自己投資のススメ:良質な情報発信のために【WordPressじまい】

WordPressじまいをします
2018年6月6日より7年近く運営してきた当ブログですが、
2027年3月末ごろをめどに閉鎖することにいたしました。
とはいっても、ブログの運営自体をやめるのではなく、プラットフォームを変えるので、
正確には「WordPressじまい」をすることになります。
これから数回にわたって、「WordPressじまい」の理由や、今後のことについて書いてみようと思います。
後に続いてほしいか?
2018年6月から約7年間、レンタルサーバーを使い、
WordPressでブログを作成してきました。
2023年にKDP出版を始め、
2024年夏に、月980円の使い道を考えるようになるまで、
これからもずっと、有料で情報発信をしていくのだと思っていました。
「なんで、情報発信する側がお金払うの?
受益者負担の原則からすれば逆じゃない。」と思うようになってからは、
2027年5月ごろにある更新は行わず、無料ブログで発信していくことを決めました。
とはいえ、レンタルサーバーを借り、ドメインを取得し、
四苦八苦しながら、自分だけのブログスペースを構築し、
記事を書いてきたことは、なんの後悔もありません。
私自身は、やってみてよかったと思っていますが、
では、これからブログをやりたい。という人に、レンタルサーバーを借りてのWordPressをオススメするか?
と自問すると、
あまりオススメはしません。
たぶん、一般ユーザーで、有料スペースを使ってブログを書く必要がある人は、
相当少ないと思います。
WordPressで有料ブログを作るということは
ここからは、「発信者の側が有償のブログ」を「有料ブログ」とさせていただきます。
まず、WordPressを使って有料ブログを作るには、以下の工程を踏まねばなりません。
- レンタルサーバーを契約する(土地を借りる)
- ドメインを取得する(住所を取得する)
- WordPress(CMS)でブログを構築する(店を建築する)
- プラグインでブログ運営を効率化する(家電を設置)
- 記事を書く(商品を置く)
- Google AdSenseに申請する(収益化)
CMSというのは、建築などに使う重機だと思ってください。
この1から4の工程は、わざわざ本になったり、Youtube動画になっていたり、
数年前なら、有料講座になっていたものでした。
つまり、なかなか手が出しにくいものだったんですね。
しかし、私がブログを始めた2018年頃は、Google AdSenseで収益化をしたいなら、
WordPressで有料ブログを作るのが必至であり、一般的でした。
記事を早く書きたいけれど、まずは上記の1から4の工程を踏まねばならず、
いざ構築できても、半年ぐらいは思いがけないエラーが出て、それの解消に1日費やしてしまったり、
そもそも、記事に必要なもの(スラッグ・タイトル・メタディスクリプション・見出しタイトル・アイキャッチ画像・記事中に挿入する画像など)を揃えるのに手間がかかり、なかなか書き出せませんでした。
徐々に効率化できるようになりましたが、めちゃくちゃ楽になったか。というとそうとはいえません。
これが楽しめる人じゃないと、ブログ運営は、有料無料問わず、難しいかもしれませんね。
まずは無料ブログで試してみる
「ブログをやってみたい!」と思っても、
ブログというメディアが御自身に合っているかどうかはわかりません。
実は、note がいいかもしれませんし、案外、Youtubeのほうが向いているかもしれませんし、
ポッドキャストがやりやすいのかもしれません。
まずは、無料ブログで試してみましょう。
ちなみに、ブログが合っていて、機能を充実させたいという欲求が起こるかもしれませんので、
有料版もあるプラットフォームがオススメです。
自分向きのプラットフォームを探そう
発信したい内容と、その発信を受け止めてくれそうなターゲット層が合致するプラットフォームを選びましょう。
日本におけるブログの老舗といえば、アメーバですが、
私のイメージだと、芸能人やファッション、ダイエット、女性が好きそうな習い事などの記事が多いように思います。
主要なターゲットは、20代以降の女性ではないでしょうか。
ここで、数学の記事を更新しても、(そもそもLaTeXを使えないようなので、書けないのですが)
ほぼ読まれないでしょう。
御自分が発信したい内容が含まれる「カテゴリ」の有無や、
そのカテゴリ内の記事数、全体に占める割合などがわかれば、
自分向きのプラットフォームかどうかはある程度わかると思います。
自分の発信したい内容とターゲット層が合致しているプラットフォームであれば、
