経験則は正しかった?スプレッドシートでAdSenseレポートを分析する|22カ月のラストスパート!ChatGPTに学ぶGoogle AdSenseレポート

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スプレッドシート、作りました。
ChatGPTにGoogle AdSenseレポートの見方を教わってから、毎週水曜日に数値を記録するスプレッドシートを作りました。「水曜日」なのは、WordPressじまいをするのが2027年3月31日水曜日だからです。

入力するのは、
- 直近7日間の収益額
- 今月の収益額
- 残高(これまでの収益額)
- 直近7日間のページビュー
- 直近7日間のページのインプレッション収益
- 直近7日間の表示回数
- 直近7日間のクリック数
- 直近7日間のCPC
- 直近7日間のページCTR
の9項目です。
これら9項目を入力すると、
- 本来上げるべき週の収益額
- 本来上げるべき週のページビュー
- 8000円に到達する日付
- 8000円の達成予想日と目標日の差
- 前週の超過日数との差
- 全期間のページのインプレッション収益
- 全期間のページCTR
- 全期間のインプレッション収益
- 全期間のクリック率
の9項目が求められるようになっています。
1. 本来上げるべき週の収益額
入力時点での「2027年3月末までの残りの週数」と、「収益額(今月の収益額とこれまでの収益額)」から、「本来上げるべき週の収益額」を求めます。
本来上げるべき週の収益額=(8000-今月の収益額-これまでの収益額)÷2027年3月末までの残りの週数
で求められます。
2. 本来上げるべき週のページビュー
「本来上げるべき週の収益額」と「直近7日間の収益」、「直近7日間のページビュー」から、「本来上げるべき週のページビュー」を求めます。
本来上げるべき週のページビュー=本来上げるべき週の収益額×直近7日間のページビュー÷直近7日間の収益
で求められます。
3. 8000円に到達する日付
「目標日までに上げるべき収益」と「直近7日間の収益」、「入力日」から、「8000円に到達する日付」を求められるようにしました。
8000円に到達する日付=入力日+(8000-今月の収益額-これまでの収益額)÷直近7日間の収益×7
で求められます。
4. 8000円の達成予想日と目標日の差
「8000円の達成予想日」が「目標日(2027年3月31日)」からどのくらい超過しているかを求めるようにしました。
8000円の達成予想日と目標日の差=8000円の達成予想日-2027年3月31日
で求められます。
5. 前週の超過日数との差
また、「入力日の『8000円の達成予想日と目標日の差』」と前週のそれとの差を求め、比較するようにしました。
前週の超過日数との差=入力日の『8000円の達成予想日と目標日の差』-前週の『8000円の達成予想日と目標日の差』
で求められます。
経験則は正しかった?! AdSense収益はやっぱり「PV」次第
スプレッドシートを作る前から、その感覚はありましたが、作ってみてはっきりとわかりました。
2025年6月時点では、まったく間に合いません。
スプレッドシートを作り、記録を始めた2025年5月21日の
「8000円の到達予想日」は、2029年5月8日でした。
現状のままでは、4年かけても達成できるかどうかあやしいということです。
スプレッドシートを作り、週ごとのデータを入力したことで、私が解決するべき課題がはっきりしました。その課題とは、「ページビューを増やすこと」です。
極論ですが、「結局、Google AdSenseの収益は、ページビューがモノをいう」といえるでしょう。母数であるページビューが伸びないと、記事に含まれる広告も見られない・クリックされないからです。
ちなみに、私の記事の平均文字数は、2500字程度なので、広告の表示回数自体に問題はないと考えています。(表示回数をページビューで割ると、1記事あたり4.5個程度の広告が含まれていることがわかります)
記事に含まれる広告の数には問題がないのに、クリック数や収益が少ないのは、ページビューが少ないことに原因があると考えるのが自然です。2024年は、KDP出版にかまけていたので、読者と検索エンジンへのアピールがすっかりおろそかになってしまいました。更新頻度が下がったことが、このページビューの減少に表れているのでしょう。
また、がんばらなきゃなぁ。と思います。
比べるのは、過去の自分。全期間データが教えてくれたこと
ChatGPTやPerplexityを使って、個人ブログにおける各パフォーマンスの平均値を求めてみましたが、正確かどうかもわかりませんし、そもそもぴんとこない。
そこで、二回目の入金があった時期を調べてみました。入金は、2023年3月21日にあったので、2023年2月28日までで、8000円に到達していたことがわかります。
つまり、2023年3月1日からのリスタートし、2025年6月までに5523円の収益を上げているということになります。
そこで、直近7日間のパフォーマンスと、2023年3月1日から最新水曜日までの「全期間」のパフォーマンスを比べることにしました。
以下に示すのは、2023年3月1日から2025年6月11日までの「全期間」レポートと推定収益額とページビューのグラフです。

推定収益額(青い推移線)がわかりやすいと思います。2024年2月以降、収益が上がらなくなっていますね。2021年から、1年半ぐらい連日投稿していたのですが、2023年からKDP出版に力を入れるようになっていたので、更新頻度が下がりました。1年半の連日投稿の効果がこのあたりまで続いていたけれど、それ以降の更新頻度が低いため、収益額が極端に下がったのだろうと思います。
ページビューは、推定収益額から二カ月遅れて、徐々に下がっていますね。
他者の平均と比較するより、「全期間」と比較したほうがよいと思い、
- ページのインプレッション収益
- ページCTR
- インプレッション収益
- クリック率
も求められるようにしました。
全期間のパフォーマンスと比較することで、自分のブログの傾向や改善点が明確になったように思います。
全期間レポートからわかったこと。
クリック率は、全期間と直近7日間であまり変わりませんでした。
GoogleAnalyticsによると、私のブログの来訪者は、18歳から34歳の男性が多いです。この世代は、いわば「クリックしない世代」ですから、「あまり気にしなくてもいい」か、「気にしてもしょうがない」といえます。
そして、滞在時間が3分を超えているので、じっくり記事を読んでくれているようです。広告には、大きく分けて「クリック課金型広告(CPC広告)」と「インプレッション収益型広告(CPM広告)」の二種類があります。クリックに関する数値が高くないのに、収益があることから考えると、私のブログには「クリック課金型広告」よりも、「インプレッション収益型広告」が多く配信されているのかもしれません。
また、推定収益額とページビューのグラフから、
ページビューは最低でも50PV、できれば75~100PV/日を上回らないと、収益がのびないことがわかりました。
ページビューの4.5倍が広告の表示回数と考えられますので、
ページビューをのばせば、広告の表示回数も増え、そこから派生してクリック数やインプレッション収益も上がると考えられます。
PVと収益に相関性はあるか?更新頻度アップして検証します
ページビューをのばす方法としては、
既存記事のリライト、
広告の配置の見直し、
SEO対策のやり直し (記事タイトル、メタディスクリプションの修正) などが考えられます。
しかし、今のところ、既存記事の見直しは考えていません。
私の性格上、「ちまちま直すぐらいなら、新しくした方が早い!」と考えるだろうからです。
どちらかというと、Google AdSenseレポートを意識し始めてから投稿した記事によって、パフォーマンスがどう変わるかを見てみたいので、そちらに力を入れようと思います。
既存記事のリライトはするつもりがないのですが、GoogleAnalyticsやGoogleSearchConsoleにあるクエリから、来訪者が何を求めているかもわかっています。気分が乗ったり、時間的な余裕があれば、新たに書き下ろそうと思います。