締め切りを設けることの重要性【効率よくKDP出版したい】

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締め切りがあるってすばらしい

KDP出版をするまで、
私には「締め切りを設定する」という習慣も考えもありませんでした。

なにしろ、万年一匹狼状態なので、
締め切りを設定しても、あってないような状態に陥ってしまい、
そのうち設定することをやめてしまったのです。

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Lukia

唯一締め切りらしいものは、試験日ですが、
何かを納品するわけじゃないので、厳密には締め切りとはいえないような気がしています。

そんな調子だったので、第一作目は、
出版するまでになんと4ヶ月半もかかってしまいました。

これを反省し、2023年後半の目標と、
次回作の発行日(締め切り)を設定して、
第二作目にとりかかりました。

いざ設定してみると、
いい感じにピリッとできることがわかり、
内容の違いもありますが、バタバタしつつも2ヶ月半で出版できました。

この経験がとても楽しかったので、
当面の間は、KDP出版で発信しようと思い立ち、
コンスタントに発信するためには、
締め切りを設定することが大切だと思うようになりました。

極端な設定で問題をあぶり出す

しかし、そこは締め切り設定初心者の私のこと、
なかなかうまくはいきません。

「コンスタントに発信する」ということに重点を置いてしまい、
自分でも、ちょっと無理なんじゃないと思うスケジュールを設定してしまいました。

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まあ、極端なことをしてみないと、問題点が浮かび上がらないので、
ある意味、わざとでもあるんですが。

発信したい情報量が膨大なので、
ひと月から1月半で1冊というペースが最終的な目標であり、理想ではあります。

しかし、扱う内容的に、
そんなハイペースでの発信は、
いつまでたっても実現できないのもわかっています。

一旦、極端なスケジュールを設定してみて、
それが実現できない理由を考えてみたのでした。

私のボトルネック

私がKDPで発信したいのは、
訳出や古典に関するもの。

自分自身が伝えたいことを発信するためには、
過去の著述が不可欠です。

つまり、コンスタントな発信のため、締め切りを細かく設定しようとも、
そもそもベースとなる作品や著述のデジタルデータ化(いわゆる入力)ができていないと、何も始まらないということなのです。

ちなみに、ざっくりとしたリードタイム(所要時間)は、
『私訳 日本婦人論』の訳出を行う中で、
一連の作業や、それぞれの作業に必要な時間が洗い出せているので、
ほぼ把握できているといえます。

さらに、バッチ化できる作業も見つけられました。
訳出に関しては、一括置換作業を複数の文章で同時に行えば、
仮訳出(機械的にざっくりと訳すこと)も可能です。

これは、訳出をすればするほど、
データが蓄積されるので、
より本訳出が楽に行える仮訳出を生成することができます。

つまり、訳出の場合は、
著述の内容や、長さこそ異なるけれど、
作業の流れは画一的なので、
早い段階の作業をまとめて行い、
いよいよ本訳出でペースのばらつきに応じて出版のタイミングを考えた方が効率的だといえます。

逆に、コンスタントな発信スケジュールを組みたいなら、
仮訳出の段階で、文字数などを把握し、
スケジュールに間に合いそうな著述を選べばよいことになります。

漫画や小説のように、作品内の時系列に従って発行しなければ内容の把握ができないものもありますが、
私が扱うのは、ある意味、関連性の薄い「単発」なので、
読者のために、発行の順番にこだわる必要はありません。

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こだわるのは、発行する自分自身だけです。

ちなみに、現在も訳出作業や編集作業を進めている作品があるのですが、
その作品は、自分の中で組んでいるシリーズ内で、第3巻に相当するものでした。
しかし、発行までの作業スケジュールとその量、
発行日に対し、内容的に、第2巻よりはふさわしいように思い、
順番を繰り上げました。

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しばらく、「えっ、第2巻はどこ?」という状態になりそうですが、
そこはわかりやすいように断っておけばいいわけですしね。

「締め切り」を持つことで柔軟性が増した

これまでの私は、
自分で決め、自分で動くという、
「自己完結する人生」を過ごしてきたので、
締め切りを必要としませんでした。

あらためて考えてみると、「締め切り」というのは、
他者を意識し、他者との協調性をはかるために必要なものなのだろうと思います。

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一匹狼、一人親方状態の私には無縁のものでした。

しかし、締め切りを設定しないということは、
どの程度まで仕上げて「納品」するかという意識を持たないということでもあります。
つまり、いくらでも時間がかけられるので、
作業やタスクが膨張しまくって、しまいには手に負えない状態にまで陥ってしまうおそれがあります。

手間は惜しむべきではありませんが、
時間をかけたからといって、いいものが仕上がるとは限りません。

芸術家や小説家などであれば、
寡作でも十分意義深いと考えられますが、

私が発信するものは、そういう性質のものではないので、
かかった時間と労と著作数を相対的に考えたとき、
相当がっくり来ることは、目に見えています。

まずは、年間目標を立て、そこから締め切りを割り出すこと。
その締め切りが守れそうな著述を選び出すこと。

誰かに頼まれている、請われてやっていることではないので、
モチベーションを維持するには、コンスタントに発信することが重要です。
(間が空いてしまうと、頓挫させかねない)

締め切りを設定するというのは、
あくせく、四苦八苦する嫌なものなのではと思っていましたが、
ゴールや期限を設定することで、モチベーションを保ち、
着実にマイルストーンを踏んでいくために必要なものだったのですね。

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Lukia

いい勉強になりました。

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プロフィール

Author Profile
Lukia_74

元・再受験生、元塾講師、元高校非常勤講師。広島育ち。
中・高国語の教員免許を取得するも、塾講師時代は英語や数学ばかり教えていた。
思うところあって大学再受験を決意。理転し、数学Ⅲ、化学、生物を独習する。国立大学へ合格するも、2018年3月に再受験生生活にピリオドを打つ。
モットーは「自分の予定はキャンセルできても、生徒の予定はキャンセルできない」と「主婦(夫)こそ理系たれ」。
広島のお好み焼きとグレープフルーツが大好き。どっちかというと左党。楽しみはひとりカラオケ。
高校で教鞭を取った経験から、現在は「現代文」と「小論文」の指導力アップを目指し、自己研鑽中。最近は趣味として高校数学を解く。

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Posted by Lukia_74