その中で回遊してくれる可能性が高くなります。
ブログを書き始めると、数ある記事の中から選ばれるようにするには、ということを考えるようになり、
SEO(検索エンジン最適化)対策を行うようになりますが、
それでも限界があります。
また、Googleの検索アルゴリズムは、半年から1年ぐらいという、結構な頻度で更新されるので、
キャッチアップするのは ほぼ不可能と思います。(無理とあきらめましょう)
となると、読んでもらえる可能性を高めたいなら、人が集まっているプラットフォームでブログを書くのが手っ取り早いのです。
オーナーか店子か
また、オーナー志向か、店子志向かによっても、
プラットフォームや、有料・無料の選び方が変わってくるかもしれません。
店子志向の人
たとえば、記事を商品にたとえると、一刻も早く商品を売りたいが、店構えそのものにはこだわりがない。
という人は、店子志向の人です。
こういう人の場合は、商品(記事)そのものを重視しているので、
ターゲット層が合致した無料のプラットフォームを選ぶのがよいでしょう。
無料のスペースで、売ってきたけれど、自由度が低くて不便だなと感じるようになれば、
同じプラットフォームの有料版にグレードアップするとよいと思います。
オーナー志向
売る商品(記事)を重要視しているのはいうまでもないが、
できれば、自分でこだわりの店を建て、そこで売りたい。
と思われる方は、オーナー志向の人です。
自分でイチから組み立てたいという欲求があるなら、
レンタルサーバーを契約して、WordPress(CMS)で、独自のブログスペースを作るとよいでしょう。
本当に自由度が高いので、これはこれで楽しいと思います。
自分のコンテンツは、稼げるヤツか?
ちなみに、はてなブログのPro版でしたら、Google AdSenseの申請ができますし、自由に広告が貼られるようになります。
まずは、無料版でしばらくやってみて、
- 発信内容にメディアが合致しているか
- 発信内容にプラットフォーム(ターゲット層)が合致しているか
を確認してみましょう。
そして、ブログで収益化をしたい場合は、(アフィリエイトは別:私は門外漢です)
はてなブログのPro版にしてみて、Google AdSenseの申請をしてみましょう。
1,008円/月<AdSenseの月収益
すなわち、はてなブログのPro版の一ヶ月あたりの料金よりも、
Google AdSenseによるひと月の収益が多ければ、
御自身のコンテンツは、「稼げるヤツ」ということになりますね。
逆に、
1,008円/月>AdSenseの月収益
すなわち、はてなブログのPro版の一ヶ月あたりの料金よりも、
Google AdSenseによるひと月の収益が少なければ、
「稼げるコンテンツ」ではない可能性があります。
検索エンジンのアルゴリズムが、頻繁に変わりますし、
ブログが検索エンジンに認知されるまでにも、時間がかかりますので、
半年未満の短期間で「稼げるコンテンツ」かどうかを判断することはできません。
しかし、さまざまな特徴をもった生成AIが登場してきており、
人々の検索行動も変容していきますので、
私は、Google AdSenseで収益化をはかるのは相当難しいと考えています。
ですから、半年から1年ほどやってみて、赤字が出るようなら、ブログにおける収益化にこだわる必要はないかと思います。
ブログは、知的な資産と考え、別の収益方法を考えたほうが効率がいいと思います。
月1000円の自己投資
有益な情報発信を持続化する、良質なコンテンツを量産し続けるためには、
インプットに力を入れる必要があります。
アウトプットしようにも、インプット量が少なければ、いずれ情報発信そのものができなくなってしまいます。
そこで、Amazonの読み放題プラン、Kindle Unlimitedの利用を御提案します。
雑誌・漫画・書籍などが常時万単位で(9万とも500万とも書かれている)利用可能です。
私のような無名のKindle作家の本はもちろん、期間限定で商業出版だった本が追加料金なしで読めたりします。
知りたい情報や学びたいことがあったとき、まずはネット検索で情報収集して、これで事足りることもありますが、系統立てて学びたいときは、ネット検索では限界があります。
複数の著者の同テーマの本を読むことで、効率よく系統立った学びが得られるのは、KindleUnlimited利用のメリットといえるでしょう。
これも、無料で試せる期間がありますので、ぜひ読み漁ってみてください。
Kindle Unlimitedの利用は、お手頃ながら、大きなリターンのある自己投資だと思います。
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