人知れず「橋」を架ける【効率よくKDP出版したい】
『私訳日本婦人論』を訳出していた時に感じたことですが、
長く読み継がれる著作には、
時代を問わず共感できたり、学ぶべきものや、
現在に置き換えて考えるべきものが含まれています。
本来は、
現代に生きる人すべてが、文法知識や語彙力を培って、
オリジナルのまま読み味わえるのが理想なのですが、
それらを培う環境から遠ざかって久しい人には、ハードルが高いことです。
ハードルどころか、
棒高跳び並みの高さかもしれません。
しかし、
自力で読解できる日を期して、
読めずに終わってしまうのは、もったいない。
読者だけでなく、
発信しようと労を賭した著者にとってももったいないことです。
つまり、この両者の間に「橋」を架ける人が必要になります。
2023年後半からしばらくの間ですが、
私は、両者をつなぐ小さな「橋」を架けてまわることにしました。
幸い、国文学や文法などに関する知識は、そこそこ有しておりますし、
訳があれば、いいのになぁ。という著述と多く出会っています。
もちろん、第一人者とか専門家ではないので、
わからないところがあれば、わからない!と投げてしまうこともあるでしょうが、
後日、私の小さな「橋」を踏み台のようにして、
よりすばらしい訳や研究につなげてくださる方が出てくることでしょう。
なにしろ、「あらためて読むと、昔の人っていいこと書いてるじゃん。」と思ってくれる層を
広げ、母数を増やさなければ、伝統や文化の継承はなり得ません。
というわけで、私は
自分が読みたいと思ったものを訳し、それを公開する、
まさに「訳し散らかす」ことにしました。(笑)
あとは、これまでに出会った古典で、
「これは!」と思うものなどを
かつての中高生すなわち、現在大人の人たちに学んでもらえるような本を作りたいと思います。
発信したいことはいくらでもあるので、
少なくとも2〜3年は、枯渇しないでしょうし、
枯渇してくれないと次に進めない気もしています。
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