙面に限りがあるのはわかっていても焦りから文字を書きなぐってしまったり・・・。
現在実施されている大学入学共通テストの数学も、センター試験と同様、即答力・即解力が求められていると思いますので、とにかく、焦らないこと、平常心を保つことが大切です。
小さめの字を書き続けられる平常心を保つ
センター試験に関しては、最後の数年は、問題冊子がゆったりしたつくりになっていました。
以前は見開きページにびっしり問題が配置されていたので、別の空白ページを探し、ページをいったりきたりしながら解くこともあったのですが、見開きページに小問が1題から2題ぐらいまでに配置されることになったので、小問の下に解法スペースが確保できるようになっていました。
おそらくこの問題と解法が1ページにおさまるような問題冊子のつくりは大学入学共通テストにも踏襲されていると思いますので、
あとは、その解法スペースに収まる小さめの文字を書き続ける平常心を保ち続けるだけです。
しかし、平常心は何もしないで得られるものではありません。
7.5cm四方のふせんやB罫ノートを使って過去問を解き、文字の大きさを小さく保つ訓練をしてみましょう。
解答時間も設定してやってみると、焦りも疑似体験できます。
問題冊子は表紙から山折りにする
タイトルと最初の数ページに惹かれて買った問題集が、「あわてない」シリーズです。
著者の黒田惠悟先生は、ご自身でもセンター試験を受験されていると前著(試験場であわてないセンター試験)で書かれていたように記憶していますが、共通テストも受験なさっているのかな。
この問題集は、黒田先生がたくさんの過去問の中から「試験場であわてそうな」問題をセレクトし、どのぐらい時間をかけるか、解法のいとぐちがどこにあるかなどがコンパクトにまとめられています。
もう一月になってしまいましたので、あと2週間ぐらいなのに買い求めるのはもったいないような気もしますが、
数学がまずいんだけど、過去問は膨大にありすぎて、焦って手が着けられない。という方は、試してみてもいいかもしれません。
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この本の中で黒田先生ご自身が行っていた受験テクニックを御紹介します。
それは、解答開始の合図があったら、問題冊子を半分に折ることです。
問題冊子の表紙に書かれている注意書きには、「問題冊子を折ってはいけない」とは書いていないので、問題ないと思います。
黒田先生は、「縦長で半分になるように折る」とだけ書いていらっしゃったように思いますが、
私は、表紙から見て山折りにしていました。
めくりやすかったからです。
折り目によって、各ページが2等分されるので、7.5cm〜8cm程度の解法スペースが量産されることになります。
ふせんなどの小さな紙片を使って解法作成を練習していれば、スムーズに解法作成に取り掛かれることになりますね。
試験日までにたくさん「失敗」しておこう
前年の過去問は試験日直前まで残しておいて、それ以前の過去問と小さな紙片を使って解法作成の訓練をしておきましょう。
訓練ですから、たくさん失敗したり、焦ったりしても大丈夫。
原因を分析し、どう対処するかを考えておけば、傾向の似た問題が出たとき「デジャブ?」とばかりすらすら解けるかもしれません。
ほかにもいろいろ書いてます♪
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