税込価格から税額を求める【税込価格から定価と税額を求めよう】
今回がいよいよ最後、
税込価格から税額を求めます。
今回も電卓を片手に計算してみてくださいね。
税額は簡単だよ。
ちょっとおさらいになりますが、
定価=税込価格÷1.1で求められ、
(小数点以下切り上げの操作は省く)
税額を\( \ tax \ \) とし、定価を\( \ x \ \)、税込価格を\( \ \mathrm{T} \ \)とすると、
$$\begin{align}tax=&x\div10 \\\\ =&\left( \mathrm{T}\div1.1\right)\div10 \\\\ =&\frac{\mathrm{T}}{1.1\times 10} \\\\ =&\frac{\mathrm{T}}{11}\\\\ =&\mathrm{T}\div11\end{align}$$
そして、
税額の場合は、
小数点以下切り捨て、
つまり、「ガン無視でOK」です。
練習問題
それでは前回の10問を使って、
練習してみましょう。
答えは下にまとめて表示しますので、
ご自分の答えをメモしておいてくださいね。
第1問
税額はいくらか。
第2問
税額はいくらか。
第3問
税額はいくらか。
第4問
税額はいくらか。
第5問
税額はいくらか。
第6問
税額はいくらか。
第7問
税額はいくらか。
第8問
税額はいくらか。
第9問
税額はいくらか。
第10問
税額はいくらか。
答え
第1問 | 1,640円 |
第2問 | 4,881円 |
第3問 | 86,109円 |
第4問 | 10,630円 |
第5問 | 1,129円 |
第6問 | 4,818円 |
第7問 | 840円 |
第8問 | 195,454円 |
第9問 | 59,363円 |
第10問 | 27円 |
「三すくみ的」に示してみる
いかがでしたか?
税込価格は、定価に1.1をかけ、
定価は、税込価格を1.1で割って、小数点以下切り上げをし、
税額は、税込価格を11で割って、小数点以下切り捨てをすればよかったことが
おわかりいただけたと思います。
しかし、
(忘れちゃったらどうしよう。
また、このブログに戻ってくればいいけど、
毎度はめんどくさいよね。)
というお考えになることでしょう。
というわけで、税込価格、定価、税額の求め方を「三すくみ」的に図表にあらわしてみました。
これをこの表を描き写して、見えるところに貼っておき、
実践を積めば、いつかこの表もいらなくなることでしょう。
なお、図表には電卓操作がしやすいよう、かけ算やわり算を用いています。
スマホ電卓でも十分計算できるように
エクセルやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトや、
会計ソフトを使えば、もっと楽に計算できますし、
世の中には、会計に特化した電卓も販売されています。
定価または税込価格を入力して、専用のボタンをぽちっと押せば、
税込価格、または定価(小数点以下も表示)されますが、
その2つのボタンが欲しくてわざわざ買う必要があるか?
というと、疑問符が浮かぶ方が多いだろうと思います。
それよりは、Googleスプレッドシートなどの表計算ソフトで、
金額を入力すれば、税込価格や定価、税額が自動表示されるような
スプレッドシートを作成したほうが、いいように思いますね。
とはいえ、「え〜、スプレッドシートぉ?」という方もいるでしょうから、
上の「三すくみ」表を覚えて、電卓でポチポチ入力したほうが、
効率がよさそうですね。
どんなときでもスマホは持っているでしょうし、
スマホに入っている電卓で、十分計算できる内容ですからね。
以下の記事一覧に他のボリュームのブログカードを載せています。
途中のボリュームからお読みになった方はこちらからどうぞ。